経理の仕事内容は大変？転職や求人応募に役立つ経理向きの資格を解説します！
経理の仕事内容は大変？転職や求人応募に役立つ経理向きの資格を解説します！
企業にとって欠かせない役割の経理ですが、実際どのような仕事なのでしょうか。
「キツい」といわれることも多いため、仕事内容や経理に必要な資格やスキルなどが気になりますよね。
本記事では、経理の具体的な仕事内容や必要スキル、経理の魅力について体験談を踏まえて解説します。
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経理の主な仕事は？
主に、下記の業務があります。
・現金の出納管理
・領収書・請求書の処理
・経費精算
・伝票起票や整理
毎日の取引を数値化することがメインの業務です。
決算時には決算書の作成や税務報告、ボーナスの時期は賞与計算、年末調整などの業務があり、会社を運営するうえで大きな役割を担っています。
企業規模によって異なる仕事内容
企業規模は下記の3つに分類されます。
・子会社や関連会社を有する大企業
・子会社や関連会社を有さない大企業
・中小企業
業務の大まかな流れはほとんど変わりませんが、子会社や関連会社を有する大企業は子会社の財務状況や経営成績も反映された連結財務諸表の作成が必要です。
連結決算の手続きは親企業の経理が担当になるでしょう。
子会社を有さない大企業は、経理が部署として独立しているケースが多く、経理業務のみを専業として行います。
また、上昇企業など金融商品取引法の適用対象となる企業は、四半期財務諸表の作成やキャッシュ・フロー計算書の作成など有価証券報告書等の提出が必要です。
中小企業は会社法が適用されるため、大企業ほど厳密な会計を要求されることはありません。
決算も半期ではなく年次で行われることが多いため、大企業のように複雑ではないでしょう。
そのため、中小企業の経理は会計・財務業務も担うことがあります。
経理に必要な資格は？
合わせて持っておいたほうがいい資格など、特徴とともにみていきましょう。
【簿記2級】
簿記2級は、経理の求人において企業から最も求められる資格です。
経理実務を十分に行えるスキルを証明でき、財務諸表から経営状況の把握や分析が行えるレベルの知識が習得できる資格になります。
就職で無資格で経理に配属になった場合、会社から資格の取得を求められることも多く、経理において重要な資格といえるでしょう。
また、経理の転職求人をみると、ほとんどが条件に「簿記2級」が入っているため、未経験から経理の仕事に就職や転職したい人におすすめです。
【ファイナンシャルプランナー】
ファイナンシャルプランナーは、お金の流れをまとめたり、それを分析し業績改善の提案を行うことができます。
ファイナンシャルプランナーといっても、国家資格にあたる「2級FP技能士」や「1級FP技能士」のことを指し、中小企業の経理において経理に必要な資格といえるでしょう。
中小企業は少ない人数で多くの業務を担う必要があるため、重宝されます。
【MOS】
MOSは経理業務に利用されることの多い「Excel」や「Word」が、使いこなせることを証明する資格です。
経理の業務は全てPC作業になります。
MOSの資格を取得し学んでおくとPCのさまざまな機能を使いこなして業務できるため、自然と仕事の効率がアップしたり、業務の幅を広げられたりするでしょう。
【ビジネス会計検定】
ビジネス会計検定は、財務諸表に関する知識や分析力や財務諸表が表す数値を理解し、ビジネスに役立てられる検定です。
財務諸表の分析技術が身につくため、簿記検定と合わせて持つことで、より経理として役割の層を厚くできます。
【給与計算検定】
経理において給与計算は必須の業務であるため、給与計算検定をもっていると基本的な給与計算や、実際に明細も作成できるため重宝されるでしょう。
さらに1級を取得した場合、給与計算だけでなく年末調整や社会保険など、さらに踏み込んだ業務が可能です。
経理の仕事体験談
経理の転職体験談｜働いてよかったこと
[30代 女性]
学生のときに就活に有利だと思い、簿記検定2級を取得しました。
最初の就職先では、全く関係のない仕事をしていましたが、転職活動の際に改めて有利な資格と実感し、経理として転職が叶いました。
正社員なので月末は忙しく、金額が合わなければ帰れないといったこともありますが、月末以外は定時で帰れるためオンとオフの切り替えがしやすく、プライベートも充実しました。
未経験歓迎の経理の転職求人を探す
経理の転職体験談｜働いてよかったこと
[40代 男性]
