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step1転職活動を始める前に…

vol. 2 転職するべきなのは本当にいま?


現在、転職活動をされている、または視野に入れている方に改めて言うことではないかもしれませんが、転職をするべきなのは本当にいまかどうか、もう一度考えてみてください。

転職活動の基本は「逆算」です

中には「転職活動を始めてから数週間で次の職場が決まった」という方もいますが、これはあくまでレアケース。 一般的に1~3カ月ほどかかると言われています。

情報収集、履歴書作成、応募の連絡、面接の段取り、さらには応募条件や採用基準の確認、自己PRの整理など、やるべきことは山のようにあります。
現在お勤めの方であれば、これらのことをすべて“空いた時間”でやらなくてはいけないため、必然的に時間がかかるのです。
無事に転職が決まったとしても、業務に必要な資格の取得や、事務作業のスキルアップのために別途時間を確保するケースもあります。

さらに大切なのは前職の辞め方です。
平穏無事に新たな一歩を踏み出すには円満退社がカギになります。引き継ぎ事項や残務処理にかける時間を読み違え、出社日を遅らせるような事態は絶対に避けなくてはいけません。スケジュールづくりは早めに始めましょう。

このように新天地で働くための準備はたくさんあります。 これだけの時間を“いま”とれますか? ということです。もし難しそうであれば、いつ頃なら可能か、無理のかからない転職スケジュールを組むことが、理想の転職活動ひいては理想の職場との出会いにつながるのです。

本当に“いま”その時間がありますか?

ちなみに転職市場が活性化するのは3~4月と9~10月だと言われています。
これは年度が変わるタイミングの人事異動や退職者の補充など、人の動きが多いこの時期に中途採用ニーズが高まるためです。
ただ、求人数が増えるということは求職者も増えるということ。言うなればライバルが多いわけです。
必ずしも転職を決めやすいタイミングではないことを念頭に置いておいてください。

【今回のポイント】
物事の優先順位を見極める

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