警備業とは?主な仕事内容や転職に向いている人の特徴を志望動機の例文付きで解説
警備業とは?主な仕事内容や転職に向いている人の特徴を志望動機の例文付きで解説
交通整理や施設を巡回する警備員を見たことがある方は多いと思いますが、警備業とは何か、主な仕事内容はどのようなものかを詳しく知りたい方も多いでしょう。
警備業と言ってもさまざまな業務があり、領域も広いのです。
本記事では警備業とは何か、主な仕事内容や転職に向いている人の特徴、志望動機例文をご紹介していきます。
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警備業とは
個人や特定の団体から依頼され、警備会社が契約を結びます。
病院や商業施設などを警備したり、要人の警護をしたりして安全を守るのが主な役割です。
警備業は金銭が絡む事業を指すので、ボランティアは該当しません。
契約に基づいて警備活動を行うのが主な仕事ですが、災害時などに警察や他の警備業者と協力し、交通誘導や避難所の警備も実施することもあります。
世界各国でテロや紛争が増えた昨今、警備業はより注目され、役割が大きくなっています。
警備業の主な仕事内容・業務の領域
【1号業務(施設警備など)】
1号業務は、ショッピングモールや百貨店、病院や大手企業などで行う施設の警備です。
施設を巡回し、不審者や危険物に警戒します。
また、施設の出入り口で人への対応や車の管理をしたり、防犯カメラの映像を監視したりもします。
【2号業務(交通誘導警備など)】
2号業務は、道路工事やお祭り、イベント会場などで交通誘導警備を行います。
大きなイベント時は特に事故やトラブルが起きやすいため、これらが起こらないようにするのが主な仕事内容です。
【3号業務(貴重品運搬警備など)】
3号業務は、主に貴重品運搬警備を行い、現金や貴金属、美術品等を目的地まで確実かつ安全に輸送し、契約先に引き渡す仕事です。
ニュースで現金輸送車が強盗に襲われる事件が報道されることもありますが、そうならないよう、盗難や事故を防ぐために尽力します。
【4号業務(身辺警備)】
4号業務は身辺警備を行います。
有名人や要人、重役の方などの命を守るために尽力する人のことで、ボディーガードと表現されることも多いです。
不審者から命を狙われないように、常に周囲を警戒しなければならない大変な仕事と言えます。
警備業への転職を検討中の方が覚えておきたい「警備業法」とは
警備業法は警備業に関して必要な規制を定めていて、警備業務を正しく遂行をすることを目的とした法律です。
警備業法において「警備業務」と定義されるものは、1号業務~4号業務までの4種類があります。
警備業界へ転職するには、警備業法で定められた規則に従わなければなりません。
例えば、18歳以上の方しか警備員になることができない点、これまでに禁錮刑を受けた者、あるいは警備業法違反により罰金刑を受けてから5年未満の者などは警備員になれないなどの規定があるのです。
また、警備業法では新任教育時間が20時間(以前は30時間)以上など、さまざまな規定が定められており、違反した業者は業務停止や厳しい処分を受けることになります。
現場教育を受けなければ、警備員として現場で任せることはできないのです。
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警備業の転職体験談|働いてよかったこと
[20代 男性]
交通誘導の警備だと、ドライバーと歩行者が事故を起こさないように注意しながら仕事をしなければならず、常に周囲を見渡す注意深い性格になれました。
また、交通誘導をしていると、歩行者の方に「ありがとう」「頑張って」など言われることもあり、それがやりがいになっています。
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警備業の転職体験談|働いてよかったこと
[40代 女性]
シフト制のため、自分の希望する時間に働けているのがありがたいです。
この仕事はかなり女性が少なく男性が多い職場ですが、かえってやる気に火がついて日々学びながら仕事ができている点もよかったと思います。
女性でも十分に活躍できる仕事なので、毎日が楽しいですね。
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警備業の転職体験談|働いて大変だったこと
[40代 女性]
現場によってはあまり人が通らないこともあり、そのような場所の交通誘導の警備だと、時間が過ぎるのが遅く感じるので大変です。
時々理不尽なクレームや暴言を吐かれることもあります。
それでも、精神的にあまり負担がかからない点では良い仕事だと思うので、無理なく続けられています。
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よくある質問
- 警備業でキャリアアップするにはどうしたらいいですか?
