【介護の面接対策】自己PRや、おすすめの服装
介護職の面接でよくある質問(退職理由や長所・短所)
介護職にはヘルパーや介護福祉士、ケアマネジャーなどさまざまな種類があり、主に特別養護老人ホームやデイサービス、訪問介護事業所などに勤務します。急速な高齢化に伴い介護職の需要は増え続けており、今後も当分拡大していくと予想されます。
しかしその一方で、介護業界は慢性的な人手不足に悩まされており、公益社団法人介護労働安定センターの調査によると、6割以上の事業所で介護人材の不足感を感じています。そのため、介護職は経験者・未経験者関わらず歓迎される傾向があり、就職・転職難易度はそれほど高くありません。
ただし、介護職にもきちんと選考はあるのでどんな人でもすぐに就けるわけではありません。面接には、介護職ならではの質問や注意すべきポイントを押さえて臨む必要があります。
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介護職の面接でよくある質問①「退職理由は?」
この質問では、人間関係や待遇面の不満などネガティブな理由で退職したとしても、そのまま正直に話すのはおすすめできません。ネガティブな本音ばかり話すと「不満を持ちやすい人」「入社してからもトラブルを起こしそう」と思われる可能性があるからです。本当の転職理由がネガティブなものだったとしても、面接ではポジティブな説明の仕方をしましょう。
たとえば、前職も介護職で「資格手当もなく給料が低かった」という理由なら「資格で得た知識をもとにさらにレベルアップしたいので、資格を評価する職場で働きたいと思った」という言い方がおすすめです。
介護職の面接でよくある質問②「夜勤や残業はできますか?」
しかし、家庭の事情や個人的な理由でできない、またはやりたくないという人もいるでしょう。この場合、「できません」「無理です」とだけ答えると印象は悪くなりますが、かといって嘘をついて「できる」と答えても入社後のトラブルに発展する可能性があります。
そのため、「個人的にはやりたいですが、小学生の子供がいるので家族と相談させてください。」「今は難しいですが、将来的には可能だと思います。」「絶対にできるとは言い切れませんが、必要なときには対応します。」などと、できない理由やどの程度なら可能なのかも伝えましょう。
介護職の面接でよくある質問③「経歴を教えてください」
あなたの経験やスキルを元に、面接官は「必要なスキルを持っているか」「うちの仕事内容とマッチするか」ということを判断します。特に介護職では、食事、入力、排泄の三大介助の経験についてミスマッチが起きやすいので注意しましょう。ただ「経験があります」「できます」と答えるだけでは、どのレベルまでできるのか分かりません。そのため、「歩行レベルから車椅子介助レベルまで排泄介助、入浴介助を経験しました。」のように、具体的に説明しましょう。
また、仕事内容について説明するだけでなく、仕事への取り組み方や協調性のアピールとなるエピソード、今後の目標などを盛り込むのも良いでしょう。
介護職の面接でよくある質問④「高齢者との関わりはありますか?」
この場合は、仕事としてでなくても、「親族の介護経験がある」「おじいちゃんおばあちゃんと一緒に暮らしていた」などのエピソードで問題ありません。このとき、高齢者との関わりを通して感じたことや介護職に対する覚悟なども一緒に伝えると良いでしょう。
ただし、ないのにあると嘘をつく必要はないので、その場合は正直に答えたうえで仕事に対する意気込みを一言添えてください。
よくある質問
- 介護職の面接で気を付けるべきことは?
- 介護職は人手不足の事業所が多いため、就職・転職難易度はそれほど高くありません。しかし、社会人としてのマナーが身に付いていない人や適性がないと判断された人は落ちる可能性が高いでしょう。特に、介護職は人とコミュニケーションをとる機会が多く体力も必要な仕事なので、笑顔がなかったり声が小さかったりするとマイナスポイントになります。そのため、質問への回答内容も大切ですが、それ以前に健康的で明るい印象を与えられるように意識しましょう。
- 介護職の面接でおすすめの服装は?
- 介護職では履歴書よりも面接が重視される傾向があるため、面接時の服装には特に気を遣いましょう。事業所によってはカジュアルな服装でもOKとしていることも多いですが、面接の場合は男性でも女性でもスーツが無難です。スーツでない場合でも、ビジネスカジュアルを基本とし、サンダルやジーンズ、目立つアクセサリーなどは控えましょう。また、人の体を触ることも多い介護職は清潔感が重要なので、服のシワや汚れ、寝癖、フケなどはご法度です。
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介護職の面接で「何か質問はありますか?」と言われたら
面接の終盤には逆質問をされることが多いです。募集要項だけでは分からないことや、働くうえで気になっていることを確認するチャンスなので、事前に疑問点をまとめておきましょう。
たとえば、経験者の場合「特別養護老人ホームからデイサービス」といったように異なる事業に転職することもあるでしょう。この場合は1日のスケジュールについて確認しておくと良いでしょう。また、未経験者の場合は、仕事内容の中のイメージが沸かない部分について聞いてみましょう。
ただし、休みや残業、給料のことばかり聞くと「お金に執着する人」「できるだけ楽をしたい人」と思われる可能性があるので、内容や聞き方には注意しましょう。
また、聞きたいことがなかったとしても、「ありません」とだけ答えると興味や熱意がないと思われてしまいます。そのため、この場合は「面接中に確認できましたので大丈夫です」という言い方をしましょう。 -
介護職の面接で自己PRをするときのコツ
介護職は、経験者であっても未経験者であっても、「この人と一緒に働きたい」「頑張ってくれそうだ」と思える人かどうかが重要です。そして、自己PRは「私を雇うとこんな良いことがありますよ」とアピールする絶好の機会です。
経験者の場合は前職で身に付けたスキルや資格のアピールだけでなく、介護という仕事において何を大切にしているかを伝えると良いでしょう。未経験者の場合は、強みや介護業界を目指したきっかけなどがおすすめです。
このとき、「〇〇のスキルがある」「明るい性格」と言うだけでは伝わりにくいので、具体的なエピソードや仕事にどう活かすのかを交えるとなお良いです。面接では謙遜する必要はないので、自信を持ってハキハキ伝えましょう。 -
介護職の面接で長所・短所を答える際のコツ
長所・短所は応募者の人柄だけでなく、自分を客観的に評価できるか、短所が仕事に与える影響はないかということを確認するための質問です。嘘をつく必要はありませんが、内容によってはマイナスイメージを与えるため、伝え方に注意しましょう。
長所については、介護職では明るい、誰とでも仲良くなれる、体力があるという点が評価される傾向がありますが、もちろんこれ以外であってもかまいません。自分では長所と言いづらい場合は、第三者目線を取り入れ「人から○○と言われます」と言うと良いでしょう。
短所については、人見知りや怒りっぽいといった性格は、介護職には向いていないと判断される可能性があります。そのため、この場合は「初対面の人の前では緊張しやすい」「感情が顔に出やすい」などと言い方を工夫しましょう。 -
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