介護の転職・正社員求人
介護業界の転職ノウハウ!求人の種類や持っておきたい資格などを紹介
介護業界は近年慢性的な人手不足により、転職募集が多い業態と言えます。
平成30年度の内閣府の調べによると、人口の27.7%は65歳以上の世代が占めているという結果が出ています。
同じような介護施設の調査では66%が人手不足に問題を抱えていると回答しました。
経済産業庁の算式によると少子化と高齢化のギャップはさらに広がり、2035年には約79万人が介護を必要とし、この数字は2015年の約20倍にも上ると言います。
少子化とともに、核家族化によって家庭の主婦も社会にでる風潮が定着し、高齢者の面倒を見る立場の家族が極端に減っているという根本的な原因があります。
国はこのような背景を踏まえ、介護保険制度を導入しました。
この制度を活用することで民間の介護施設がより良いサービスを提供できるようになり、介護サービス業の拡大や多様化なども進行しています。
現在では訪問介護員の人手不足、介護施設の職員不足という課題が最も深刻と考えられ、介護の転職需要は非常に高いと言えるでしょう。
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介護の転職の種類は?
中心的な職種として、介護職、ホームヘルパーが挙げられます。
主に高齢の方やサポートが必要な体の不自由な方の身の回りのお手伝いにあたる職業です。
老人ホーム、デイサービス施設、訪問介護などの職場で活躍の場があります。
身体に直接触れる介助ケアには介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)修了以上の資格が必須ですが、ほとんどの援助業務では資格は必要としません。
介護施設と家族との間のコーディネーションの仕事をするのが、介護支援専門員(ケアマネジャー)です。
介護サービスや施設に関する機関と家庭の連携だけでなく、調整や手続きなど全般的なコンサルタントにあたるのが、生活相談員という職種もあります。
また介護施設のホーム長や施設長にあたる管理職もマネージメントとして需要な役割を果たします。
事務関連では介護報酬を管理するケアクラーク、医療事務などの専門職も需要が高い分野です。
・資格別に介護の仕事を探す
介護福祉士|初任者研修修了者(ホームヘルパー2級)|介護スタッフ(無資格)|ケアマネ(介護支援専門員)|
介護の転職で取得したほうが有利な資格とは?
介護初心者の登竜門と言われる資格に「介護職員初任者研修」があります。
国家資格ではありませんが、この資格を保持していることで身体介助を行うことができるため、採用につながり安くなります。
次に、一般的な資格に「介護職員実務者研修」があります。介護職員初任者研修の修了者には、一部の試験免除があり取得しやすいのもメリットです。
この資格の特徴は、医療的な介護処置の知識が必要な資格で、身体介護をさらに深める専門性があるという証明となるでしょう。
さらに実務経験が3年以上ある方は、国家試験の「介護福祉士」の受験資格を得ることができます。
この資格所得者は、介護業務のほかにヘルパーへの助言や指導をすることができ、チームリーダーとしてのポジションも容易となります。
介護福祉士を修了した後は、さらに上位資格となる「認定介護福祉士」や、実務経験5年以上で受験資格が得られる「ケアマネージャー」の資格取得を目指すのもいいでしょう。
介護の転職のメリットとは?
介護関連の施設は民間や公的機関が運営するものを含めて多様化が進んでいます。
その様式は、高齢者型住宅や、健康型老人ホームといった常時サービスを必要としないものの、援助サービスを利用できる施設や、看護療養型で医療的処置も受けることができる介護施設など様々な形態があります。
高齢化は今後も進む一方で、このような施設での介護職員や医療に携わる人員は慢性的な人手不足問題に直面しています。
介護への転職は需要が多い業界で、採用数も多く様々な環境の仕事を選ぶことができることはメリットと言えるでしょう。
さらに、介護では人とのかかわりが中心となります。
仕事で決められた範囲だけでなく、臨機応変な判断や対処が高齢者や施設入居者への信頼を築き上げることができる職業です。
そのため日々の何気ないコミュニケーションや対応が人に喜びを与えることができる介護では、自身のやりがいにつながります。
物理的にニーズがあるというだけでなく、必要とされる人材として評価されるというところにも介護の魅力があると言えます。
介護の転職のデメリットとは?
