step5面接終了。その後に…
vol. 4 面接は何回あるかわからない
「緊張したけど言いたいことは言えた。聞きたいことも聞けたし、手ごたえは悪くない。あとは結果を待つだけ!」
まずは面接お疲れさまでした! つかの間の開放感に、ほっと一息ついてください。ただ最近は複数回にわたって面接をする会社が多いため、最終面接でないかぎり「面接終了」というのは選考段階の一つが終わっただけと考えた方がいいでしょう。
つまり、面接が終わったその瞬間から、次の面接に向けた準備をする必要があるということです。
何度も面接をするのは採用側の「確認作業」
一次面接よりも二次面接、二次面接よりも最終面接の方が、深く濃い内容の質問が飛んできます。志望動機や自己PRなどの“基本”を、繰り返し聞かれることもあるでしょう。面接中のマナーや言葉づかい、コミュニケーション力を見られているのは言うまでもありません。
そこで確認しておきたいのが──
- その会社・業界についてちゃんと調べてきたか?
- 面接官と“会話のキャッチボール”はできているか?
- 面接官の質問の意図を理解しているか?
- 質問に対する答えに説得力と具体性はあるか?
といった部分です。一次面接で会話にあがらなかったことや面接官が特にチェックしておきたい部分を重点的に聞かれる可能性が高いため、事前準備は万全にしておいてください。
こちらからの“誘導”も効果的!?
ただ一般的に、二次面接は一次面接でのやりとりをふまえた内容になることが多いため、どういった流れになるか“読む”こともできなくはないでしょう。
こちらの意図する質問をしてもらうよう、面接官を誘導するような履歴書の書き方や会話を心がけると、面接を有利に進めることができるかもしれません。
ただ、そういったテクニック的なものを追い求めるばかり、自己PRの見直しやブラッシュアップをおろそかにするのは本末転倒。
面接官はちょっとのスキも見逃しません。
「それはなぜ? それはなぜ?」
と“なぜなぜ攻撃”を連続して繰り出してきます。
また、面接は回数を重ねるごとに面接官の職位が上がっていきます。一次面接は採用担当の現場社員が。二次面接はその上長が。最終面接は役員クラスが行うなど、さまざまな角度からあなたのことを知り、より深い内容の回答や真摯な姿勢を求められます。
要は選考が進むにつれて小手先のテクニックや建前が通じなくなるということです。面接官の問いかけに対して、自信を持って論理的に答えられるかどうかが勝負!
そのためには、面接のたびに自己分析や志望動機の確認を行い、しっかりと時間をかけて企業研究を行いましょう。
入社を決めるまで、面接は続く