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step1転職活動を始める前に…

vol. 6 転職に適齢期はある?


求人欄に年齢制限が条件付きで明記されている場合があります。
こうした場合、対象年齢に含まれない方は果たして応募してもいいものか、迷うことがあると思います。結論から言うと、どうしてもやりたい仕事であれば自分で「ムリだ」と決めつけず、 応募するようおすすめします。

ただ、会社が年齢制限を設けているのには理由がありますので、「○○歳ぐらいであれば超えていてもOK」といえるものではありません。
その理由は募集企業によってさまざま。ベテランや新人など企業内の人員(年齢)構成のバランスや職務内容といったように、それ相応の事情があってのことです。

採用の可否は年齢だけで決まりません。企業は求職者の

といったように、あなたという人間をトータルに見て、「当社に必要な人材かどうか」を判断します。年齢はそのうちの要素の一つにすぎません。

そうした企業の内情を把握したい場合は、求人広告と同時に人材紹介会社など、企業側の意図をより詳しくつかんでいるサービスを利用することで、「年齢制限をする理由」が把握できれば、採用の可能性をある程度判断できると思います。

業界によって異なる転職者の平均年齢

それでは何歳ぐらいが“転職向き”なのでしょうか?

というように、転職に適した時期や、転職を急がせるようなことをよく聞きます。

しかしたとえば業種によっても、転職者の平均年齢はかなり変わってきます。
一例を挙げると、建設業界における施工管理職や設計職などに就くには、施工管理技士や建築士といった専門資格が必要です。
そしてその資格を取得するために実務経験が求められるため、資格保有者つまり第一線で働いている方々の年齢は必然的に高くなります。

また、昨今の建設ラッシュの影響から、施工管理や設計のお仕事は深刻な人手不足に陥っています。採用する企業としては、資格を持っていれば年齢を問わず積極的に採用しているため、40~50代といった年齢層の高い転職者が多い業界もあるのです。

将来設計を通じて、いますべきことが見えてくる

40代や50代で転職に成功している人は、 マネジメント能力やリーダーシップなど、管理職としての能力 を評価されています。
“世間の常識”に流されることなく、自分の将来設計とよく照らし合わせた上で判断しましょう。「自分にとって、転職に適した時期はいつなのか」を、冷静に考えた上で出した答えが、 本当の適齢期です。

繰り返しになりますが大切なのはあなたの年齢ではありません。
知識も技術も経験も、一定のレベルに達する時期は人それぞれです。能力が足りていない人が転職活動をしたところで、自分が求める好待遇の転職先を見つけるのは難しいでしょうし、人としての魅力を備え、これまでに培ってきた経験やスキルを新たな仕事でも活かせる力があれば、ある程度年齢が高くても転職はうまくいくはずです。

【今回のポイント】
その年齢が、適齢期。

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