エントリーシート(ES)とは?志望動機や自己紹介の書き方や履歴書との違い、提出前の確認ポイント
エントリーシート(ES)とは?志望動機や自己紹介の書き方や履歴書との違い、提出前の確認ポイント
「エントリーシートってどう書けばいいの?」「エントリーシートと履歴書は同じじゃないの?」このような疑問や悩みをもつ就活生が多いでしょう。
就活では、履歴書の他にエントリーシートの提出を求められることがあります。
本記事では、エントリーシートの書き方や提出前のチェック項目についてご紹介します。
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エントリーシート(ES)とは?
一般的に、住所や氏名などの基本情報のほか、学歴・職歴や志望動機など履歴書と共通する項目が設けられています。
エントリーシートは、就活生にとって自己アピールをするチャンスになるので、本記事でご紹介するポイントをおさえて作成しましょう。
エントリーシート(ES)に書く主な項目
【基本情報】
エントリーシートに書く基本情報とは、住所、氏名、生年月日、メールアドレスなどの連絡先などです。
住所は、しっかりと都道府県から書き、番地などを省略せずに記載しましょう。
連絡先には、日中連絡がとりやすいものを記入します。
日付の記入欄がある場合は、提出日または提出日の前日を書くようにしてください。
また、日付を記入する際は、応募書類すべてで西暦または元号に統一しましょう。
【学歴・職歴】
一般的に、新卒の場合の学歴は中学校卒業から書き始めることが多いです。
学校名を省略せずに正式名称で書きましょう。
在学中の場合は、卒業見込みの年度を記入します。
職歴について、アルバイトは含めないので、過去に正社員として勤務したことがある場合のみ記入しましょう。
【志望動機】
志望動機は採用担当者が、応募者が自社とマッチしているかを見極めるための重要項目です。
志望動機を書く際には、応募先の会社の魅力と、あなたが将来的に成し遂げたいことやキャリアプランを結びつけて伝えることが重要です。
なぜその業界なのか、なぜその会社なのか、その会社で働くことを通して実現したいことは何かを、自身の原体験や実績と関連させて伝えることで一貫性のあるアピールができます。
【自己PR】
自己PRの書き初めは、自分の強みを簡潔に書きましょう。
採用担当者は、就活生に簡潔かつロジカルにまとめる能力の有無を知りたいからです。
次に人柄が伝わるエピソードを盛り込み、どのように会社に貢献できるかを書いて締めくくりましょう。
【学生時代に打ち込んだこと】
学生時代に打ち込んだことの項目では、学生時代にどのような活動に力をいれ、どのような経験を得たかを伝えます。
採用担当者が重要視するのは、成果そのものというよりも、成果を得るまでにどのようなことを行ったかというプロセスです。
始めた動機や目標に向かってどのように取り組んだか、その結果どうなったかなどを書いていきましょう。
そして、活動を通じて何を学び、企業にどう貢献できるかを書いて締めてください。
エントリーシート(ES)の書き方のポイント
エントリーシートを書く際には、省略した言葉を使わないようにしましょう。
企業の採用担当者は、エントリーシートから志望者の人物像をイメージして選考をします。
省略した言葉を使うと、正しい言葉遣いができない人物という印象を与える可能性があります。
書き終わった後に、言葉遣いに間違いはないかを入念に確認しましょう。
【結論から簡潔にわかりやすく書く】
エントリーシートを書く際は、結論ファーストで簡潔に書きましょう。
結論を最初に書くと、アピールポイントが目にとまりやすく、その後に書く内容に興味を持たせやすくなります。
結論の後に根拠となるエピソードを盛り込み、深掘りしていくようにしましょう。
【具体的なエピソードを盛り込む】
エントリーシートには、自分ならではの具体的なエピソードを盛り込みましょう。
結論ファーストで採用担当者に興味を持たせて、次にオリジナリティのある具体的なエピソードを盛り込むと就活生の人柄を伝えられます。
【伝えたい内容を絞る】
エントリーシートを書く際には、伝えたい内容を絞りましょう。
アレもコレもとエピソードを詰め込んでしまうと、アピールポイントがぼやけてあなたの魅力が伝わりづらくなります。
自分から行動を起こし、結果を残せたエピソードを厳選して掘り下げるとよいでしょう。
【企業の立場を考えて書く】
エントリーシートを書く際は、企業の立場を考えて書きましょう。
企業が就活生に強みやアピールポイントなどを深掘りして聞くのは、採用後にどのように活躍してくれるかを知りたいためです。
たとえば、業務上義務付けられている場合を除いては、資格を取得しているという事実をアピールしても採用担当者には刺さりません。
一方でどのような動機を持って、どのように資格取得に向けて努力したのかという姿勢はアピールポイントになり得ます。
企業の立場を考えて、あなたが入社後に企業で活躍できるイメージをわかせられるように伝えましょう。
【できる限り余白を残さない】
エントリーシートを書く際は、できる限り余白を残さないことが大切です。
志望動機や自己PRなどの記入欄は、質問事項に対する適切な回答スペースを考えて設けられています。
記入欄に余白が残るということは、必要な情報が網羅できていない可能性もあります。
あまりにも余白が多い場合には、企業の採用担当者に熱意がないという印象を与えかねません。
記入欄の8割以上を埋めることを意識して、エントリーシートを作成しましょう。
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よくある質問
- エントリーシートと履歴書の違いは何ですか?
