step2仕事探しスタート…
vol. 1 志望動機を整理する!
仕事選びには、人それぞれの理由と理想があります。
- 「すぐに働きたい」
- 「決め手は給与額」
- 「自宅からの通いやすさ」
- 「これが自分のやりたい道だ」etc…
そうした皆さんの志望動機を、履歴書上や面接時に確認しない面接官はいません。
「なぜ当社に応募されましたか?」と、ストレートに聞いてくる場合がほとんどでしょう。
志望動機を聞かれた場合は、冒頭に挙げたような
“人それぞれの理由”を伝える
のが一番です。
ただ、中には相手に気に入られたいばかりに、履歴書を書く段階からヘンにとりつくろってしまい、自分ではない自分を演じてしまうケースも多々あります。
ここでは、自己PRや志望動機を考え過ぎてしまうことで陥りがちな失敗例を、2パターン紹介します。
- 企業が求める人材像に、自分を無理やり当てはめる人
- これまでの経験・実績を、ただ伝える人
1つ目、ただただ入社したいばかりに自分という存在をねじ曲げてしまうパターン。
人事担当者はプロです。人の気持ちを推し量るプロ。たとえ稚拙な文章でも、履歴書の一文字一文字からあなたの熱意を汲み取ってくれます。
それと同時に、薄っぺらな自己PRには飽き飽きしています。文字や言葉の重さ(あるいは軽さ)は、あなたが考える以上に担当者に伝わっていますよ。
ですから、「きっとこう言った方が気に入られるだろう」といった下心は極力見せない方が無難です。ウソにウソを重ねていいことは一つもありません。
そして2つ目。言わずもがなですが、人事担当者はあなたよりもその会社のことをよく知っています。どんなタイプの人材が活躍するのか、よーく知っています。
つまりアピールの仕方として、
- 「努力してきました」
- 「こんな仕事をしてきました」
だけではダメなのです。
「Aという仕事をしていて、Bという出来事に苦労したとき、Cという解決策を実施したことで、Dという改善結果が生まれました」といったように、第三者がその状況を理解できるだけの具体的な情報を提示しましょう。話に具体性がないと、想いの共有は図れません。
仮に“自分じゃない自分”に採用通知が届いたとしても、入社後それほど時間をおかずに「こんなはずじゃなかった」という状況になる可能性も高いです。
会社とあなたにとってのそんな不幸は、お互いに避けて通ろうじゃありませんか。
とりつくろうと、バレる。