社会人2年目の転職は難しい?メリット・デメリット、転職のコツとは
社会人2年目の転職は難しい?メリット・デメリット、転職のコツとは
社会人2年目はまだまだ新人に分類される一方、仕事にもある程度慣れてきたことで自分の適性を再確認する時期です。
また仕事や会社が合わないと感じ始める方も少なくなく、実際に転職する方がいるのも事実です。
しかし経験やスキルも十分でない社会人2年目の転職は、ポジティブな気持ちよりも不安が大きくなってしまうものでしょう。
今回は社会人2年目の転職について、その実態やメリット・デメリット、転職のコツなどを詳しくご紹介します。
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社会人2年目の転職は難しい?その実態とは
不安や悩み、将来のことを考えて転職を視野に入れる方も珍しくありませんが、その実態については気になるポイントでしょう。
まずは、社会人2年目の転職の実態についてみていきます。
【社会人2年目でも転職可能】
結論、社会人2年目でも十分に転職可能です。
というのも、現代では終身雇用制度は崩壊しつつあり、早くからキャリア形成の一環として転職する若者も珍しくないからです。
そして高齢化社会が進む日本では若手労働人口の減少が課題であり、将来性のある若手を求める企業も増えています。
その中で社会人2年目は第二新卒として、一般的な中途採用とは別枠で転職市場では高いニーズを誇ります。
スキルも経験も十分でない社会人2年目の転職は不安が大きいかもしれませんが、今後の成長を期待して積極的に採用する企業が増えているため、むしろチャンスと捉えて前向きに考えて問題ありません。
【社会人2年目の転職理由】
では、実際に社会人2年目で転職している方はどのような理由から転職しているのでしょうか。
下記は厚生労働省「令和2年雇用動向調査結果」による、新卒入社から社会人2年目に該当する24歳を含む年齢層の転職理由です。
▼男性 ※回答割合の多い順
・給料等の収入が少なかった
・労働時間、休日等の労働条件が悪かった
・仕事内容に興味を持てなかった
・定年、契約期間の満了
・職場の人間関係が好ましくなかった
▼女性 ※回答割合の多い順
・労働時間、休日等の労働条件が悪かった
・給料等の収入が少なかった
・職場の人間関係が好ましくなかった
・定年、契約期間の満了
・能力、個性、資質を生かせなかった
男女ともに、「労働条件」「給料」を理由に転職している人が多い傾向にあります。
社会人2年目の転職はあり?なし?
また転職すべき人とそうでない人もいるため、自分の転職がありなのか、なしなのかを見極めることがポイントです。
【社会人2年目で転職ありのケース】
・過剰な残業やパワハラなどが横行するブラック企業である
・明らかに給料が安い、休日出勤があるなど労働条件が悪い
・新しい仕事にチャレンジしたい
・今の会社ではやりたいことを実現できない
・今の会社での不安や悩みを相談しても解決してくれない
明らかにブラック企業であったり、労働条件が極端に悪い場合は早めに転職することをおすすめします。
無理して働き続けた結果、体調を崩してしまい職場復帰が困難になってしまう恐れも。
そして2年目である程度社内の仕事を知った上で、新しい仕事にチャレンジしたくなった、今の会社では将来の目標ややりたいことが実現できない場合も転職が1つの手段です。
また不安や悩みを解決するためになんらかの行動を起こしても、今の会社ではどうにもならない場合も転職して問題ありません。
転職で環境を変えることで、効率的に自分の目標が実現できます。
【社会人2年目で転職しない方が良いケース】
・やりたい仕事ができない
・漠然と転職したいと考えている
・人間関係がうまくいかない
社会人2年目はまだスキルや経験も十分でなく、やりたい仕事ができない人がほとんどです。
その点を理解できていないまま転職しても、自分の実力をわかっていない人だと思われてしまいます。
