step6採用 or 不採用
vol. 6 転職の内定辞退-迷う・不安な理由は?
「内定ブルー」 という言葉があります。就職・転職活動中にノドから手が出るほどほしかった内定ですが、いざ就職先が決まってしまうと
- 「本当にこの会社でよかったのか」
- 「もっと他にいい会社があったのでは……」
- 「転職も不安、やっぱり内定辞退しようか」
と思い悩み、迷ってしまうこと、それが内定ブルーです。
あなたを知る人に相談する
環境が変わることに不安を感じるのは当たり前です。いざ自分がその迷路に入り込んだら、または入り込みそうになったら、まず原因を探りましょう。その会社と出会い、就職先として選ぶまでの過程を振り返ることで、会社があなたを選んだ理由、あなたがその会社を選んだ理由が見えてくるはずです。
そして周囲にいる人たちと話をすることで気持ちを整理しましょう。相手は家族でも友人でもいいですし、可能ならば就職先の社員や人事部(採用担当)に、いまの心境を正直に相談してみましょう。先輩たちも入社に際して悩んだ経験があるかもしれません。会話を通じて前向きな気持ちになれるでしょう。
あなたの立場を知る人と悩みを共有して出した結論が、いまのあなたにとって最良の選択肢であるはずです。もちろん、悩んだうえで内定辞退という結論はありますが、「不安」という明確ではない理由で辞退することはありません。
自分にとっての“マイナス面”を整理する
内定ブルーの原因となるのは、環境が変わることで生まれる 何らかの“マイナス面” です。仕事内容だけでなく、勤務地、勤務時間、給与、休日・休暇など、生活に密接に関わってくる部分に不安を感じると、新しい生活に希望が持てなくなってしまいます。
ただし、長期的に考えればマイナス面というのは 「あなたが取り組むべき改善点」 とも言えます。課題をクリアすることで、やりがいや満足感、会社からの評価につながると考えられれば、 マイナス要因がそのままプラス要因に変化する可能性 もあるでしょう。
長きにわたって取り組む仕事(会社)を決めようとしているのですから、戸惑うのは当然です。無理に不安をなくそうとするのではなく、自分が思い悩んでいる内容を明確にして、不安は不安として受け入れることができれば大丈夫。
進む道はいくつもあります。そしていつでも方向転換できるのですから、自分で下した決断に対して自信と責任さえ持つことができれば、何も問題ありません。
マイナス要素は「やりがい」になりうる