内視鏡看護師の求人｜転職体験談や仕事内容の解説
内視鏡看護師の求人｜転職状況や未経験での就職解説
内視鏡看護師は、日勤のみで規則正しい勤務時間になっていることが多いため、看護師の中でも人気の高い仕事です。総合病院や大学病院、がん検診センターなど、全国の施設で活躍できます。社会情勢の影響を受けにくく求人数は安定しているため、比較的就職・転職はしやすいと言えるでしょう。
内視鏡看護師は、経験者や有資格者の方が優遇される傾向がありますが、未経験で応募できる求人もあります。また、出産や育児などのブランクがあっても、即戦力として歓迎されやすいでしょう。
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そもそも内視鏡看護師とは
内視鏡室では、医師や看護師、薬剤師、臨床検査技師など複数の医療者によるチーム医療が行われています。そのため、単なる補助者としてではなく、主体性を持って行動することが求められます。
内視鏡看護師の役割
実際に内視鏡を患者さんの体内に挿入、操作するのは医師であるため、内視鏡看護師が直接検査・治療をするわけではありません。医師の補助や処置前後の患者さんへのアドバイス、介助などを行い、スムーズに検査・治療を進められるようにサポートすることが内視鏡看護師の役割です。
内視鏡看護師の仕事内容
処置具や備品の在庫管理、洗浄/患者さんや家族への説明、指導/点滴、咽頭麻酔/処置中の患者さんの介助/処置中の医師への補助/検査や治療の記録作成/検査を受けた患者さんの安静解除
など
内視鏡を用いた検査や治療は恐怖心を持っている患者さんも多いため、技術的なサポートはもちろん、患者さんの恐怖心を和らげるための助言も行います。また、処置後の食事や排泄など日常生活についての指導も内視鏡看護師の仕事です。
基本的に処置前後のみで日常生活のケアなどは行わないため、病棟看護師と比べると患者さんと接する時間が短いのが特徴です。
内視鏡看護師になるには
なお、総合病院や大学病院など大規模な医療機関に就職する場合は、他の部署へ異動になる可能性があることも理解しておきましょう。
内視鏡看護師の仕事体験談
内視鏡看護師の体験談：働いてよかったこと
(20代・男性)
内視鏡看護師は、専門性の高い業務も多いためその道のプロフェッショナルになれるというやりがいがあります。実務経験を積んで消化器内視鏡技師の資格を取得すると、より重宝される看護師になれるので、腰を据えて働けます。
内視鏡看護師の体験談：働いてよかったこと
(30代・女性)
内視鏡室は基本的に予約制となっているため、夜勤や残業がほとんどありません。病棟看護師として働いていた頃は生活が不規則で体力的にも大変でしたが、内視鏡看護師は育児や家事など家庭との両立がしやすいです。
内視鏡看護師の体験談：働いて大変だったこと
(40代・女性)
初めて内視鏡室に配属されたときは、覚えることが多く大変でした。一度覚えても、技術はどんどん発展していくので常に勉強しなければなりません。そのため、勉強会や講習に積極的に参加し、情報収集するようにしています。
よくある質問
- Q.「内視鏡看護師の勉強量はやっぱり多い？」
- A. 内視鏡室では、一般の看護師よりも特殊な機材を扱うことが多いため、より専門的な知識や技術を求められます。また、1日に何人もの患者さんを診るため、医師や臨床検査技師など他のスタッフと連携を取ながら、スムーズに業務を進めなければなりません。そのため、決められた業務を覚えるだけでなく、より深いスキルを身に付けるための努力が必要です。
- Q.「内視鏡看護師に向いている人は？」
- A. 内視鏡看護師は、病棟看護師よりも患者さんと接する時間が短いため、瞬時の判断で必要なケアをすることが大切です。そのため、素早く行動できる人や臨機応変な対応ができる人が向いています。特殊な機材を扱うことも多いため、専門性を高めたい人にもおすすめです。また、夜勤や残業が少ない傾向なので、家庭や育児との両立をしたいにも向いています。
-
内視鏡看護師におすすめの資格
看護師以外の資格が無くても内視鏡看護師になることはできますが、スキルアップのため、より条件の良い仕事に就くためには、以下の専門資格を取得することがおすすめです。
消化器内視鏡技師
消化器内視鏡技師は、内視鏡の専門知識と技術を身に付け、医師の監督指導のもと積極的に消化器内視鏡業務に従事するための資格です。
・看護師や准看護師、臨床検査技師などの国家資格を保有
・過去5年以内に内視鏡室で2年以上の実務経験
・指定の講習会に参加
などの基準を満たすと受験できます。詳しくは一般社団法人日本消化器内視鏡学会のホームページでも掲載されています。
カプセル内視鏡読影支援技師
カプセル内視鏡読影支援技師は、カプセル内視鏡の専門知識と読影技術を身に付け、円滑に業務を行うことを目的とした資格です。
・看護師や准看護師、臨床検査技師などの国家資格を保有
・カプセル内視鏡検査の画像診断支援を年間10症例以上経験
・指定のeラーニング受講修了
などの認定基準を満たすと申請できます。
こちらの資格は大腸、小腸の2分野に分かれており、それぞれ4年ごとの更新が必要です。詳しくは一般社団法人日本カプセル内視鏡学会のホームページにも掲載されています。 -
内視鏡看護師の志望動機
内視鏡看護師は、夜勤や残業がほとんどありませんが、勉強しなければならないことが多いため、大変だと感じる人も少なくありません。しかし、最先端の医療技術に触れられ、身に付けたスキルは一生ものです。そのため、「看護師+αのスキルを身に付けたい」「ワークライフバランスをとりつつ、専門分野で働きたい」「内視鏡室の経験や資格を活かしたい」など、スキルアップを軸とした志望動機を述べるケースが多いでしょう。
未経験の場合は、「内視鏡看護師に興味がある」「最新技術に触れながら日々勉強したい」といったように、チャレンジしたい気持ちをアピールすると良いでしょう。ただし、職場によっては希望通りの部署に配属されなかったり異動になったりする可能性もあるため、募集要項をよく確認しておきましょう。 -
内視鏡看護師の将来性
内視鏡といえば、かつては検査方法として用いられることが主でしたが、昨今では患者さんの負担の少ない手術法として治療にも幅広く使われています。また、カプセル型やハイビジョン観察ができる内視鏡など、最新機材の開発も進んでいます。がんやポリープなどの早期発見に役立つことから、クリニックにも普及してきました。
目覚ましい発展を遂げている分野であるため、今後内視鏡のニーズはますます高まっていくでしょう。その分専門スタッフも必要となるため、内視鏡看護師の求人は今後も安定して増えていくと予想されます。専門的な知識や技術が必要とされる分勉強量も多くなりますが、長く安定して働きたい人や看護師としてスキルアップしたい人はぜひチャレンジしてみてください。 -
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