step2仕事探しスタート…
vol. 5 過去の判断基準を振り返る
いざ転職をと考え始めても、「自分に合った仕事」がわからないと「結局長続きしないのでは?」なんてことに思い悩み、最初の一歩をなかなか踏み出せない人も多いでしょう。そもそも「自分に合った仕事」とは?そして具体的どうやって見つければよいのでしょうか。
仕事に対する価値観を見つめなおす
まずは自分の“これまで”を振り返ってみましょう。仕事上の困難にぶつかったとき、大きな仕事を任されたとき、褒められたとき、叱られたとき……。さらに振り返る幅を広げ、大学受験や就職活動、結婚や出産など、人生の転機において 「なぜ自分はそれを選んだのか」 を分析してみるのです。
そこには必ず「理由」があります。楽しいと思ったから、将来性が感じられた、現実的な選択など、自分のとっての判断基準がだんだんと見えてくるでしょう。それが皆さんにとっての「価値観」だといえます。
次に、その価値観を持っていまの仕事に取り組めているか確認してください。そこにギャップがある場合、自分に合った仕事に就いているとは言いがたいでしょう。まずは自分の価値観をしっかりと認識して、そこにマッチする仕事を探すことで 理想の会社が絞られてくる はずです。
思い悩んだら紙に書き出してみる
ただ、くれぐれも“やりたい仕事探しのループ”にハマらないようにしてください。過去の仕事や働き方を振り返ると、イヤな思い出ばかりがよみがえり、「こんなところでやってられるか!」と一刻も早く辞めたくなる人もいると思います。
ただ、言うまでもなく仕事にはやりがいを感じられる局面が多々あります。業務の一つ一つに深く関わることで、それまで気づかなかった新しい価値や魅力が見えてくることもありますので、自分に合った仕事をできるだけ早く見つけたい方ほど、少し立ち止まって考えてみてください。
「自分に合った会社とは」
という悩みが生まれたら、仕事をする上で何を重視するか(したいか)を紙に書き出してみましょう。箇条書きでOKです。「営業スキルを高めたい」「人とのやりとりがある職場」「趣味のために残業が少ない会社がいい」
──それぞれ特徴を羅列することで、理想の仕事像が見えてくるはずです。
急ぐ人ほど立ち止まってみよう