施設警備員の転職・求人
施設警備員の求人|転職状況や未経験での就職について
施設警備員は、施設に駐在して事件や事故、火災などを未然に防ぐ仕事です。
オフィスビルや商業施設、学校や病院などさまざまな現場に配置され、巡回や館内の受付・入退出管理、非常事態の対応などを行います。
施設警備員は年齢・学歴・経験不問の求人も多く、誰もが応募しやすいのが特徴です。
また、社会的にセキュリティ意識が向上していることから警備員を配置する施設は多く、今後も安定的な需要が見込まれます。
実際に、令和2年度の有効求人倍率は2.88倍と、高い傾向にあります。
今後も需要があるだけでなく、未経験でも就職可能で年齢問わず長く働き続けやすいのが施設警備員の魅力と言えるでしょう。
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そもそも施設警備員とは
施設内を巡回し、事件や事故、火災などのトラブルを防ぐ役割をもちます。
オフィスビルや商業施設などをはじめ、工場や公共施設、学校や公的機関など配置される施設は多種多様です。
また警備業務には施設警備のほか、交通誘導や雑踏警備などさまざまな種類がありますが、
約半数は施設警備となっています。
施設警備員の仕事内容
常に冷静に判断し、臨機応変に対応できるスキルが求められる仕事です。
施設警備員はさまざまな施設に配置されることから、就業場所によって仕事内容が幅広い点が特徴です。
その中でも全体に共通する代表的な仕事内容は、巡回業務と保安業務です。
【巡回業務】
巡回業務では、不審者がいないか、窃盗行為や不正行為がないかなどを確認します。
巡回は、施設利用者に安全な環境を提供するための重要な業務です。
施設が大きいほど巡回範囲も広くなり、体力や持久力が必要になります。
【保安業務】
巡回しない時間帯は施設の防災センターなどで、保安業務を行います。
社員通用口の受付や、施設関係者の入退出チェックなどを実施。
夜勤の場合はほとんどが保安業務となり、監視モニターの確認などを行います。
施設警備員の正社員とアルバイトの違い
正社員の場合は月給制かつボーナスが支給される場合もあり、アルバイトの場合は時給制や日給制となります。
正社員の方がより重要度の高い業務を担当することが多く、ボーナスなどの手当もつくことから、アルバイトより高く安定した給料に期待できます。
また福利厚生や社会保険なども、正社員だからこそ受けられる待遇です。
一方で、仕事内容には大きく違いはありません。
アルバイトも正社員と同じく、巡回業務や保安業務などを担当します。
しかし、隊長や現場責任者、指導者などにキャリアアップしやすいのは、正社員です。
アルバイトは常勤でない分、責任ある上の立場は任されにくい傾向にあります。
施設警備員の仕事体験談
施設警備員の転職体験談:働いてよかったこと
(20代 男性)
警備はお客様が安全に、安心して社会生活を営むことを縁の下で支える業務です。
お客さまの笑顔を見とき、感謝の言葉をいただいたとき、この仕事に従事する誇りややりがいを感じます。
施設警備はお客さまと最も近い距離にいるからこそ、直接感謝の言葉をいただける点も嬉しいです。
施設警備員の転職体験談:働いてよかったこと
(40代 男性)
施設を利用されるお客さまから、直接感謝の言葉をいただける点は施設警備のやりがいです。
また災害時は施設内での安全確保や避難経路の誘導などをスムーズにできた際には、お客さまの安全を守ることができたという達成感を得ることができます。
施設になくてはならない存在であるため、高い意欲を持って働き続けられます。
施設警備員の転職体験談:働いて大変だったこと
(30代 男性)
“お客さまを規制する側”になるので、厳しいご意見をいただくこともあります。
その中には、理不尽ではないかなと思うクレームもあるでしょう。
厳しいご意見をいただくと、「あの時どう対応していればよかったのか?」と反省しますが、結果的に自分自身を成長させてくれていると感じます。
よくある質問
- 施設警備員にはどんな人が向いていますか?
