更新日:2024年07月04日

履歴書・職務経歴書で面倒に感じる項目ランキング! スムーズに作成する方法は?

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転職活動を始めるにあたり、履歴書・職務経歴書の記入が面倒に感じて、なかなか求人応募に踏み出せないという声はよく聞きます。特に初めて転職活動する際は、どうやって書けばいいのか戸惑いますよね。

「クリエイト転職」では、履歴書や職務経歴書を作成したことのある人を対象にアンケートを実施しました。転職経験者はどんな項目を面倒に感じ、どんな工夫をして作成しているのか見ていきましょう。

アンケート調査概要

有効回答数: 事前調査4664名、本調査550名(最近5年間の転職活動で、履歴書や職務経歴書を作成したことのある人)
調査期間: 2024/4/8~2024/5/31
調査機関: 株式会社ジャストシステム(「Fastask」利用)
調査対象: 全国20歳以上の男女
調査手法: Webアンケート

履歴書・職務経歴書で面倒に感じる項目ランキング

過去5年間に転職活動で履歴書や職務経歴書を作成したことのある人に、履歴書・職務経歴書の作成にあたり面倒に感じた項目は何かについて質問しました。

【Q1】履歴書・職務経歴書の作成にあたり、面倒に感じた項目は何ですか? 当てはまるものを全てお答えください自己PRの記入(57.1%)、志望動機の記入(54.4%)、学歴・職歴の記入(48.2%)、職歴詳細(職務内容、実績など)の記入(45.3%)、証明写真の撮影・貼り付け(43.1%)、フォーマットの選定・作成(34.2%)、書き損じに伴う修正・書き直し(30.9%)、活かせる知識・スキルの記入(30.7%)、基本情報(氏名、住所など)の記入(30.2%)、免許・資格の記入(28.2%)、本人希望記入欄の記入(21.5%)、封筒の準備(16.5%)、送付状の作成(14.5%)、印刷やPDF化(14.4%)、とくになし(7.5%)、その他(0.4%)、

アンケートの結果、最も面倒に感じた項目は「自己PRの記入(57.1%)」でした。次に、「志望動機の記入(54.4%)」「学歴・職歴の記入(48.2%)」「職歴詳細(職務内容、実績など)の記入(45.3%)」が続きます。

具体的に面倒に感じた理由を聞いてみると、「初めての転職活動で勝手が分からなかったから」「自分の売りが分からないから」「うまくアピールしたくて何度も推敲するので、かなり時間がかかってしまうから」といった声が挙がりました。自分のアピールポイントを探すことや、応募する会社にうまく伝わるように書くことに苦戦する人が多い印象です。

「記入」に関する項目以外では「証明写真の撮影・貼り付け」が43.1%と高い結果となりました。きちんとした服装を選んだり、撮影できる場所に出かけたりすることに面倒さを感じているようです。

一方で割合が低かったのは、「送付状の作成(14.5%)」「封筒の準備(16.5%)」「印刷やPDF化(14.4%)」といった、基本の書き方ややり方さえわかれば、あまり考えなくても対応できる項目でした。そもそもメールでの送付のみでOKで、封筒の準備や印刷は不要といったケースも最近では多いでしょう。

履歴書・職務経歴書の作成方法は?

履歴書・職務経歴書の作成方法はさまざまです。まず、市販の用紙を買う、インターネットでフォーマットをダウンロードする、フォーマットを自作するなど、何に書くかを選ぶことになります。手書きかPCでの入力かといった、書き方の違いもあります。

