トレーラー運転手とは?転職や求人応募に役立つ免許・ドライバーの仕事内容を解説
トレーラー運転手とは?転職や求人応募に役立つ免許・ドライバーの仕事内容を解説
【トレーラーとは?】
トレーラーとは、けん引自動車に引っ張られている荷台部分のことを指します。大きなくくりで考えればトラックの一種ですが、自走ができない点では別物と言えます。
ただし、運転席と荷台部分がくっついた状態の総称としてトレーラーと呼ぶこともあります。
トレーラーは構造によって主に3種類に分けられます。
・セミトレーラー:荷台の後部にのみ車輪が付いていて、連結を解除すると自立できない。全長規制18m。日本で最もポピュラーなタイプ。
・フルトレーラー:連結しなくても自立できる。全長規制25m。
・ポールトレーラー:荷物に合わせて長さを変えられる。長くて分解不能な荷物の運搬に最適。
【仕事内容】
トレーラー運転手の仕事内容は、運送会社の社員として任された荷物を目的地まで運ぶことです。基本的な役割は普通のトラック運転手と似ていますが、大きな貨物をけん引するためより高度な運転技術が求められます。
また、他の運転手と比べても長距離を運転することが多いため、集中力や体力も必要とされます。
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トレーラー運転手の1日の流れ
・早朝に出社して夕方に終業
・夕方に出社して朝方に就寝、翌日の朝型に帰社
などさまざまな勤務パターンがあります。
ここでは、一例として早朝~夕方の仕事スケジュールを紹介します。
5:00 出社、点呼、アルコールチェックなど。
↓
5:30 目的地に向けて出発
↓
9:00 到着、荷下ろし
↓
11:00 次の積み込み先に到着
↓
14:00 到着、荷下ろし
↓
16:00 帰社、終業
まず勤務先の事務所に出社し、そこから配送予定に合わせて目的地に出発しますが、1日の流れはどんな荷物をどこまで運ぶのかによって大きく異なります。
基本的には運転している時間が長いですが、積み込み先で待機になることも少なくありません。その間に休憩や昼食もとることが多いです。
トレーラー運転手になるには?必要な資格やスキル
トレーラーの場合は、さらに高度な運転技術が必要となるため、けん引免許も持っていなければなりません。
トレーラー運転手は2つの免許が必要でありドライバー業界の中でも大きな車体を運転する機会が多いため、経験者が優遇される傾向にあります。
未経験でもチャンスはありますが、入社後に特別な研修を受けなければならないことが多いでしょう。
また、荷物によっては危険物取扱者の資格が必要になることもあります。未経験者からの就職やキャリアアップを考えている人はプラスαでの資格取得を目指すとよいでしょう。
さらに、トレーラー運転手は夜間の運転や長距離運転も多いため、忍耐力や集中力、体力も必要です。
【運転免許の種類と履歴書】
自動車運転免許の種類・履歴書の書き方
トレーラー運転手に向いている人とは?
・運転が好きな人
・ドライバー業界で長く活躍したい人
・慎重で責任感のある人
・体力がある人
トレーラー運転手は運転移動の時間が大半を占めるため、運転が好きな人にぴったりな仕事といえます。
また、他の車両ドライバーと比べて高い運転技術や経験が求められるため、長くドライバー業界に身を置いてキャリアアップしたい人に向いています。
長距離運転が多く勤務時間も不規則であるため、体力に自信がある人にもおすすめです。
さらに車両が大きいぶん、運転も難しく加害者になるリスクも高いため、安全運転の意識や責任感も必要です。
時間がないから、何度も経験しているからと言って、いい加減に済ませてしまう人は向いていません。
トレーラーの仕事体験談
トレーラー運転手として働いてよかったこと|仕事・転職体験談
(20代・男性)
トレーラーは他の大型車両よりも運転が難しいですが、運転好きな人にとってはそれが逆に楽しさややりがいでもあります。
資格が2つ必要な分給料も良いですし、大半を運転して過ごすのでそれほどストレスもありません。
トレーラー運転手として働いてよかったこと|仕事・転職体験談
(30代・女性)
以前はトラックドライバーをしていましたが、経験を積んでトレーラードライバーにキャリアアップしました。
仕事内容はそれほど変わりませんが、高い技術が必要な分重宝されるのでモチベーションを高く保てています。
トレーラー運転手として働いて大変だったこと|仕事・転職体験談
(40代・男性)
長距離運転や夜勤の運転が多いので、体力面で考えると決して楽ではありません。最悪の場合は命に関わる仕事なので、常に緊張感を持っていなければならず、年齢による体力の低下も気になるところです。
そのため、普段から食事や体力づくりには気を遣っています。
よくある質問
- トレーラー運転手の給料はどのくらい?
- A. トレーラー運転手の給料は地域や経験値などによって大きく異なるため、一概には言えませんが、相場は月給25~40万円程度です。
中には50万円以上稼ぐドライバーもいて、これに賞与も加算されるので、年収としては600万円以上稼ぐことも可能です。トラックなどのドライバーよりも経験者を優遇する傾向があるため、業界内では給料は高めと言えるでしょう。
ドライバーとして収入アップを実現させたい人は、トレーラー運転手を目指してみるのもおすすめです。 - トレーラー運転手の仕事できついことは?
- A. トレーラー運転手は、長時間運転も多いため体力が必要です。寝不足や集中力低下により事故を起こさないように、日頃から生活習慣や体力づくりに努めなければなりません。
また、車体が大きいトレーラーの運転は簡単ではありません。慣れないうちに普通の車と同じ感覚で運転してしまうと、巻き込み事故や衝突事故を起こす可能性もあります。
高い運転技術が求められるぶん、経験が浅いうちは難しさを感じるでしょう。
-
トレーラー運転手のやりがいや魅力とは?
トレーラー運転手は勤務時間の大半を運転して過ごすので、運転が好きな人や1人で仕事をしたい人には働きやすい環境です。また、運転の難しい車体を操れるという楽しさや、やりがいもあるでしょう。
長距離移動が多く、いろいろな場所に行けるため仕事をしながら旅行気分を味わえるのも魅力のひとつです。
もちろん、プロのドライバーとして緊張感を持って仕事に臨まなければなりませんが、他の仕事ではなかなか味わえない気分や経験ができるでしょう。
さらに、トレーラー運転手は経験者が優遇される傾向があるため、長期的なキャリアアップや収入アップを目指している人にもおすすめです。
自分の特技や好きなことを活かしながら責任ある仕事をしたい人、安定して働きたい人にとっては魅力的な仕事と言えるでしょう。 -
トレーラー運転手の雇用形態や休暇は?
トレーラー運転手の雇用形態は勤務する会社によって異なりますが、比較的、正社員雇用が多い傾向です。そのため、長く安定して働きたい人にもおすすめの仕事といえます。
ただし、経験者が優遇される傾向があるため、未経験者は選択肢が限られるでしょう。未経験の場合は、非正規社員で経験を積む、または人材教育に力を入れている会社や資格取得支援制度がある会社を探してみましょう。
休暇については週休2日制の会社が多いですが、1日の拘束時間は長めなので体力的に楽ではありません。土日祝日に休めるとは限らないので家族や友人との付き合いを重視したい人は注意が必要です。
ただし、年末年始やお盆などは長期休暇を貰えることが多い傾向です。 -
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