ボトムアップとは?トップダウンとは?意味を徹底解説
ボトムアップとは?トップダウンとは?意味やメリット・デメリットを解説
ビジネス用語として以前より使われていた「トップダウン」「ボトムアップ」という言葉。詳しい意味はわからなくても、社会人の方であれば一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
よく使われるのは会社・職場での上司・部下の関係で使われるものですが、ビジネスの場だけで使われる言葉ではなく、様々な場面で使われます。
今回の記事では「トップダウン型」「ボトムアップ方式」の意味や使い方を詳しく解説していきます。
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なぜトップダウン/ボトムアップが注目されるのか
新型コロナウイルス対応で遅れがあれば「トップの意思決定が遅い」(リーダーシップがない)と言われますし、新しい方針を決めても周りの意見を聞かずに進めてしまえば「周りの意見を聞かない」と言われやすい傾向があります。
ある程度上手くいっている状況であれば、「トップダウン型(方式)」「ボトムアップ型(方式)」のどちらでも良い意味で使われるのですが、上手くいっていない状況だと批判的な意味で使われることが多くなるのが特徴です。
よくある質問
- ボトムアップとは?意味を解説
- 企業であれば「部下の意見や提案を聞いて、上司・上層部が意見を吸い上げて意思決定をしていく」という仕事の進め方です。
業務に携わるメンバーの意見を反映させることで、部下のモチベーションアップにもつながりやすく、問題解決にもつながりやすい方式です。
政治の世界であれば「国民の意見をよく聞いて、政策を決めていく」「若い議員の意見を聞いて、中堅・ベテランの議員が意思決定をしていく」といった進め方になります。 - トップダウンとは?意味を解説
- 企業であれば「上司や上層部が方針を決め、その内容に応じて部下達が動く」という仕事の進め方です。
経営者・上層部が決めたことを会社内に伝達して浸透させていくので、意思決定から実施されるまでのスピード感があるのが特徴。
政治の世界であれば「総理大臣や党首のような立場の方が方針・政策を決め、その内容に応じて中堅層や若手議員・各省庁が動いていく」という進め方です。 - ボトムアップの使い方・例文
- 「例文1」ボトムアップ型の経営の問題点は、周りの意見を聞く分、意思決定に時間がかかる事です。
「例文2」経済界の傾向として、現場の意見が反映されやすいボトムアップ方式の経営が増えています。
「例文3」今の政治に必要なことは、国民の声を聞き政策に反映させるボトムアップ型の進め方だ。 - トップダウンの使い方・例文
- 「例文1」トップダウン型の企業は、社員・部下が成長しにくい傾向がある。
「例文2」私が勤めている職場は全て上司が決めたことを実施している典型的なトップダウン型です。
「例文3」リーダーシップのある首相だからこそ、トップダウン方式で新型コロナウイルスの感染症対策をスピード感をもって進めることができた。 - ボトムアップのメリット・デメリット
- 「ボトムアップのメリット」
・最前線で業務に携わる社員の意見を聞くことで、問題点を解決しやすくなる。
・部下の意見を聞き入れることで、意見の言いやすい風通しの良い職場になりやすい。
・若手社員の成長に繋がりやすい。
「ボトムアップのデメリット」
・周りの意見を丁寧に聞いていくことで、スピード感が落ちやすい。
・様々な意見を聞くことで、意思決定をしにくくなる場合がある。
・自分たちが楽になるような提案をする場合もあり、必ずしも会社のためになるとは限らない。若手社員・部下の能力に左右される傾向があります。
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トップダウンのメリット・デメリット
「トップダウンのメリット」
・会社組織全体での意思統一がしやすい。
・ボトムアップ型と比べてスピード感がある。
・経営戦略として大きな変更が入る場合、現場の意見を聞き過ぎていると問題点が多く進めにくい場合があるが、トップダウン型なら一気に進めることができる。
「トップダウンのデメリット」
・上手くいくかどうかは、経営者や上司の能力や人望に左右されやすい。
・現場・部下からの不満が出やすくなる。
・若手社員・部下が自分で考える機会が失われることで、成長を阻害する可能性がある。 -
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この記事の監修・著者プロフィール(株式会社クリエイト Webマーケティング担当)
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