25歳からの転職|25歳の転職に必要な資格やスキルなどを徹底解説
25歳からの転職を成功させるコツ|必要な資格やスキルなどを徹底解説
25歳は浪人や留年せずに新卒で入社した場合、社会人3年目にあたる歳です。
仕事にも慣れてきた頃であると同時に、今後のキャリアについても考え始める年齢と言えるでしょう。
さらに仕事や待遇への不満、目指すべきキャリアを実現するために転職を検討し始める方も多いでしょう。
社会人経験もあり、教育コストのかからない第二新卒は、今後のポテンシャルに期待されることから転職しやすい年齢です。
比較的売り手市場であるといえど、必ずしも転職に成功するとは限りません。
そのため25歳の転職状況や必要な資格・スキルなど、まずは25歳の転職における特徴を押さえることが大切です。
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25歳から29歳の転職理由
厚生労働省の2019年雇用動向調査での25歳~29歳男性の転職入職率は13.4%でした。
この数字は全年代で見ると比較的高い数値なため、25歳の転職市場も活況と言えそうです。
また厚生労働省の2019年雇用動向調査における転職入職者の状況によると、25歳を含む25〜29歳区分の男性は、以下のような理由で転職しています。
・給料等の収入が少なかった 13.5%
・仕事の内容に興味を持てなかった 9.1%
・労働時間、休日等の労働条件が悪かった 9.0%
・会社の将来が不安だった 8.4%
・職場の人間関係が好ましくなかった 8.0%
男性は会社でのキャリアや将来性、給料を重視する傾向にあることから、3年目は今後のキャリアについて一度検討するタイミングであることも多く、転職する方も増えてきます。
一方転職市場に目を向けてみると、25歳男性は、転職市場では売り手であるといえます。
なぜなら25歳はまだ若手に位置付けられる年齢であり、将来的なキャリアにも期待できるからです。
そのため転職状況は良好であり、業界・業種も選びやすい点が特徴です。
【25歳女性の転職状況】
25歳~29歳までの転職入職率を見てみると、厚生労働省の2019年雇用動向調査によれば16.9%でした。
パートなど雇用形態別に見てみると、パートなどでは25.4%と、一方それ以外の雇用形態では14.7%と、全年代で見ると比較的高い数値でした。
25歳での女性の転職状況は比較的良好と言えそうです。
同じく、厚生労働省の2019年雇用動向調査における「転職入職者の状況」によると、25歳を含む25〜29歳区分の女性は、以下のような理由で転職しています。
・労働時間、休日等の労働条件が悪かった 18.6%
・職場の人間関係が好ましくなかった 13.3%
・給料等の収入が少なかった 10%
・会社の将来が不安だった 7.6%
・結婚 6.6%
女性の転職理由として特徴的なのが、結婚のようなライフイベントです。
25歳女性は結婚や妊娠・出産を考える時期でもあり、その点から転職を決める方も少なくありません。
25歳で転職すれば産休や育休をとる時期までに、会社での信頼関係が構築でき、業務の知識・スキルも身につけやすいため、25歳での転職はライフイベントを加味しても良いタイミングといえるでしょう。
25歳からの転職|未経験職種への転職について
その主な理由が以下の2つです。
・社会人経験がある
・ポテンシャル採用の側面が大きい
25歳は浪人・留年なしで新卒入社していれば、新卒3年目であり、基本的な社会的マナーや一般常識が身についている年齢といえます。
また若いため物事に対して柔軟に対応できる年齢であると考える会社も少なくありません。
そのため、入社後に育てることを前提として採用される可能性が高い傾向にあります。
25歳からの転職|資格やスキルはどれくらい必要?
ただし転職先が同業職種なのか、未経験職種なのかによっても異なります。
【同業職種へ転職する場合の資格・スキルについて】
同業職種へ転職すると場合は、即戦力を期待されることがあります。
ただ25歳はまだポテンシャルを重視して採用される年齢であることからも、即戦力でなければ転職不可能というわけではありません。
ポテンシャルを示すことができれば、スキルや経験が少なくとも採用される可能性は十分にあります。
しかし同じ求人に複数の応募があった際、年齢が同じ中で優先的に採用されやすいのは実績や資格、スキルのある人材です。
それ以上にポテンシャルが見込まれて採用される可能性もありますが、同じ条件で戦うとなるとライバルより秀でたアピールポイントが必要です。
【未経験職種へ転職する場合の資格・スキルについて】
未経験職種への転職は、実務に関する資格・スキルがないのが前提でもあるため、スキルや経験はそれほど重視されません。
その分仕事への意欲やポテンシャルが重視される傾向にあるため、その業種へ関心があること、スキルを身につけるために勉強している姿勢などをアピールしましょう。
ただし、25歳の強みは社会人経験がある点でもあるため、ビジネスマナーや一般常識など、社会人に求められる一般的なスキルは必要です。
25歳からの転職|年収は上がる?下がる?