基本的な介護作業(身体介護を含まない業務)に関しては、無資格で就業できるため、有資格者との賃金差別化が特徴としてあります。
労働厚生省の2017年度の産業別にみる平均月収比では、全国平均が30万円強であるのに比べ、介護職員では20万8千円となっています。
ただし、2017年に「介護職員処遇改善」の改定・拡充が実施されたことでこの賃金体制は徐々に改善されつつある課題です。
同時にパートやアルバイト雇用で採用されても、正社員になることで報酬アップにつながるため、昇給が見込める業種でもあります。
一般的な業務と比較して特徴があるのは勤務時間です。
介護施設では24時間誰かが対応できる体制が取られています。
そのため介護職では夜勤が発生することがあり、特に入居型の施設では土日や祝日も勤務対象となります。
介護職は、事務職などと比較するとやはり体力を使う業種ではあります。
介助のために車いすやベットへ移動したりという作業は日常発生しますので、初めてという人にはつらく感じるかもしれません。
しかし、介助のための正しい知識と要領を得ることで容易にこなすことができます。
介護・福祉の仕事体験談
介護業界へ転職 (正社員雇用の場合)
30代女性
子供の手が離れたので何かアルバイトをと思い、無資格で勤められる介護の仕事を選びました。
1年ほど有料老人ホームで勤務していましたが、どうせ長く続けるならと正社員として雇用してもらうことにしました。
お給料はパートの頃よりも断然よく、仕事が慣れてきた時点で資格も取得することにしました。
正社員になることで将来へのはっきりとした目標も持つことができ、アルバイトの頃よりさらにやりがいを持つことができます。
報酬や待遇面でも非常に満足しています。
介護業界へ転職 (異業種から転職の場合)
40代女性
アパレルや雑貨、食材など販売に関する仕事を転々としてきました。
夫の転勤をきっかけに地方へ引っ越し、地元で需要の多い介護に就きました。
2年間デイサービスで働きながら要介護2級まで取得しました。
そんな時介護の生活相談員の募集を見かけ問い合わせをすると、サービスと介護を融合させた究極の業務だと気づき飛びつきました。
デイサービスの経験と資格が活かされるだけでなく、人との交わりがとても楽しく感じます。
施設のスタッフとの連帯感など、とてもやりがいを感じる職業に出会うことができました。
よくある質問
- 介護の転職は未経験でも大丈夫?
- 介護職の転職希望では統計上、7から8割が介護職経験者と言われますが、未経験、無資格からでも入りやすい職種でもあります。
また資格を取得する際にも実務をこなしながら取得できるため実践にも生かしやすくなります。
特に未経験者には130時間の研修受講で取得できる「介護職員初任者研修」は初心者の登竜門として受講も容易なことが特徴です。
介護職は未経験からでも自分のスキルとキャリアを伸ばせる職業というだけでなく、介護業界は多種多様な業務があり、実務経験とともに資格を獲得することで奥深く追及できる業態と言えるでしょう。
介護×未経験歓迎の仕事を探す - 介護の転職でキャリアアップは可能?