- 「体力に自信がある」「人の役に立ちたい」「責任感・使命感がある」「集中力がある」方は施設警備員に向いています。
施設警備員はただ巡回・監視するだけでなく、細かな変化や異変にも気づけるよう集中して周囲に気を配ることが必要です。
そのため安全な環境を保つ責任感や使命感を持って仕事に向き合える方は、施設警備員として活躍できるでしょう。
また広い施設内を巡回する、夜勤などで不規則な生活リズムになるなか働くことからも、体力に自信のある方も施設警備員に向いています。 - 正社員として施設警備員で働くメリットを教えてください。
- 以下は、正社員として施設警備員で働くメリットです。
・ボーナスや福利厚生が充実している
・資格取得などで給料アップやキャリアアップが見込める
・管理職を目指せる
福利厚生やボーナスは、大手警備会社ほど充実している傾向にあります。
また、正社員として長く従事したり、資格を取得したりすることで、キャリアアップや給料アップにも期待可能です。
責任のある管理職を目指すのであれば、正社員が有利と言えます。
-
施設警備員で働くのにあるといい資格
【施設警備業務検定】
施設警備業務検定は、施設警備の国家資格です。
試験は1級と2級があり、2級は18歳以上であれば誰もが受験できます。
1級は2級取得後に1年以上実務経験を積むことで、受験資格が得られます。
公安委員会が実施している試験を直接受けて合格、または特別講習を受け修了考査に合格することで資格取得が可能です。
施設警備業務の公式サイトはこちら
【防災センター要員講習・自衛消防業務講習】
同一カリキュラムで実施されるため、講習を受けることで2つの資格が得られる点が特徴です。
防災センター要員講習と自衛消防業務講習を修了することで、施設の防災センターで消防用設備等の監視や操作などに従事できます。
これらの修了資格が必要な業務につく場合は、5年ごとに再講習を受ける必要があります。
防災センター要員講習・自衛消防業務講習の公式サイトはこちら
【普通救命講習・上級救命講習】
普通救命救急講習では1回3時間の講習で、成人の心肺蘇生法やAEDの使用法、気動異物除去の知識・技術が習得できます。
講習を受けることで、施設内で急病人などの一次対応にあたることが可能です。
さらに上級救命講習では普通救命講習の内容に加え、小児・乳児の心肺蘇生法や外傷手当、保温法や搬送法などを実技と筆記試験から習得できます。
市町村の消防本部ごとに講習が行われています。
普通救命講習・上級救命講習の実施要綱はこちら -
施設警備員の仕事は楽?きつい?
施設警備員の仕事については「楽すぎる」「きつくて辞めた」など、さまざまな声が聞かれます。
ここでは、施設警備員の仕事の楽な点ときつい点についてみていきます。
【施設警備員の仕事の楽な点】
・待機時間が長い
・夜間はモニターの前に座っているだけの勤務もある
・仕事内容が簡単
施設警備員は交通誘導などの警備員とは異なり、立ちっぱなしで仕事をすることが少ない点が特徴です。
現場によっては入り口やエレベーター前での立哨を行いますが、休憩も取りやすいため体力的な負担は少ないといえます。
また、夜間は状況変化が少ないため、夜勤では防災センターでモニターを監視するだけというケースも珍しくありません。
【施設警備員の仕事のきつい点】
・ルーティーンワークに飽きてしまう
・何もしない待機時間に耐えられない
・夜勤や長い拘束時間で生活リズムが乱れる
施設警備員は体力的負担が少ない一方で、単調な業務や何もしない時間を苦痛に感じる方にとってはきついでしょう。
また、拘束時間も長く、夜勤も存在することから、生活リズムが安定せず、体調を崩しやすくなってしまう方も少なくありません。 -
施設警備員の志望動機作成のポイント
施設警備員は学歴・年齢・経験不問の求人が多いことから就業しやすい職ですが、油断は禁物。
企業に採用したいと思ってもらえるようにも、志望動機の作成に力を入れることが重要です。
以下は、施設警備員の志望動機に入れ込むべきポイントです。
・施設警備員として働きたい理由
・施設警備に活かせるスキルや強み
・志望先を選んだ理由
未経験から施設警備員に応募する場合、施設警備員として働きたい理由はしっかり伝えましょう。
「給料が良かったから」「未経験でもできるから」といった内容は意欲が感じられないため、「人の役に立ちたい」「持ち前の体力を活かしたい」など施設警備員の適性となる理由を述べてみましょう。
加えて、志望先の企業を選んだ理由も述べることで説得力が高まります。
志望動機作成では施設警備員の特徴や働き方を理解し、そこにあてはまる自分の経験や適性などを伝えることがポイントです。 -
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