・増加 34.2%
・変わらない 29.2%
・減少 34.7%
25歳からの転職は未経験職種、大手企業からベンチャー・中小企業へ転職すると年収は下がる傾向にあります。
なぜなら未経験の場合は新卒と同じ扱いになり、ベンチャーや中小企業は大手に比べると売上規模も少ない傾向にあるためです。
そのため未経験職種に転職したい、大手企業から規模の小さい企業に転職したい場合には、年収は下がる可能性もあると認識した上で転職を検討しましょう。
一方、同業界・同業種へ転職する場合は年収が上がる可能性もあります。
業績が上がっている企業に転職する、インセンティブによる給料アップが見込める、資格やスキル、経験を評価してもらえたケースでは、年収アップにも期待できます。
25歳の仕事体験談
25歳からの転職体験談:転職してよかったこと
(26歳 男性)
新卒でなんとなく入った会社で仕事に対して興味を持てず、25歳でベンチャー企業へ転職しました。
20代は仕事に全ての熱量をぶつけたいという思いがあり、転職してその思いが叶っただけでなく、働く理由や仕事で実現したいことなど、未来を見据えながら自信を持って仕事に取り組めるようになりました。
25歳からの転職体験談:転職してよかったこと
(27歳 女性)
新卒で入社した会社で3年間営業として働いていました。
前職では社内で働く女性にいわゆるロールモデルとなるような社員がいなかったため不安はずっとありました。
最終的にその不安はずっと払拭できず、長く勤めることが難しい環境だと考え転職しました。
興味のある業界へ転職できただけでなく、転職先は結婚や出産を経ても長く働ける環境でとても満足しています。
25歳からの転職体験談:転職して大変だったこと
(28歳 男性)
興味のある業界へ転職しましたが、転職活動の際、「またすぐ辞めるのでは?」と何度も面接で聞かれました。
また採用をいただいた企業の募集要項には「手厚い研修と万全のフォローがある」と書かれていたので入社を決めました。
しかし入社後に研修があるのは新卒の社員だけだったと知り、仕事を覚えるのに苦労しました。
第二新卒という言葉から、しっかりとした研修を期待してしまう自分は甘えていたなと今になって思います。
自分で自走して貪欲にスキルを吸収する意識が大切だと感じます。
よくある質問
- 25歳の転職では何が重視されますか?
- .ポテンシャルとある程度の社会人経験を企業はみています。
新卒と変わらないポテンシャルを持ちながらも、社会人経験やスキルが身についている第二新卒は、将来的に戦力となることを期待されています。
そのため25歳の転職で重視されるのは「ポテンシャルがあるか」「ビジネスマナーをはじめとした社会人経験が十分に身についているか」「将来的に長く働き続ける意欲があるか」という点が25歳の転職では重視されます。
経験豊富な中途に比べると実績やスキルがないのは企業もわかっています。
そのため素直さやポテンシャル、将来的な向上心や意欲から、その人のポテンシャルで判断する傾向にあるのです。 - 25歳の転職は第二新卒の転職ですか?
- 実際のところ第二新卒には明確な定義がありません。
しかし一般的に職歴3年未満の大卒を第二新卒扱いするところも多く、場所によって25歳は全て第二新卒に分類されることもあります。
また第二新卒に限定して求人を出している企業も多くあるため、25歳という強みを活かして転職を成功させたい場合には、第二新卒の求人も探してみるとよいでしょう。
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25歳以降の転職回数|印象は悪くなるのはどこから?
25歳の時点で2回以上転職している方は注意が必要です。
浪人や留年などなく新卒で入社した場合、25歳で2回以上転職しているということは1〜2年未満で会社を辞めている状態です。
平成27年雇用の実態調査の性・年齢階級・最終学歴・現在の勤め先での職種、転職回数別転職者割合を見てみても、25歳~29歳での転職数は1回という方が50.7%、2回目からは23.9%と割合はかなり減ります。
25歳時点では初めて転職を経験するという人がほぼ半数です。
転職回数が多いと「またすぐに会社を辞めてしまうのではないか」と考えられ、採用において不安材料となってしまいます。
最悪のケースでは、書類段階で落とされてしまうケースも考えられます。
やむを得ない状況以外は、転職回数が増えることで印象が悪くなることを認識した上で、本当に転職が必要かどうかをよく考えることが重要です。 -
業界別にみる25歳の転職について
【IT業界への転職】
IT業界は比較的新しい業界であることからも、他の業界に比べると全体の年齢層が若い点が特徴です。
ひとくちにIT業界といっても業種はさまざまで、Webマーケターから企画職、エンジニアと多岐にわたります。
エンジニアのような専門職はスキルが必要ですが、それ以外では未経験でも転職可能な場合があります。
25歳はIT業界で活躍する方も多い年齢であることから、転職においても前向きに判断されやすいといえます。
反対に年齢が高くなるとスキルがない限り転職しにくい業界であるため、25歳は転職しやすいタイミングと言えるでしょう。
【製造業界への転職】
25歳であれば、製造業界へ転職できます。
体力が必要とされる業務が多いため、最前線で働ける若手が重宝される傾向にあります。
また、製造業界は業務が明確にマニュアル化されていることも多く、未経験からでも仕事が覚えやすい場合もあります。
さらに長年勤め、その中で資格も取得していくことで、キャリアアップや収入アップに期待できるでしょう。
【福祉業界への転職】
福祉業界は慢性的な人手不足が課題であり、厚生労働省によると高齢化がほぼピークになる2040年度には全国で介護職員が約69万人不足するとの推計も公表しています。
福祉業界は介護など体力が必要な仕事も多いことから、若く、将来性もある25歳は引く手あまたな存在です。
今後さらに需要の高まる業界であることから、25歳で転職することで安定したキャリアに期待できます。 -
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この記事の監修・著者プロフィール(株式会社クリエイト Webマーケティング担当)
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