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vol. 6 転職・中途採用-気になる最終面接の合格率は?


明日はとうとう最終面接! ここまで来たからもう大丈夫……と、安心している人はいませんか? 転職・中途採用では特に最終面接で社長や役員といった経営層と面接するということは、担当者レベルからは一定の評価をもらい、形式的な“顔合わせ”だととらえる人がいるのもわかります。

しかし最終面接の合格率は案外低いもの。企業によって違いますが、最終面接での合格率(通過率)は 30~50% といわれています。つまり最終面接までたどり着いても半分から7割の人が “ご縁がなかった” わけです。

「何か」を探そうとしています

最終面接に際して特別な準備は必要ありません。これまでの選考過程を振り返り、志望動機やこの会社で自分がやりたいこと・できることをまとめるのは大切ですが、付け焼き刃の準備は通用しないと考えましょう。

なんといっても相手は社長や役員などの経営層です。 一人の人が組織に加わることの意味はもちろん、それにかかるコストやリスクについて、身をもって知っています。

彼らが知りたいのは、企業として定めている採用基準とは異なる 「何か」 です。それはもしかしたら入社後の可能性かもしれませんし、人事担当者が見落としたあなたの考え方・姿勢かもしれません。

いずれしても組織を支えてきた人間だからこそ測ることができる「何か」だということは間違いありません。そこであなたが、その会社が大切にしている経営理念や働く価値観といったものを理解しているかどうか、また実行できるかどうかを確認しているのです。

なぜ経営層が面接官となるのか?

採用とは投資です。新卒入社で企業に定年まで勤めた場合、その生涯賃金はおよそ3億円とされています。会社はあなたを採用することで、3億円支払う決意をしたともいえるわけです。

つまり最終面接でもっとも意識すべきなのは、自分には それだけの価値があることをアピールする ことです。社長や役員など採用側の立場に立ち、目の前にいるこの人(自分)がいかに会社に貢献できるかを考えましょう。

最終面接において、なぜその会社のトップ、またはトップに近い人が面接官をするのかを、よく考えてみるといいと思います。

【今回のポイント】
経営層の立場から考える

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