- 介護業界は、転職によってキャリアアップは期待できる業態です。
未経験で介護職に就いた人も、「介護職員初任者研修」「介護福祉士実務者研修」といった資格があるだけで報酬に反映されます。
またこれらの基礎資格を基盤に3年以上の実務経験で国家資格の「介護福祉士」に挑戦することも可能です。
「ケアマネージャー」と共にこれらの資格では、介護士として指導の立場や管理者として活躍することもでき、手腕を求められるポジションへの転身も容易になるでしょう。
ほかにもリハビリの専門知識を要する「理学療法士」やリハビリの社会的作業回復を専門とする「作業療法士」など細分化された分野での活躍ができるのも介護業界の魅力でしょう。
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介護へ転職の面接対策
介護の転職で面接ではよく聞かれる質問というのがあります。
前職を離職した理由とともに、この施設を選択した理由も採用の重要なバロメーターです。
理由として伝えたいのは、自身のスキルが活かせる活躍の場があるということと、働きたい施設、事業所の理念や方針がマッチしているという観点が伝わることが理想と言えます。
そのためには、転職先の検討の際に必ず企業研究をし、そのような特徴があるのかというポイントを理解しておきましょう。
通勤時間が短い、給与が前職より良いといった個人的な希望ばかりが先行しないことが面接でのアピールポイントと言えます。
また事業主側は、あなたがどのようなスキルや資格を保持するのかも採用を左右する決め手となります。
そのため、過去の職歴と合わせてスキルアップしている経過が分かるような伝え方をまとめておきましょう。
合わせて注意をしておきたいので、採用後の希望について。
「なんでも頑張ります」や「特にありません」ではやる気を汲んでもらうことができません。
具体的に「いずれケアマネージャーになりたいと思っていますので介護職のスキルアップを目指したいと思う」などの回答を用意しておきましょう。
介護職の場合、勤務シフトによっては夜勤が入る場合があります。
融通が利く場合は、夜勤も可能とするほうが採用されやすくなりますし、日勤を希望の場合は理由も説明できるようまとめておくようにしましょう。 -
介護の転職で退職理由のポジティブな伝え方
公益財団法人介護労働安定センターの発表する「平成29年度 介護労働実態調査」によると、介護を退職した理由として1番に人間関係の問題が挙がりました。次にライフイベント、雇用先の理念や方針に不満、などが離職の理由となっています。
人間関係の問題で離職する人は、介護業界に限ったことではありません。
離職の理由を伝える際に、できるだけマイナスな印象を与えないというのもステップアップには必要な心構えです。
「先輩との折り合いが悪くて離職」が理由なら「チーム連携で作業の向上ができる組織づくりを希望」など一人をターゲット化しない解釈が効果的です。
また「雇用先の理念や方針に不満」であれば「施設の利用者の立場となって満足のいくサービスを実現できる施設を探して離職」というようなニュアンスで伝えてみましょう。
ライフイベントに関しては、時期やタイミングにもよりますが、復帰できるようなシステムが施設にあるかどうかということによっても状況が異なります。
結婚を期に離職したけれど、子供ができるまで働きたいというケースなら、託児所付きの施設に復帰できるよう転職や、子育て支援を推進する施設を探すという方法もあります。
また介護の転職の場合、資格修得を目的でスキルのバックアップをする施設もあり「有料老人ホームなどへの転職で接遇のスキルアップを目指したい」などの目標も離職理由として好感が持てます。 -
介護の転職は正社員?パート?
介護の転職で、雇用形態も気になる項目の一つです。
正社員は夜勤を除き、基本1日8時間勤務で、パートは短時間、土日希望に合わせることが可能です。
給与面では正社員の平均が19万から21万円程度、パートは1日6時間で約8万から9万円の収入が相場です。
社会保険は2016年以降、パート勤務でも一定の規定を満たす場合加入が義務付けられています。
正社員であれば、ボーナスなどの賞与対象になりますが、パートはありません。待遇的には大まかに前述のような違いがあります。
未経験から介護業界へ転職する場合は、やはり実務経験を積むという意味でも、アルバイトやパートからゆっくりとなれることも得策です。
さらに介護の施設によって業務内容や勤務時間などにもばらつきが予想されるため、自分が望む就業サイクルを知る上でも、パート雇用が向いていると言えるでしょう。
実務経験を養いつつ長期的展望が見えてきたら、資格取得も並行しながら正社員への移行が理想的かもしれません。
介護業界で就業する正社員への現状調査で、約45%の人が退職予定がないという意思を示しています。
そして約30%が少し退職を考えた、としながらも就業しているという現状があります。
総合的には正社員の7割近くが、現状の就業に満足、もしくは就業し続けるという意思を示しました。
このようなデータから、一度正社員としての雇用が定着すると、働きやすい業界であるとも考えられるでしょう。 -
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