希望の仕事をするまでに下積みが必要な状況にいる場合、まずは目の前の業務をしっかりとこなすことが最優先です。
また、なんとなく仕事がつまらないからと漠然と転職するのもNGです。
転職は明確な軸がないと失敗してしまうため、漠然と転職したいと考えている方はその正体を解明する必要があります。
そして人間関係がうまくいかないことを理由に、なんの行動も起こさないまま転職することもおすすめしません。
人間関係はどこの職場にいっても100%満足するとは限らず、転職先で同じ状況に陥る可能性もあります。
まずは上司や先輩、人事に相談して社内でできる限りの改善を図ってみましょう。
社会人2年目で転職するメリット・デメリット
【社会人2年目で転職するメリット】
・未経験の業界、職種にチャレンジしやすい
・第二新卒枠で転職できる
・ポテンシャルや熱意で採用してもらえる
社会人2年目はまだ若く、やり直しのききやすい年代です。
未経験業界・職種にもチャレンジしやすく、ローリスクで転職しやすい点は社会人2年目の大きなメリットです。
そして第二新卒枠で売り手市場の中転職活動できるだけでなく、特別なスキルがなくともポテンシャルや熱意で採用される可能性に十分に期待できます。
【社会人2年目で転職するデメリット】
・「またすぐ辞めるのでは」「忍耐力が足りないのでは」などネガティブな印象を持たれるリスクがある
・短期間での転職を繰り返すと将来転職しにくくなる
・年収が下がる可能性がある
社会人2年目は企業側も高いポテンシャルに期待している一方、少なからず「またすぐ辞めてしまうのでは」と不安も抱えています。
特に1年目で既に1度転職している方は、ネガティブな印象の方が多くなってしまう可能性も。
面接ではその点のリスクや不安を払拭できるようアピールすることが重要です。
そして経験やスキルもそこまでない中での転職、あるいは未経験職種への転職では、年収が下がりやすい点もデメリットです。
2年目転職の仕事体験談
社会人2年目の転職体験談:転職してよかったこと
(20代 女性)
新卒時点ではやりたいことよりも会社の規模やネームバリュー、労働条件を重視して会社を決めました。
しかし実際に入社すると希望する部署には配属されず、仕事を楽しいと思えず日々不満ばかりが募っていきました。
会社を辞めずに転職活動を並行し2ヶ月後、条件面は今の会社と大きく変わらず、希望の職種での転職が決まりました。
転職先ではもちろん同期なる存在がいなかったため大変な思いをしたこともありますが、あの時転職しなければ今も不満を感じながら仕事を続けていたと思うと転職してよかったと思います。
社会人2年目の転職体験談:転職してよかったこと
(20代 女性)
看護師としてガムシャラに働いて2年経ち、ある程度業務も覚えた頃、今の職場では新たにチャレンジする分野がないことに気がつきました。
このまま数年先も同じ業務を繰り返す働き方で良いのかと不安が大きくなったことで、転職しようと決意しました。
日々の業務をこなしながらの転職活動は大変でしたが、無事決まった転職先は不安視していた人間関係も全く問題なく、看護師としてのキャリアアップもしやすい環境でした。
環境が変わり、高いモチベーションの中働けるようになって転職してよかったです。
社会人2年目の転職体験談:転職して大変だったこと
(20代 男性)
人材派遣会社の営業職として働いていましたが、精神的に辛いことが重なり転職を決意しました。
転職先は前職の50倍の規模の大きな職場でしたが、残念なことに職場に人間的に尊敬できる人がいませんでした。
また同じ営業職だったので業界は違えど活躍できると思っていましたが、実際は同じ職種でも業界が変わるだけで働き方もかなり変わることがわかりました。
せっかくの転職でしたが、転職後に思い出されるのは前職での楽しかったことや良かったことです。
よくある質問
- 社会人2年目で妊娠したのですが、転職を考えるべきでしょうか?
