中型免許とは?ドライバー転職や求人応募に役立つ免許と仕事内容の解説
中型免許とは?ドライバー転職や求人応募に役立つ免許と仕事内容の解説
中型免許は運送業界でもポピュラーな4tトラックの運転に必要な免許です。
準中型免許と大型免許の間に区分する免許であり、中型免許があれば運送業界での仕事の幅が広がります。
満20歳以上かつ普通自動車免許等の取得歴が2年以上あれば、およそ2週間以内で取得できるため、運送業やトラックドライバーへの転職を検討している方におすすめの資格です。
今回は中型免許について、乗れる車や取得方法・条件、取得にかかる費用や中型免許に活かせる仕事などを詳しくご紹介します。
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中型免許とは
従来の普通自動車と大型自動車の中間に位置する免許であり、運送業界でよく使われる4tトラックを運転することができます。
【中型免許で乗れる車】
中型免許で乗れる車は、下記条件に当てはまる車両です。
・車両総重量:7.5t以上11t未満
・最大積載量:4.5t以上6.5t未満
・乗車人数:11人以上29人以下
2022年7月時点である免許制度は「普通免許」「準中型免許「中型免許」「大型免許」の主に4区分です。
中型免許は、準中型免許と大型免許の間に区分します。
中型免許があれば中長距離輸送で使われることの多い4tトラックやマイクロバスを運転できるため、運送業界で広く活躍することができます。
中型免許の取得方法
【中型免許の取得条件】
中型免許の取得条件は、以下のとおりです。
・満20歳以上かつ普通免許等取得から通算2年以上経過
・視力:両眼0.8以上かつ片眼各0.5以上
・深視力:検査での平均誤差2cm以下
・聴力:10mの距離で90dBの警音器の音が聞こえる
・色彩識別能力:赤・青・黄が識別できる
中型免許を取得する上での注意点は、年齢と免許取得歴です。
普通自動車免許や準中型免許は満18歳で取得できますが、中型免許はプラス2歳の満20歳が最短です。
年齢に加えて、その時点で普通自動車免許等を取得してから2年以上経過していなければなりません。
なお、免許停止期間がある場合、その期間を除いて2年以上です。
つまり、20歳で中型免許が取得できるのは、18歳で普通自動車免許または準中型免許を取得し、中型免許取得時点で2年以上が経過している場合に限ります。
年齢をクリアしていても、免許取得歴が2年未満となる場合は中型免許が取得できない点は要注意です。
また中型第二種免許を取得する場合は、普通〜大型特殊免許の第一種免許を取得しており、かつ運転経歴が3年以上または他の第二種免許を取得していなければなりません。
【中型免許の取得方法・かかる時間】
中型免許の取得方法は、他免許と同じく教習所・合宿・一発試験のいずれかです。
一発試験は教習なしに技能試験を受けることになるため、高度な運転技術を要する中型免許の取得にはあまりおすすめできません。
確実に知識・技術を身につけた上で一発で免許を取得するには、教習所への通いまたは合宿で取得しましょう。
教習所に通う場合、学科・技能教習を受講した後、卒業検定に合格することで中型免許が交付されます。
学科・技能講習の教習時間は、保有免許に応じて以下のように異なります。
▼保有免許
・普通自動車(AT限定):学科1時限/技能19時限
・普通自動車(MT):学科1時限/技能15時限
・5t限定準中型免許(AT限定):学科1時限/技能15時限
・5t限定準中型免許(MT):学科1時限/技能11時限
・準中型免許:学科なし/技能9時限
※1時限=50分
普通自動車免許でいえばMTで最短10日〜、AT限定で最短13日〜取得可能です。
合宿は教習所よりも短く、最短8日〜取得することもできます。
【中型免許の取得費用】
中型免許の取得にかかる費用は、保有免許によって異なります。
例えば普通自動車免許AT限定の場合は20〜27万円ほど、普通自動車免許MTの場合は17〜24万円ほどです。
合宿の場合は費用が抑えられ、20万円以下が相場です。
一発試験は一発で合格できれば3万円ほどで取得できますが、何度も落ちてしまうと都度費用が発生してしまいます。
短期間かつ費用を抑えて確実に中型免許を取得したい場合には、合宿での取得がおすすめです。
8t限定中型免許とは
つまり、2007年6月2日以前に取得した普通免許が8t限定中型免許にあたります。
「旧普通自動車免許」とも呼ばれ、運転できる自動車区分は以下のとおりです。
・車両総重量:8t未満
・最大積載量:5t未満
・定員:10人以下
中型免許で運転できる車よりも、やや規模が小さい点が特徴です。
【8t限定中型免許を解除するには】
8t限定中型免許をお持ちの方は、解除することで中型免許が取得できます。
解除方法は、以下2つのいずれかです。
・教習所で教習受講後、技能審査に合格する
・技能審査の一発試験に合格する
教習所で解除する場合、かかる時間は5時限の技能講習のみ。
学科講習はなく、通学で1週間ほど、合宿であれば3泊4日ほどで中型免許が取得できるでしょう。
一発試験は事前に試験日を予約し、合格すればその場で中型免許へと書き換えられます。
しかし、一発試験に落ちてしまうと再度予約が必要となるため、予約状況によっては教習所よりも解除に時間がかかってしまう可能性がある点は要注意です。
よくある質問
- 中型免許は履歴書にどう書けば良いですか?
- 中型免許を履歴書に記載する場合は「中型自動車免許」で問題ありません。
中型免許には「第一種」と「第二種」があるため、区別した場合には「中型自動車第一種免許」「中型自動車第二種免許」と記載してもOKです。
また履歴書には資格名と合わせて、取得年月の記載も必要です。
そのため「○年○月○日 中型自動車免許 取得」といったように記載しましょう。 - 中型免許でマイクロバスは運転できますか?
- 一般的なマイクロバスは、定員11〜29人までの小型バスを指します。
中型免許は定員11〜29人の車を運転できるため、マイクロバスの運転が可能です。
なお、8t限定中型免許の定員数は10人までであるため、マイクロバスは運転できません。
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中型免許の合格率と難易度
警察庁「運転免許統計」によると、令和3年中の中型免許の合格率は94.5%です。
中型自動車第二種免許は合格率が下がり、70.9%となります。
中型自動車第一種免許は例年合格率90%以上をキープしているため、難易度は高くないといえます。
つまり、学科・技能講習をしっかりと受けていればほぼ確実に合格できると言っても過言ではありません。
一方、一発試験は教習なしに技能審査を受けるため合格率は平均以下です。 -
中型免許が活かせる仕事
中型免許があれば、中長距離輸送でよく使われる4tトラックや乗客輸送のマイクロバスが運転できます。
そのため、トラックドライバーや送迎ドライバーとして活躍できるでしょう。
特に運送業界は人手不足が著しく、4tトラックが運転できる中型免許取得者は採用でも優遇されやすいのです。
中型免許以上を取得していると仕事の幅が広がるため、ぜひ運送業への転職を検討している方は中型免許を取得してみてください。
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この記事の監修・著者プロフィール(株式会社クリエイト Webマーケティング部門)
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