転職経験者はどのような方法で作成したのでしょうか。履歴書、職務経歴書それぞれで聞いてみました。

【Q2】履歴書・職務経歴書はどのような方法で作成しましたか? 市販(付録含む)の用紙に手書きで書く(履歴書は30.7%、職務経歴書は22.2%)、インターネット上のフォーマットを印刷して手書きで書く(履歴書は14.4%、職務経歴書は12.0%)、自作のフォーマットを印刷して手書きで書く(履歴書は3.1%、職務経歴書は4.5%)、インターネット上のフォーマットを使ってWordやExcelで入力する(履歴書は24.9%、職務経歴書は27.3%)、自作のフォーマットを使ってWordやExcelで入力する(履歴書は7.1%、職務経歴書は15.3%)、専用のソフト、アプリを使用する(履歴書は8.4%、職務経歴書は7.8%)、ブラウザ上でできる作成ツールを使用する(履歴書は10.4%、職務経歴書は10.0%)、その他(履歴書は1.1%、職務経歴書は0.9%)

履歴書の作成方法で最も多かったのは、「市販(付録含む)の用紙に手書きで書く(30.7%)」でした。続いて、「インターネット上のフォーマットを使ってWordやExcelで入力する(24.9%)」「インターネット上のフォーマットを印刷して手書きで書く(14.4%)」といった方法が挙がりました。

一方、職務経歴書の作成方法では、1位が「インターネット上のフォーマットを使ってWordやExcelで入力する(27.3%)」、2位が「市販(付録含む)の用紙に手書きで書く(22.2%)」となり、履歴書の作成方法と比較して1位と2位が逆転する結果となりました。

「履歴書は手書きで書くもの」というイメージが先行して、履歴書については手書き率が高かったのかもしれません。なお、応募企業からの指定がない限り、履歴書・職務経歴書ともに「手書きで書かなければならない」というルールはありません。重要なのは中身です。自分が面倒でない方法で作成してみましょう。

履歴書・職務経歴書をスムーズに作成する工夫

面倒に感じてしまうことも多い履歴書や職務経歴書。転職経験者が実践していた、スムーズに作成するための工夫について聞いてみました。

【Q3】履歴書・職務経歴書をスムーズに作成するために、どのような工夫をしましたか? 当てはまるものを全てお答えください。過去の自身の履歴書・職務経歴書を活用した(43.6%)、例文や見本を参考にした(43.5%)、作成方法等をあらかじめよく調べておいた(24.2%)、計画を立てた上で作成した(22.9%)、必要な内容を普段からメモで残していた(15.1%)、できるだけ作成しやすそうな方法を選んだ(14.9%)、スムーズに作成するための工夫はしていない(10.7%)、便利なツールやサービスを使った(10.4%)、専門家に相談した(5.1%)、その他(0.4%)

履歴書・職務経歴書をスムーズに作成するための工夫で最も多かったのは、「過去の自身の履歴書・職務経歴書を活用した(43.6%)」でした。僅差で「例文や見本を参考にした(43.5%)」が2位となっています。以降は「作成方法等をあらかじめよく調べておいた(24.2%)」「計画を立てた上で作成した(22.9%)」と続きます。

転職経験が何度かある人は自分の履歴書・職務経歴書を、初めて転職する人は例文や見本を調べて参考にしていると考えられます。インターネット上に作成例は多数載っているので、ゼロから作成しようとせず、ある程度テンプレートに頼ってみるのが、スムーズに作成するコツかもしれません。また、フリーアンサーでは、「オンラインで作成するようにして、手書きは避ける」といった回答もありました。

アンケート調査結果のまとめ

今回の調査の結果、履歴書・職務経歴書で面倒に感じる項目1位は「自己PRの記入」であることが分かりました。自己PRや志望動機でそもそも何をアピールすればいいのか分からないという場合は、いきなり書類と向き合うのではなく、自己分析や強みの洗い出しから始めてみましょう。ChatGPTなどの生成AIに相談してみるのもいいかもしれません。また、書類を手書きで作成するのが面倒という人は、Word・Excelや作成ツールを使ってみましょう(応募企業がパソコン入力可としている場合)。

なお、今回のアンケートでも分かった通り、過去の自身の履歴書・職務経歴書を活用している人はたくさんいます。最初は手間がかかっても、一度作った履歴書・職務経歴書は以降の転職できっと有効活用できるはずです。「今後の人生に役立つ書類を作る」とポジティブに捉えて、履歴書・職務経歴書作成に向き合ってみませんか?

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