- 仕事にも慣れてきた大事な時期である社会人2年目での産休・育休は、復帰後に思うようにキャリアアップできないなどある程度のデメリットも覚悟する必要があります。
それでも今の会社で産休が取得でき、かつ将来的にも働き続けたい気持ちが強いのであれば転職する必要はないでしょう。
しかし将来的に正社員として働くのは難しい、今の会社で産休が取得できない状況の場合は転職を考えるのも1つの道です。
ただし、転職後は基本的に1年以上経過しないと産休は取得できないため、転職するのであれば産後落ち着いてからのタイミングとなります。 - 転職2年目ですが、辞めたいと考えています。転職しても大丈夫ですか?
- 転職2年目は、社会人2年目と同じように転職先の仕事や環境に慣れてきた時期です。
ブラック企業であったり、劣悪な労働環境で心身に影響が出るなど、明らかに状況が悪い場合には2年目でも転職すべきといえます。
しかし、そうでない場合は転職2年目で安易に転職することはおすすめしません。
なぜなら1社の在籍年数が短く、短期間で転職していると次の転職での印象が悪くなってしまうからです。
そのため安易に転職を決めることは避け、まずは本当に今の会社でできることはないか、自分から何かを変えることができないかを限界まで模索して実行してみてください。
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社会人2年目の転職を成功させるためのコツ
第二新卒にあたる社会人2年目が売り手市場にあり、ポテンシャルでの採用に期待できるのは事実です。
しかしそこに甘えず、転職を成功させるためには以下3つのコツを意識して転職活動に臨むことが重要です。
【転職の軸を明確にする】
「なぜ転職するのか」「転職した先でどうありたいのか」など、転職の軸を明確にすることがコツです。
社会人2年目での転職は少なからず「また辞めてしまうのでは」と不安を抱かれています。
その点を払拭し、社会人2年目のポテンシャルを十分にアピールするためには、明確な軸を持って転職活動に臨む必要があります。
明確な軸をもって転職していることが伝われば、企業側も安心して前向きに検討してくれるはずです。
【自己分析を徹底する】
2年目になり、就活時よりも自分の適性がわかってきます。
自分にマッチする会社を見つけるため、他の転職者と差がつけられるアピールポイントを見つけるためにも、改めて1から自己分析を徹底することが重要です。
【転職先を決めてから退職する】
できる限りリスクを抑えて転職するためにも、転職先を決めてから退職することをおすすめします。
第二新卒だからと、スムーズに転職先が決まるとは限りません。
先に会社を辞めてしまい無職状態で転職活動をしていると、転職活動期間が長引いた際に焦りからとりあえず内定をもらうことが目標となってしまいます。
本来の転職目的から逸れた転職にならないようにも、退職は転職先が決まってからにしましょう。 -
社会人2年目の転職でアピールできること・したいこと
社会人2年目の転職は経験やスキルが十分でないが故に、面接や職務経歴書でアピールできることがないと勘違いされがちです。以下のポイントを参考に、これまでの経験を振り返ってアピールポイントを考えてみてください。
【ポテンシャル・熱意の高さ】
企業が社会人2年目の転職者に求めているものは、ポテンシャルや熱意の高さです。
転職と聞くとどうしても実務スキル・経験が重視されると思われがちですが、第二新卒はまた違ったフィールドです。
「将来性がある」と思ってもらうためにも、転職先での目標や熱意を十分にアピールしましょう。
【仕事での成功体験や乗り越えたこと】
どんなに小さなことでも、仕事で成功したことや乗り越えたことはしっかりとアピールしましょう。
重要なのは規模の大きさではなく、「どう工夫したのか」「困難や課題をどう克服」したのかという「HOW」の部分です。
仕事に取り組む際に意識していたこと、工夫したことを細かくアピールすることがポイントです。
【学生時代の経験】
会社の出来事ではアピール力が弱い場合、学生時代の経験を材料にするのも1つの方法です。
その際も同様に、重要なのは「HOW」の部分です。
学生時代の経験が今後どう仕事に活かせるか、その経験が自分のどんな強みを形成したかなどを自己分析と合わせて考えてみてください。
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