更新日:2024年08月22日

転職での年収アップの相場は? 実現に向けてやったことも調査!

年収アップのイメージ画像

「年収を上げたい」という動機から転職する人は少なくないでしょう。しかし、本当に転職で年収アップできるのか、他の人はどのくらい上がったのかは気になるところ。そこで「クリエイト転職」では、直近5年間に転職したことがある人(「クリエイト転職」利用者に限りません)を対象に、年収アップはできたのか、実際に年収がいくら上がったのか、何割上がったのかなどを調査しました。その結果を「クリエイト転職」が紹介します。転職経験者は年収アップのためにどんな努力や工夫をしたのかも紹介しますので、あなたの転職活動にご活用ください。

アンケート調査概要

有効回答数: 事前調査4,260名、本調査441名
(最近5年間に転職し、年収アップした人)
調査期間: 2024/6/18~2024/7/12
調査機関: 株式会社ジャストシステム(「Fastask」利用)
調査対象: 全国20歳以上の会社員
調査手法: Webアンケート

転職で年収が上がった人の割合は?

過去5年間で転職活動をした人に、転職によって年収の上下があったかを調査しました。年収アップできた人は実際にどのくらいいるのか、データを見ていきましょう。

【Q1】 転職によって年収はどうなりましたか? かなり上がった(15.9%)、上がった(42.1%)、どちらともいえない(23.0%)、下がった(12.3%)、かなり下がった(6.6%)

アンケートの結果、年収が「上がった」と答えた人の割合は、42.1%と最多でした。「かなり上がった(15.9%)」も含めると、年収アップした人の割合は58.0%となり、過半数を超えています。

一方で、「下がった(12.3%)」「かなり下がった(6.6%)」の割合も一定数あります。転職する理由は人それぞれであるため、未経験の業界へチャレンジしたり、ワークライフバランスを重視して働き方を変えたりすることで、年収が下がるケースも考えられるでしょう。

転職での年収アップ額と年収アップ率

転職で年収が上がった人に対して、年収アップ額と年収アップ率を調査しました。友人や同僚にはちょっと聞きにくい、リアルな数字を覗いてみましょう。

【Q2】転職前後で年収額はどのくらい上がりましたか? 10万円未満(15.3%)、10万円以上~50万円未満(39.1%)、50万円以上~100万円未満(22.3%)、100万円以上~200万円未満(16.5%)、200万円以上(6.7%)

年収アップ額について調査したところ、1位が「10万円以上~50万円未満(39.1%)」、2位が「50万円以上~100万円未満(22.3%)」となりました。1~2位で過半数を占める結果を踏まえると、およそ50万円前後が年収アップ額の平均値と考えられるでしょう。

年収で50万円アップということは、月収換算で4.1万円程度の上がり幅。これを高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれですが、自分だったら日々の生活や貯金に回せる金額がどんな風に変わりそうか、具体的にイメージしてみましょう。

【Q3】転職前後での年収アップ率はどのくらいですか? 5%未満(8.5%)、5%以上~10%未満(24.0%)、10%以上~15%未満(32.8%)、15%以上~20%未満(15.5%)、20%以上~25%未満(10.3%)、25%以上~30%未満(2.5%)、30%以上(6.5%)

年収アップ率についても調査した結果、1位が「10%以上~15%未満(32.8%)」、2位が「5%以上~10%未満(24.0%)」となりました。10%前後が年収アップ率の平均値、年収アップ額は50万円と仮定した場合、「年収500万円の人が550万円になる」ような転職ケースが多いのではないかと推測されます。

転職による年収アップ実現のためにしたことは何?

年収アップを実現した人は転職活動の際、どんな工夫をしていたのでしょうか。具体的なテクニックや転職術について聞いてみました。

【Q4】転職による年収アップ実現のためにしたことは何ですか? 年収アップできそうな求人を探した(33.9%)、応募先企業と交渉をした(28.8%)、年収アップできる方法を調べた(25.3%)、他の人に相談した(23.5%)、異なる職種に応募した(22.4%)、異なる業種に応募した(17.7%)、スキルを高めておいた(17.3%)、資格を取得しておいた(13.8%)、履歴書・職務経歴書に力を入れた(12.7%)、自己分析に力を入れた(12.0%)、とくになし(11.5%)、面接でのアピールに力を入れた(8.3%)、その他(0.7%)

年収アップのためにやったことの1位は、「年収アップできそうな求人を探した(33.9%)」でした。2位に「応募先企業と交渉をした(28.8%)」、3位に「年収アップできる方法を調べた(25.3%)」が続きます。

また、自分の経験や得意を活かせる同職種、同業種で年収を上げる人もいる一方、あえて年収アップのために「異なる職種に応募した(22.4%)」「異なる業種に応募した(17.7%)」という人もいました。業界によって平均年収はさまざまなので、年収アップにつながりやすい業界へキャリアチェンジするのもひとつの手と言えるでしょう。

年収以外の面でも満足できた人が7割以上

どんなに年収アップできても、他の要素で我慢することの多い職場は働きにくいものです。転職活動で年収アップできた人へ、年収以外の満足度についても調査しました。人間関係、職場環境、福利厚生などの他要素においても、満足のいく転職ができたのでしょうか。

【Q5】転職によって、年収アップ以外の面も良くなりましたか? 大変良くなった(25.3%)、良くなった(52.5%)、どちらともいえない(18.0%)、悪くなった(2.5%)、大変悪くなった(1.6%)

アンケートの結果、「大変良くなった(25.3%)」と「良くなった(52.5%)」の合計が77.8%となり、年収以外の面においても満足のいく転職ができている人が多いと分かりました。年収だけでなく、仕事内容や福利厚生なども加味したうえで、自分に合った職場を見つけることができているようです。

【Q6】転職による年収アップは、思ったよりも簡単でしたか、難しかったですか? かなり簡単だった(13.1%)、簡単だった(47.2%)、どちらともいえない(23.5%)、難しかった(12.2%)、かなり難しかった(3.9%)

最後に、転職による年収アップの難易度について聞きました。結果は「かなり簡単だった(13.1%)」「簡単だった(47.2%)」の合計が60.3%となり、過半数が「思ったより簡単」と感じたようです。応募先企業の選定や給与交渉など、入社前の準備と対策を怠らなければ、年収アップは比較的容易にかなえられるものだと言えます。

アンケート調査結果のまとめ

今回の調査では、転職経験者の過半数が年収アップしていて、年収アップの相場は50万円前後だということが分かりました。「年収アップは思ったより簡単」と答えた人も多い結果でしたが、確実に年収アップを目指すなら、戦略的に業界、職種、企業を選んで準備することが大切です。

同業種・同業界への転職はもちろん、これまでの経歴が活かせる他業界への転職、未経験でも成果次第で高収入が狙える会社への転職などでも、年収アップを目指せる可能性があります。自分のやりたいことや理想の働き方と照らし合わせながら、どんな業界や企業へ狙いを定めるべきか考えてみましょう。

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