元々会社のお金の動きがわかることもあって、経理として働いていたのですがキャリアアップを考え所持資格を増やし、転職活動を行いました。
今の会社では管理職をしており、経営陣から意見を求められることも多く意見を述べることが増え、感謝されることもあって、大きな仕事を担っているんだなとやりがいにつながっています。
男性活躍中の経理の転職求人を探す
経理の転職体験談｜働いて大変だったこと
[20代 女性]
30代になる前に簿記の資格を持っていたこともあり、経理職へ転職を行いました。
資格を持っていたものの実務経験は初めてだったので、常に数字と関わっている現職は頭をフル回転させています。
月末は残業が続くのが当たり前ということもあり大変なことも多いですが、先輩に効率のいい処理方法など教えて頂き、日々改善しながら頑張っています。
女性活躍中の経理の転職求人を探す
よくある質問
- 会計・財務との違いは？
- 日々のお金の管理を行うのが経理ですが、会計は全般的な金融業務を行っており、お金の出入りの記録や管理業務全体を指し、財務会計と管理会計の2種類に分かれます。
また、財務は会社の資金運用業務を行っており、銀行からの資金調達や投資、M＆Aなどを進める業務です。
会計業務内の特定業務が一般的に経理とされていたり、財務業務も経理担当者が作成した財務諸表をもとに行われるため、企業によっては経理担当者が会計や財務も兼ねて業務するところもあるでしょう。 - 経理は大変？
- 経理はお金を取り扱う業務になるため、会社の中でも「信用」に大きく関わる仕事です。
常に数字と向き合うため、誤差が出るとやり直さなければならなかったり、業務中は高い集中力が必要です。
また、決算期などの繁忙期は時間に追われ、正社員だと残業が続くことも多くなります。
締切りのある仕事が苦手な方には、業務が厳しく感じるかもしれません。
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経理への転職に有利な資格
経理への正社員としての転職には「簿記2級」はマストの資格といえるでしょう。
さらに、キャリアアップや転職を有利に進めるために、おすすめの資格を紹介します。
【簿記1級】
簿記検定の中で最も難易度の高い最上位資格が簿記1級です。
専門的な工業簿記や経営管理や分析のなどの知識が求められる資格で、実務レベルではなかなか使われることは少ないですが、転職市場では高く評価されています。
ただし、試験の難易度は高く合格率は平均8～10パーセントしかないため、かなり難しい資格です。
【FASS検定】
FASS検定は、経理や財務部門の高い実務スキルを証明する検定です。
資産・決算・税務・資金を4部門にわたり出題される検定で、出題範囲は簿記よりも広くなります。
この資格を持っていることにより、実務レベルの仕事ができると評価されるため、最近では企業からの評価も高まっているため、有利な資格といえるでしょう。
実務レベルをレベルA～Eで判断される検定となり、企業から評価されるのはおおよそレベルC以上となります。
C以上の合格率は73パーセント程度いるため、難易度は低めで挑戦しやすい資格です。
【経理事務パスポート検定】
経理事務サポート検定も、実務レベルの仕事ができる評価につながり、現場で必要な知識を手早くキャッチアップできる検定です。
レベルは3段階に分かれており、3級は初めて経理業務を行う方向けで、2級は通常の経理・財務業務ができるレベル、1級は経理・財務業務の一連処理が行えるレベルとなっています。
検定難易度は標準といわれており、合格基準は70パーセント以上ですが、出題範囲も他の検定に比べると狭いので取得しやすい資格でしょう。
【公認会計士】
公認会計士は、国家資格であり企業の財務諸表が適切かを専門的な立場でアドバイスができる資格です。
非常に難易度の高い試験で合格率は約10パーセントといわれ、経理への転職に有利となります。
さらに経理業務ではなく公認会計士という専門職で働くこともできるでしょう。 -
経理に向いてる人
お金を取り扱う仕事ということもあり、責任感のある人は向いているといえます。
また、経理の業務に妥協はないため、全ての業務に対して最後までやりきることが重要です。
そのため、妥協せず責任を全うできる人は経理に向いてる人材といえます。
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この記事の監修・著者プロフィール（株式会社クリエイト Webマーケティング部門）
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