- 警備業でキャリアアップするには、資格を取得する必要があります。
以下の3種類の資格を取得すると、キャリアアップを目指せるでしょう。
・警備員指導教育責任者
・機械警備業務管理者
・警備業務検定
警備員指導教育責任者は、他の警備員の教育指導をするための資格です。
警備業法では、警備業を営む事業所に1人は警備員指導教育責任者資格を持つ者を配置する決まりがあります。
そのため、資格を取得しているとかなり有利です。
次の機械警備業務管理者は、監視カメラや赤外線センサー、または振動感知センサーといった機械を扱う警備業務です。
これらの機械警備を行う警備会社の営業所には、機械警備業務管理者を設置する必要があると警備業法で定められています。
ですので、機械警備業務管理者資格があれば、キャリアアップを図れるのです。
警備業務検定ですが、警備業務に関する知識およびスキルがあることを証明する国家資格です。
施設警備業務や交通誘導警備を行う際、警備業務検定を持つ者がいなければならないため、この資格を取得していると転職に役立ちます。 - 警備業の求人を探す際の注意点はありますか?
- 警備業の求人を探す際には、もちろん注意点があります。
それは、中には劣悪な待遇の会社もある点です。
研修期間が明らかに短かったり、研修中の給与が極端に低かったりと、ブラックな会社も存在します。
ですので、そのような劣悪な会社には注意してください。
電話や面接時の対応が横柄な会社ならば、従業員への対応も悪い可能性が高いです。
できるだけ条件の良い会社を見つけられるように、しっかりとご自身に合うところを探しましょう。
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警備業界へ転職を叶える志望動機例文
警備業界への転職を叶えるには、採用担当者に熱意が伝わる志望動機を書く必要があります。
ですが、必要以上に難しく考えることはなく、変に取り繕わずにあなたらしさを出すことも大切です。
以下で、志望動機の例文を記載します。
【未経験者の場合】
「昔からボディーガードをしてみたいという願望があり、いつか自分も有名人の警護をしたいと考えていました。
身辺警備はかなりの責任感を求められる仕事ですが、それが余計に自分を奮い立たせてくれます。
この人に任せてよかったと思ってもらえるように、全力で仕事を全うするつもりです。」
【経験者の場合】
「大学時代に商業施設で警備員をした経験があり、とてもやりがいのある仕事だと感じました。
テナントのある場所や落とし物について聞かれることも多く、お客様と関わるのがとても楽しかったです。
将来キャリアアップできるように、資格を取得して上を目指したいです。」
「誰かのための働きたい」「キャリアアップしたい」「やりがいを感じる」など、作成時にあなたの熱意を伝えこの仕事に就きたいとアピールするのが採用につなげるためのポイントです。 -
警備業への転職に向いている人の特徴
警備業への転職に向いているのは、以下のような人です。
【責任感を持って仕事を全うできる】
責任感を持って仕事に取り組める人は、警備業に向いています。
不審者や不審物を常に警戒しなければならないため、油断できません。
責任感が強く、依頼者やお客さんを守りたいという正義感の強い方に最適です。
【集中力がある】
集中力がある人も、警備業に向いています。
この仕事はいつどこで事故やトラブルが起きるか予測できないため、集中力を切らさずに周囲にしっかりと目を向ける必要があります。
ですので、集中力のある方に適しているでしょう。
【人と接するのが得意】
警備業は、毎日大勢の方々と接します。
そのため、人と接するのが得意な方に向いています。
小さい子から年配の方まで日々たくさんの人たちと関わることから、人見知りせずに誰とでも話せる人に合っているでしょう。
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