TOEIC|就活や転職に役立つ資格

TOEICは就職活動や転職に有利? |高得点を取得するメリット

TOEICは、英語の聞き取り力や読み取り力などを判定するためのテストです。
どれくらいの英語力があるかを客観的に示すことができ、英語学習のモチベーションになったり就職・転職時の判断材料になったりします。
グローバル化が進む昨今では、翻訳家や通訳者のように英語をそのまま使う仕事でなくても、営業やマーケティング、接客業などさまざまな職種で英語力が求められます。
「TOEIC=英語力」と完全に言い切ることはできませんが、目安のひとつとしてTOEICスコアを応募条件や採用基準にしている企業も少なくありません。
特に転職者の場合は、即戦力が重要であるため英語力がある人材が歓迎される傾向にあります。
そのため、英語に直接関わる業界・職種でなくても、就職・転職の選択肢を広げたい人や大手企業で働きたい人、高収入を目指したい人はTOEICで高得点を取得しておくことが望ましいでしょう。

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そもそもTOEICとはどんな資格?

そもそもTOEICとはどんな資格?
TOEIC(Test Of English for International Communication)は、国際ビジネスコミュニケーション協会が運営する、英語力を測定するための世界共通基準です。
知識や教養としての英語ではなく、「話す」「聞く」「書く」「読む」といったビジネスや日常生活でのコミュニケーション能力を測定します。

テストは合格・不合格という基準ではなくスコアで表示され、スコアが高いほど能力が高いことを示します。
客観的に英語力を判定できるため、進学や就職、昇進などさまざまな場面でスコアが役立ち、英語学習のモチベーションにもなるでしょう。

なお、TOEICには以下の5種類があります。
 TOEIC® Listening & Reading Test(TOEIC L&R)
 TOEIC® Speaking & Writing Tests(TOEIC S&W)
 TOEIC® Speaking Test(TOEIC S)
 TOEIC Bridge® Listening & Reading Tests(TOEIC Bridge L&R)
 TOEIC Bridge® Speaking & Writing Tests(TOEIC Bridge S&W)

このうち、最も受験者が多いのは「TOEIC® Listening & Reading Test」。そのため、一般的にはTOEICといえばこのテストを指します。

TOIECの試験や難易度について

TOIECの試験や難易度について
TOEICには5種類のテストがあり、それぞれ内容やテスト形式が異なります。
また、文部科学省の資料によると、英検と比較したテストの難易度は550点が大体2級に相当し、945点以上は1級と同じくらいと推定されています。

TOEICの効果的な勉強方法

TOEICの効果的な勉強方法
TOEICでハイスコアを狙うためには、基礎固め→英語脳作り→テスト対策という順序で進めていくのが効果的です。
基礎固めとは、単語と文法、発音を学ぶことです。
基礎が不十分な人はまずここから始めましょう。
また、英語を使いこなすには「英語→日本語」と変換するのではなく、英語のまま理解しなければなりません。
そのためには、単語を音で理解し、英文を前から理解するためのトレーニングも必要です。

なお、TOEICのテストは、毎回決まった形式の問題が出題されます。
TOEIC L&Rの場合、リスニングセクションとリーディングセクションがあり、以下のような構成になっています。
・リスニングセクション:写真描写問題、応答問題、会話問題、説明文問題
・リーディングセクション:短文穴埋め問題、長文穴埋め問題、読解問題
この流れや各問題を知っておくだけでも余裕ができるので、ある程度勉強が進んだら模試や過去問を必ず解きましょう。

よくある質問

就活・転職で有利になるのは何点からですか?
「TOEICが何点以上なら有利になる」という明確な基準はありません。
企業や職種によって求められるレベルは異なりますし、英語力の判断材料としてTOEICのスコアをどの程度重視するかも企業の方針によります。
その上で基準を示すとすれば、英語を使う仕事でなければ600点以上、英語を使う仕事なら750~800点以上あれば評価対象になるでしょう。
「これ以下のスコアを書いてはいけない」ということはありませんが、企業や職種によってはかえってネガティブな印象を与える可能性もあります。
TOIECスコアの履歴書への書き方を教えてください。
履歴書にTOEICスコアを書く場合、受験した年月とともに「TOEIC公開テスト 〇〇点取得」と記入します。
学校や企業で団体受験する「TOEIC IPテスト」の場合はその旨を書きましょう。
ただし、IPテストのスコアを認めない企業もあるため注意が必要です。
また、一般的なTOEIC(L&R)以外のスコアの場合は、それと分かるように正式名称で書きましょう。
なお、TOEICのスコアに有効期限はありませんが、一般的には2年以内のスコアが望ましいとされています。
  • 【得点別】TOIECに必要な勉強時間

