英検は何級から履歴書に書ける? 資格欄への書き方
英検の級を取得している場合、履歴書に書くことで英語力をアピールできます。しかし、具体的に英検何級から履歴書に書けるか、どのようにアピールすればよいかなどが分からないという方もいるのではないでしょうか。
この記事では、英検資格を履歴書に書く際のポイントや英語力をアピールする方法、他の英語資格との違いなどについて解説します。英検の資格を活かして就職活動を進めたい方は、ぜひ参考にしてください。
英検は何級から履歴書に書ける?
英検には5級から1級までの資格があるものの、履歴書でアピールする際には一定以上の級を取得しておくことが推奨されます。英検の級を履歴書に書く際の基準は次の通りです。
英検の履歴書への記載基準
一般的に、英検は2級以上の級を取得した場合に、履歴書への記載が推奨されます。準2級以下の資格を記載しても問題はないものの、英語力をアピールする効果はあまり期待できません。
英検2級以上が推奨される理由
履歴書に記載する基準として英検2級以上が推奨される理由は、日常生活で話せるレベルの英語力を証明するためです。
英検2級では筆記とリスニング、面接官とのスピーキングが出題され、高校卒業程度の英語力が求められます。これらに合格できれば、ビジネスの現場でも英語によるコミュニケーションができると考えられることが、英検2級以上が推奨される理由です。
履歴書への英検資格の書き方
履歴書に英検資格を記載する際のポイントには、次のようなものがあります。
正式名称と書き方のポイント
履歴書の資格欄には、英検の正式名称を用いて「実用英語技能検定〇級合格」と記載しましょう。「英検」はあくまでも略称のため、正式名称で記載したほうがビジネスパーソンとしての信頼感が高まります。
取得年月の記載方法
単に取得した級を書くだけでなく、合格した年月も正確に記載しておくことが重要です。例えば、「2020年6月 実用英語技能検定2級合格」など具体的に記載しましょう。取得年月を記載することで、いつの時点でそのレベルの英語力を身に付けたかが採用担当者に正しく伝わります。
英検の資格をアピールする方法
英語力を就職活動に活かすためには、単に英検資格を取得した事実を記載するだけでなく、履歴書の自己PRの欄や採用面接などでアピールすることも大切です。ここでは、英検資格をアピールする方法について解説します。
英検取得のアピールポイント
英検の資格をアピールする際は、取得後にどのような形で英語力を活かしてきたかを伝えることが効果的です。例えば、「英検の資格取得後に海外留学に行き、現地の人との交流で英語力を磨いた」や、「大学で開催された英語によるディスカッション大会で上位を獲得した」など、具体的なエピソードを盛り込むとスキルの高さがアピールできます。
また、英検取得によって身に付けた英語力を就職後どのように使いたいかを伝えることもおすすめです。「英語圏のスタッフとスムーズに連携し、海外市場への進出に貢献したい」など、将来の展望に触れることで、より良い印象を得やすくなります。
他の英語資格との比較と使い分け
履歴書でアピールできる英語資格には、英検以外にもTOEICやTOEFLなどがあります。
TOEICは主にビジネスシーンにおける英語のコミュニケーション能力を測定する試験です。英語を目と耳で理解するスキルを測る「TOEIC Listening & Reading」や、英語で伝えたい内容を筆記と口頭で表現するスキルを測る「TOEIC Speaking&Writing」などの種類があります。
TOEFLは、英語圏の大学や大学院への留学希望者向けの資格試験です。そのため、出題されるトピックは学術的なものが中心となっています。出題形式は、英検と同じくリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能です。
英検の取得には4技能のすべてが求められるため、英語力をバランスよく身に付けていることをアピールしたい場合に適しています。また、外資系企業への就職を希望する場合などは、ビジネス英語のスキルを証明できるTOEICがおすすめです。研究機関など、専門性の高い職種で英語力を活かしたい場合には、TOEFLがアピールにつながります。
これらの英語資格を複数取得している場合は、それぞれの特徴を押さえた上で、異なる観点から英語力をアピールすることが効果的です。
英検の有効期限と取得日の確認方法
最後に、英検で取得した級の有効期限と、取得日を確認する方法をご紹介します。
英検の有効期限の扱い
英検の資格には有効期限が無く、一度取得した級はいつの時点でも履歴書に書くことが可能です。ただし、取得後に長い年月が経っている場合は、その間に英語力が衰えていないことをアピールする必要があります。
取得日を忘れた場合の確認方法
英検の取得日は、合格証書に記載されている証書の発行日で確認できます。合格証書を紛失してしまった場合や、すぐに確認できない場合は、英検の公式サイトから「合格証明書」または「デジタル証明書」の発行を申し込むことで取得日の確認が可能です。
まとめ – 履歴書に適切に記載し英検の資格を活かしましょう
英検の資格を履歴書に書く際は、2級以上の取得が推奨されます。履歴書の資格欄には、英検の正式名称や取得級、取得年月などを正確に記載しましょう。また、取得後の経験やスキルを伝えることも、英語力をアピールするために効果的です。英語を活かして働ける企業に就職したい方は、ぜひ英検の資格を履歴書に記載しましょう。
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