- エントリーシートは、採用選考のために採用後の展望や熱意を伝える書類です。
そのため、自己PRなどの意気込みを記入するスペースが多いのが特徴です。
一方で、履歴書は採用後に社員の個人データを入力する際に使われる可能性もあり、過去の経歴に関する記入に重きを置いています。 - エントリーシートは手書きとメールどちらで作成するのがよいですか?
- 企業からの指定がない場合は、手書き・メールどちらで作成しても大丈夫です。
一昔前は手書きが主流でしたが、昨今ではWebエントリーも増えているため、手書きにこだわらない企業が多くなりました。
エントリーシートで重視されるのは、形式ではなく内容です。
手書きでもメールでも、内容が伝わりやすいように見やすく簡潔に書くよう意識しましょう。
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エントリーシートを送る封筒の書き方
エントリーシートを送る封筒の書き方は、主に以下の通りです。
【封筒はA4サイズを用意する】
エントリーシートを送付する際は、A4の用紙が折らずに入るサイズの封筒を用意しましょう。
A4書類がそのまま入るサイズは角形2号です。
また、エントリーシートには個人情報が書かれているので、中身が透けて見えると情報漏洩のリスクがあります。
送り状やダミーの用紙を挟むなどの対策をするとよいでしょう。
【封筒表面の書き方】
封筒の表面に書く内容は、以下の通りです。
・企業の住所と名前:右側に住所、中央に企業名を略さずに書く
・担当者や部署の名前:個人宛の場合は「様」、部署の場合は「御中」と書く
・「応募書類在中」を書いて切手を貼る:左側上に切手、左側下に「応募書類在中」と書く
上記項目を中央から書き始めて、全体のバランスを整えましょう。
【封筒裏面の書き方】
封筒の裏面に書く内容は、以下の通りです。
・自分の名前と大学名や学部名・学科名:中央線の左側に書く
・自分の住所:番地や部屋番号を省略せずに書く
・日付を入れる:左端に書く
書類を入れて封をする際には、しっかりとのり付けをしましょう。 -
エントリーシート(ES)提出前にチェックするポイント
エントリーシート提出前のチェックポイントは、主に以下の通りです。
【基本情報に間違いはないか】
エントリーシート提出の前に、基本情報に誤りがないかをチェックしましょう。
エントリーシートの基本情報を間違えたまま提出すると、履歴書と情報に相違点ができてしまう可能性があります。
面接に進んだ時に、指摘されては大きなイメージダウンになるので、入念にチェックをしてから提出しましょう。
【写真の貼り忘れや押印ミスがないか】
エントリーシートの提出前に、写真の貼り忘れや押印ミスがないかを確認しましょう。
採用担当者は、たくさんのエントリーシートに目を通します。
そのため、写真の貼り忘れや押印ミスなどの不備があれば、その時点で不合格にされる可能性があります。
写真の貼り忘れや押印ミスなどの不備には注意が必要です。
【誤字脱字や表記ゆれがないか】
エントリーシートを提出する前には、誤字脱字や表記ゆれがないかチェックしましょう。
あまりにも多いと注意散漫な人という悪い印象を与えてしまうので、入念な確認が重要です。
Wordには校正機能があるので、下書きをすると誤字脱字のチェックができます。
【エントリーシートのコピーをとったか】
エントリーシートのコピーを取っておくことで、書類選考通過後の面接対策に役立ちます。
面接ではエントリーシートに沿って質疑応答を進めていくのが基本です。
そのため、事前にエントリーシートに記入した内容を頭に入れておき、記入内容に沿った回答の準備をしておく必要があります。
また、応募書類のひな形として活用できるというメリットもあります。
複数社にエントリーする場合、自己PRや学生時代に打ち込んだことなどはどの企業でも共通して書く項目でしょう。
コピーを手元に持っておくことで、次回の応募書類作成がスムーズに進められるようになります。
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