保育士の志望動機|履歴書の例文や面接での伝え方
保育士の志望動機|履歴書の例文や面接での伝え方
保育士の転職で志望動機を作成するコツは、なぜ転職に至ったのかをポジティブに記載することです。
・子供が好きだから
・人と関わる仕事をしたいから
・子供と一緒に成長したいから
例えば上記のように、保育士だからこそ叶えられる夢や希望をもって転職したという文脈で志望動機を作成するとよいでしょう。
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施設から求められる保育士の適性とは?
まず「子供に対する適性」としては例えば以下のようなものが挙げられます。
・子供が好き
・子供と対等な目線で話ができる
・子供の変化に気づくことができる
保育士は子供が好きということはもちろん、子供だからといって上から目線になることなく、子供も対等の目線で接しなければなりません。
また、子供の体調や心理状態にすぐ気づくことができる洞察力も求められます。
次に施設に対する適性とは例えば以下のようなものです。
・コミュニケーション能力
・相談や報告をする生真面目さ
保育所では必ず他の保育士などの職員と共同で業務を行います。
また、保護者とも密に接する職業であるため、高いコミュニケーション能力が求められます。
また保育士は子供の命を預かる責任重大な仕事でもあります。
一人で抱え込まず、些細なことでも上司や保護者へ相談する生真面目さも重要でしょう。
保育士の志望動機で注意すること
「前の職場の人間関係で問題があった」などと記載してしまうと「保育士としての資質がない」と判断されてしまう可能性もあります。
保育士に求められるものはコミュニケーション能力とチームワークですので、「チームワークを乱すかもしれない」と判断されるような志望理由を記載することは避けたほうがよいでしょう。
志望動機例文①未経験で保育士に応募する場合
このたび、国家資格を取得することができたので、ぜひとも保育の現場で子供達の成長のため力を尽くしたいと考えております。
保育士としては未経験ですが、事務職時代に覚えたパソコン操作や各種書類の作成などは得意です。
1日でも早く仕事に慣れ、貴園と子どもたちの成長に役立ちたいと思います。」
未経験の場合には、これまで何をしてきたのか、なぜ保育士になりたいのか、保育士として転職したら保育所へどのように貢献しようと考えているのかを記載するとよいでしょう。
志望動機例文②別の保育園へ応募する場合
これまで私が勤務してきた保育所は大規模で、子ども1人1人まで目線が届きにくい点が私の目指す保育とは異なっていました。
先日、貴園を見学させていただいた際、子ども1人1人に丁寧に接する少人数保育を実現することができていると感じました。
これまで培ってきた保育の知識や経験を貴園でさらに活かすことができればと考えております。」
これまでの職場の問題点と自分の希望がかけ離れていること、転職先の保育所であれば自分の希望を叶えることができるポイントを記載しましょう。
志望動機例文③公務員保育士に応募する場合
その中で感じたことは保育の仕事とは子ども達に接するだけではないということです。
保護者や地域とも密接に関わり、地域全体で子どもを育てる要としての役割も保育士にはあると感じています。
これまで経験してきた保育士としての知見をさらに高めるため、またさらに地域に貢献できる保育士になるため、公務員保育士として志願いたします。」
公務員保育士は難関です。
取り繕ったような動機では意味がありませんので、これまでの保育士としての実績が何であったのか、どこをさらに高めたいのかということをアピールすべきでしょう。
志望動機例文④ブランクがある場合
子供が小学校に上がり、育児がひと段落ついた今、やはりまた保育士として働きたいという想いが強くなり、今回応募いたしました。
経験があるといっても、6年間のブランクがすぐに埋まるとは考えていません。
現在は復職のため、保育士の勉強を通信講座でやり直しています。
貴施設に入ったら、少しでも早く即戦力としてお役に立てるよう精一杯努力していく所存です。」
ブランクがあるとはいえ、保育士の経験があることは大きな強みです。
積極的にアピールしていきましょう。
あわせてブランクによる他職員との経験値の差について、どのように努力していくかを伝えられるとより好印象を与えられます。
実際にどのような努力をしているかを具体的に示すことができればより説得力のある志望動機になります。
よくある質問
- パートの保育士に応募する場合、志望動機作成で注意することはありますか?
- パート保育士に応募する場合には、「子育てと仕事の関係」を説明することが重要です。
・子供が小学校に上がったから何時から何時まで働ける
・実家の親が子供を見てくれるので仕事が遅くなっても問題ない
・夫が自営業だから子供の心配はない
保育所はパートの保育士に対して「子育てとの兼ね合いで仕事に支障が出るのでは?」と感じています。
このようなことがないように、保育所に対しては「子育ては仕事に影響しない」、もしくは影響する場合はどのような配慮が必要かを明確に伝えます。
「何時から何時までは問題なく働くことができる」など、特別な希望がある場合は明確に伝えるようにしましょう。 - 保育士の面接で志望動機を上手く伝えるコツはありますか?
- 面接では明るさやコミュニケーション能力が主に確認されます。
そのため面接の際には明るく笑顔でハキハキと話すことを心掛けてください。
志望動機の内容に関しては基本的には履歴書に記載した内容を話せば問題ありませんが、面接の場では補足としてより具体的な情報も伝えられるとなお良いでしょう。
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保育園ごとに見る志望動機で気を付ける点
施設ごとに特徴があり、働き方は変わるものです。
志望動機を記載する際には、こうした特徴にも言及できるとより説得力が増します。
また施設によっては求められる保育士像も異なるため、それぞれの保育園にあわせて志望動機が作れると、より納得のいく志望動機ができあがります。
公立保育園
公立保育園の特徴は、公務員として園に勤めるという特徴があります。
そのため福利厚生が整っていることが多く、安定した就業が期待できます。
ただ志望動機の場合は、あまり福利厚生や待遇についてを伝えるのはあまりおすすめできません。
待遇面以外で、自分がその園を魅力に感じるポイントを見つけ志望動機に盛り込めると良いでしょう。
私立保育園
全国でなるべく一律のサービスを提供できるようにしている公立保育園と違い、私立保育園は園毎に個性があるのが特徴と言えるでしょう。
「イベントに力を入れている」「教育に強みがある」など、園の理念によってその特徴は異なります。
志望動機を作成する際には、こうした園ごとの特徴と自分の希望がマッチしていれば、より説得力が生まれるでしょう。
新設された保育園
新設された保育園では仕事の進め方を全て一から作り上げていかなければいけません。
そのため、現場でも先輩の指示通りというわけにはいかず、手探りながらも必要な仕組みを作っていく必要があるでしょう。
こうした特徴のため、責任のある仕事を任される可能性も高く、キャリアに重要な経験を積める可能性もあります。
こうした特徴から、新しい課題に対してある程度自走できる方は特にやりがいを感じられる保育園と言えるかもしれません。
志望動機を作る際にも、こうした自分の長所をしっかりとアピールしていきましょう。 -
履歴書に保育士の志望動機を記載する場合の注意点
履歴書の志望動機欄はスペースが限られているので、しっかりと要点を伝えられるようにしましょう。
志望動機では結論ファーストを心がけ、書き出しで「なぜその勤務先を選択したのか」を簡潔に記載します。
面接の場でも志望動機はじっくりと聞かれます。面接で詳細に説明することを前提にすると、簡潔に履歴書の志望動機を書くことができるでしょう。
また転職理由についても触れる場合は、ネガティブなものではなく、ポジティブに記載するようにしましょう。 -
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