    【得点別】TOIECに必要な勉強時間

    600点
    TOEIC600点は、基本的な文法や構文は身に付いており、日常会話や簡単な長文であればある程度理解できるレベルです。
    「旅行やホームステイはできるけど、ビジネスで使えるレベルではない」というところでしょう。
    英語の基礎がある大学生や社会人の場合、600点を取るためには300~400時間程度の勉強が必要です。
    平日2~3時間、土日7~8時間の勉強をすれば3カ月で達成できることになります。

    800点
    800点は、短文も長文も細部まで理解でき、複雑なやりとりも支障なくできるレベルです。
    一部不明瞭な部分もありますが、意思疎通を妨げるほどではなくビジネスにおいても貢献できるでしょう。
    スコア600点の中級者が800点を取るためには、450~500時間程度の勉強が必要です。
    1日あたり2時間の勉強であれば6カ月、4時間であれば3カ月程度かかるでしょう。

    900点
    TOEIC900点以上は全体の上位3~4%にあたり、極めて高いスコアと言えます。
    高度な英文や長文も理解できるレベルで、ビジネスにおいても英語に困ることはほとんどないでしょう。
    TOEICはスコアが高くなるほど勉強に時間がかかるとされており、800点の人が900点を目指す場合、300~500時間程度の勉強が必要です。
    1日4時間の勉強を毎日継続しても、4~5ヵ月程度かかるでしょう。

  • TOIECのそれぞれの勉強方法

    TOIECのそれぞれの勉強方法

    リスニング
    リスニングセッションでは、写真描写問題と応答問題、会話問題、説明文問題が全部で100問出題されます。
    ハイスコアを狙うには、まず出題されそうな単語を音で徹底的に覚えることが大切です。
    TOEICは特定の英単語が頻出する傾向にあり、リスニングセクションは単語の難易度が低めなので対策しやすいでしょう。
    このとき、単語を音で覚えること、単語帳の例文も一緒に覚えることを意識してください。
    単語をある程度マスターしたら、模試や過去問をたくさん解きます。
    実際に問題を解くことで、頻繁に使われる単語や出題の傾向もつかめてくるでしょう。
    本番で集中力が切れてしまわないように、過去問を解く際にも100問を一気に解くのがポイントです。

    リーディング
    リーディングセッションでは、短文穴埋め問題と長文穴埋め問題、読解問題が合計100問出題されます。
    制限時間が75分なので、単語力や文法力に加え、スピーディに英文を読む力や英文を英語のまま理解する力が必要です。
    TOEICに頻出する単語や基本的な文法を習得した後、模試や過去問をたくさん解きましょう。
    実際に問題を解くことで、「どれくらいのスピードが必要なのか」「自分はどれくらいのレベルなのか」を知ることができます。
    その上で、目標時間を決めて毎日問題に触れ、TOEICの問題傾向とスピード感に慣れていきましょう。

    単語
    英会話をマスターするにはリスニング力や文法力も大切ですが、そもそも単語の意味が分からなければ相手の発言を理解することはできません。
    これはTOEICでも同じで、単語の意味が分かれば大体の意味が分かるでしょう。
    そのため、まずは日常会話やビジネス英会話でよく使われる2,000~3,000語をマスターしましょう。
    ただし、700点以上を狙う場合は、頻出単語以外の学習も必要です。
    単語を覚えるには、TOEIC向けの単語帳でとにかく反復練習することが重要です。
    TOEICでは和訳ができればいいので、細かい綴りまで完璧に覚える必要はありません。
    関連する単語を紐づけながら、発音も一緒にインプットしましょう。

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  • この記事の監修・著者プロフィール(株式会社クリエイト Webマーケティング担当)

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