転職で給与交渉はできる?失敗しないための注意点や交渉のタイミングとは
転職で給与交渉はできる?失敗しないための注意点や交渉のタイミングとは
転職する方の中には、転職で給与アップを目指す方もいるでしょう。
給与アップを目指す方は特に、そうでなくとも提示された給与に納得がいかない場合は、給与交渉することが可能です。
給与交渉は「印象が悪くなるのでは」「採用がもらえなくなるのでは」など、不安な方もいるでしょう。
そこで今回は転職の給与交渉について、失敗しないための注意点や交渉のタイミングなど気になるポイントを詳しくお伝えします。
【仕事探しならクリエイト転職】
クリエイト転職で求人を探す
転職で給与交渉はできる?
【転職時の給与交渉は可能】
転職時の給与交渉は、可能です。
応募先の企業が提示した給与に対し、自分のスキル・キャリアに見合わない、前職や相場と比較して低いなどした場合に交渉できます。
しかし、注意すべきは給与交渉が必ずしも成立するとは限らないということです。
年功序列の特性が強い傾向にある日系企業では、給与は転職先の規定に合わせるという意識が強く、現在でもその考えを持つ企業は珍しくありません。
一歩間違えてしまうと印象を悪くしてしまったり、採用が見送られてしまう可能性があるため、給与交渉は慎重に行う必要があります。
【転職時の給与の決まり方】
そもそも、転職時の給与は「応募者の前職の給与」または「自社の給与テーブル」を参考に決められます。
同業界・業種の場合は前職の給与と応募者の能力を加味して、給与が定められるケースが多くみられます。
そして一般的に多いのが、自社の同年代の社員の給与や勤続年数・等級などの基準に沿って算出する方法です。
転職時に給与交渉するタイミング|内定後の交渉はアリ?
・面接官から希望年収を切り出されたとき
・2次面接以降
・内定後のオファー面談
選考過程で給与交渉する場合、基本的には面接官から給与について切り出されたときのみにしましょう。
自分から給与の話を持ち出してしまうと、お金のことしか考えていないのではないかと思われてしまう可能性があります。
そして法律上、給与は内定時に提示することが義務付けられています。
オファー面談前かオファー面談時に提示されることが多いため、そのタイミングで給与交渉してみましょう。
給与交渉したからと悪い印象を与えることはありませんが、タイミングを間違ってしまうと印象を悪くしてしまいます。
さらに、最悪のケースでは採用を見送られてしまうリスクがある点は要注意です。
【NGな給与交渉のタイミング】
NGな給与交渉のタイミングは、1次面接と内定承諾後です。
企業によっては1次面接で給与について問われることもあるため、その場合は希望額で交渉しても問題ありません。
そして絶対にNGなタイミングが、内定承諾後です。
内定を承諾したということは、給与を含む提示条件に納得したということです。
納得したにもかかわらず後出しで給与交渉すると交渉が成立しにくいだけでなく、入社後の立場や人間関係にも悪影響となるリスクがあります。
転職時の給与交渉で失敗しないための注意点
【一次面接で給与交渉しない】
企業によっては、一次面接で給与について切り出すケースもあります。
しかし、一次面接ではそれ以外で給与交渉することは控えましょう。
一次面接は応募者が転職する理由や志望動機、これまでの職務経歴などその人自身について知ってもらうための場です。
そこでいきなり給与交渉してしまうと、お金のためだけで転職した人とネガティブな印象を与えてしまう恐れがあります。
【いきなり給与交渉をしない】
なんの前触れもなくいきなり給与交渉したり、逆質問で給与について切り出すのは好ましくありません。
基本的に給与交渉は相手から切り出されたときのみと考え、いきなり自分から給与交渉しないようにしましょう。
【一方的に条件を提示しない】
給与は、相手の様子をうかがいながら上手く交渉する必要があります。
そのため一方的に希望金額だけ提示し、YesかNoかだけを求めるのはNGです。
なぜ提示金額より高い給与を希望するのか、その理由と根拠を提示して、相手に「いかがでしょうか?」と検討の余地を与えることが大切です。
【相場からかけ離れた金額を提示しない】
給与交渉なので希望金額を提示して問題ありませんが、相場からかけ離れた金額はNGです。
給与交渉は、相場を把握した上で妥当な金額を提示することが基本です。
相場からかけ離れてなくとも、提示額以上の金額を希望する場合は、相手が納得できる根拠を用意する必要があります。
よくある質問
- 転職の給与交渉でどのくらいの金額を提示すればいいかわかりません。どのくらい上げられるものなのでしょうか?
- 一般的には転職前の年収のプラス20%を上限、月収はプラス1〜2万円での提示が平均的です。
しかしどのくらいの金額を提示するかは現在のご自身の給与や能力、転職先の規模や相場に合わせて相手の反応を見ながら調整してみましょう。
そしてその人の能力や前職での給与、転職先の給与テーブルがどれくらいかも異なるため、給与交渉でどれくらい給与が上がるかは一概に言えません。 - 転職の内定後に給与交渉をメールですることは可能ですか?その際の、交渉メールの例文も教えてください。
- 株式会社○○ 人事部 ○○様
お世話になっております。
この度は内定通知をいただき、誠にありがとうございます。
先日届きました労働条件通知所の内容を確認し、表題の件でご連絡いたしました。
年収400万円とご提示いただきましたが、現在の年収420万円を下回ります。
そのため大変恐縮ではございますが、年収450万円でご再考をお願いしたく存じます。
前職の営業では2年連続目標120%以上を達成しており、貴社のメイン顧客でもあるメーカーとの取引を中心に担当してまいりました。
その経験と実績を活かし、貴社のポストにおいても十分に貢献できると考えております。
誠に勝手ではございますが、今一度ご検討いただけますと幸いです。
また本来直接お伺いしてご相談すべきことではございますが、仕事のスケジュール上日程が合わず、このような形でお伝えする失礼をお許しください。
以上、何卒よろしくお願い申し上げます。
---------------------------
○○ ○○(名前)
住所:○○
電話:090-***-***
メールアドレス:○○
---------------------------
-
転職時に給与交渉する前の準備
転職時の給与交渉に失敗しないためには、事前の準備が重要です。
ここでは、給与交渉する前の3つの準備をお伝えします。
【転職志望先の平均年収を確認】
相場から外れた金額を提示しないよう、まずは転職志望先の平均年収を確認しましょう。
わかる範囲で、同世代の平均や職種ごとの平均まで調べられるとなお良いです。
【自分の収入額・実績やスキルを確認】
まずは、自分の収入額を明確に把握しておくことも必要です。
前職の給与をベースに金額が提示されることもあるため、そこからかけ離れた金額を提示しないよう注意しましょう。
そして平均や提示額よりも高い給与を交渉する場合は、根拠を述べるために客観的に自分の能力を把握する必要があります。
これまでの実績や身につけたスキルを確認し、自分の現在値を知った上で、妥当な額を交渉することがポイントです。
【ボトムラインを決める】
給与交渉が高すぎても成立せず、かといって納得しない額で内定を承諾しても後から後悔してしまいます。
そうならないようにも、自分が納得できるボトムラインを定めておきましょう。
自分の現在の収入や客観的にみた能力、転職志望先の相場を踏まえてボトムラインを決めてみてください。 -
転職時の給与交渉を成功させるためのポイント
転職時に給与交渉を成功させるには、前述した準備を怠らず、適切なタイミングで交渉することがポイントです。
また、転職先が給与を上げることに気持ちよく納得できるための根拠も必要です。
根拠はその場ですぐに用意できるものではなく、これまでの経験や実績の積み重ねがあってこそ生まれるものです。
つまり転職で給与アップを狙うには、給与交渉も視野に入れて常に自分の市場価値を高める努力が必要といえます。
そして、給与交渉は必ずしも成功するとは限らない点を押さえておくことも必要です。
成功させたいが故に一方的に自分勝手な行動をしてしまうと、最悪のケースで採用が見送られてしまう可能性もあるため注意しましょう。
【クリエイト転職の特徴】
1.近場で探せる
2.短期限定求人多数
3.会員登録不要
4.多彩なオプション
豊富なおすすめ機能であなたのお仕事探しをサポート
クリエイト転職で正社員の求人を探す -
転職活動前にチェック!仕事探しに役立つビジネス用語の記事
【転職の流れ】初めての転職に必要な要素を徹底解説!
女性のための転職ノウハウ!あると便利な資格や年齢別の成功例を紹介
転職時に押さえておきたい面接マナー
転職用の履歴書を書く前にルールやマナーをチェック!
【自己PRの伝え方】
【転職の自己PR】転職の面接や履歴書で上手く伝えるコツ
【転職理由の伝え方】
転職理由を話すコツ|前向きな気持ちを採用者に伝えるために
【転職市場】
【転職市場/今後の予測】新型コロナが転職市場に与えた影響
【おすすめの転職情報】
【転職】おすすめの業界・職種とは
転職するなら何歳まで?今すぐに転職する人にもこれから転職する人にもおすすめの業界とは
新卒で1年目での転職は厳しい?転職のリスクや成功のポイント
転職のメリット・デメリットを徹底解説!メリットを得て転職を成功させよう
人間関係が理由で転職するのはあり?対処法や転職を成功させるためのポイント
在職中の転職活動は難しい?メリット・デメリットや転職活動の進め方など
転職で後悔しやすいポイント
転職が上手くいかない・決まらない人がチェックすべきポイント
転職先で源泉徴収票の提出が必要?
転職に伴う保険証の切り替えについて
転職面接の質問・逆質問対策
転職で確定申告が必要な3つのケース
退職交渉の4つの基本
転職活動は働きながらと辞めてからどっちが良い?
転職の書類選考で落ちる理由|書類選考で通らない理由は?
転職の面接辞退の仕方!メール・電話での連絡方法やマナーなど
転職の選考辞退の基本|メール・電話の例文や辞退理由の伝え方とは
転職で内定辞退は可能?よくある辞退理由や基本のマナー、伝え方など
履歴書の学歴・職歴の書き方!基本ルールや書ききれない時の対処法など
【転職の履歴書】学歴はどこから書く?学歴の書き方や基本ルールを解説
履歴書の本人希望記入欄の書き方を解説!基本ルールや記入例など
職務経歴書の手書きはアリ?パソコンと手書きのメリット・デメリットとは
転職の入社時期は交渉可能?入社時期の決め方や面接での答え方などを解説
【転職準備ガイド】準備期間や準備するもの・やることチェックリスト
円満退社する方法は?退職理由の例文と上手な伝え方、理想の転職を叶えるコツ -
この記事の監修・著者プロフィール(株式会社クリエイト Webマーケティング部門)
※記事関する問い合わせは受付しておりませんので、ご了承下さい。
配信中の記事では、職種ごとの詳細な仕事内容、エリア情報、就職に役立つ資格の解説、ビジネス用語・経済ニュースの解説など、社会人として押さておきたい基本的な知識や最新情報をお届けしています。
クリエイト転職は地域密着をコンセプトに、仕事探しに役立つ最新の求人情報をお届けしています。
【コンテンツポリシー】
記事制作におけるコンテンツポリシー
【詳細プロフィール】
記事の監修・執筆者の詳細プロフィール
【クリエイト転職で仕事探し】
クリエイト転職で正社員の求人を探す