クリニックとは?看護師の転職・求人と仕事内容
【クリニックの看護師】転職・求人|仕事内容を徹底解説!
クリニックとは、19床以下のベッド数を抱える有床診療所と入院受け入れがない無床診療所、また歯医者といった診療所に属する医療機関です。
一方、病院はベッド数20床以上を抱え、医師、看護師、薬剤師など患者数の規模に合わせ一定人数配置するなどの条件が定義付けられた医療機関を指します。
名称についてはクリニック、医院ともに診療所の区分に含まれ、クリニックは一般的に重篤患者以外の治療や軽傷者、慢性疾患などの治療を行います。
病院は、傷病者に対し科学的根拠を伴う適切な治療を与えることが可能であり、構造設備についても相当程度確保されている施設であること、と医療法で定められています。
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クリニックにおける看護師の仕事内容
医師の診察にあたり、血圧、体温、脈拍、呼吸のバイタルチェックを行ったり点滴、採血、注射などを行ったりします。
クリニックによっては専門以外でも心電図測定やレントゲンの現像といった業務を任されることもあります。
また特に小規模クリニックは業務別に人材を起用しないことから、消毒、器具のチェック、薬品、備品の在庫管理、診療室の清掃や受付など1人で何役もの仕事をこなすケースも少なくないようです。
外来診療がメインのクリニックでは、看護師の夜間勤務や土日出勤がないところがほとんどです。
また一般クリニックでは入院や救急患者の受け入れもほとんどないため、オンコールで入院患者の対応するケースもないでしょう。
クリニックにおける看護師の1日
8:30 出勤
9:00 クリニック診療受付開始
12:00~13:30 昼休み開始
14:00~15:00 午後の診療開始
17:00~18:00 業務終了
クリニックで勤務する場合、看護師は診察開始の約30から1時間前に出勤します。
患者受付開始前に、診察室の備品点検や清掃、予約診察確認などの準備を整えます。
9時から診療受付が始まると、バイタルチェックや患者を診察する医師のサポートを行います。
午前の診療が12時までという所も多数あり、午前の診療が食い込むと看護師がお昼休憩をとるのは13時もしくは13時半ごろからになります。
昼休憩1時間を終えたら、14時もしくは15時頃から午後の診療開始です。
午後の診療時間内も午前と同様に、医師の介助を主に行います。
すべての診療が終われば、消耗薬品の補充と器具の清掃、診察台のシーツ替えや診察室の清掃、翌日の予約患者カルテの準備などを済ませたら、1日の業務は終了です。
クリニックで看護師として働くために必要なスキル
クリニックでの看護師の主な仕事は医師のサポート役ですが、状況に合わせて対応できる臨機応変な姿勢が求められます。
看護業務以外の受付や電話対応あるいは清掃など、本来分業できる業務もこなす柔軟性は、業務全体のオペレーション効率を高めることができます。
同じく、未経験の分野にも挑戦するというチャレンジ精神があれば、新しい専門知識を吸収することも難しくないでしょう。
また、直接患者さんに接する機会も多くなるため、コミュニケーション能力が長けていると有利でしょう。
診療科による看護師の仕事内容の違い
一般的な内科クリニックの場合、患者は子どもから大人まで広い年齢層に分かれるのが特徴です。
看護師は点滴、採血、注射といった医療行為が比較的多くなります。
皮膚科や美容クリニックは女性の患者さんが多く、注射や点滴のほかに薬の塗布、医療器具の準備や補助、レーザー照射なども施術を担当することも。
整形外科では、レントゲン技師の代わりに看護師が検査説明や準備作業も担います。
眼科では、基本的な目の検査に加え、白内障など手術を行うクリニックにおいては、看護師が手術の準備、患者への説明にあたります。
クリニックの仕事体験談
クリニックの看護師の仕事体験談:働いてよかったこと
30代女性
大学病院に長く勤務していましたが、結婚後家庭との両立が難しくなり近所のメディカルクリニックに転職しました。
比較的決まった患者層を対応するので、地域に貢献している気がします。
何といっても残業がないのがありがたいです。
小さな子どももいるので、家族との団らん時間を十分に持てるようになって、充実した毎日を実感しています。
クリニックの看護師の仕事体験談:働いてよかったこと
20代男性
精神科診療クリニックで勤務しています。
精神的な不調を抱える患者さんには、型にはまった治療はありません。
先輩からの助言や体験談に教わりながら、個別の対応にあたっています。
一遍通りではなく、自身の判断とケアをもって患者さんのサポートにあたっているということに生きがいを感じる毎日です。
クリニックの看護師の仕事体験談:たいへんだったこと
40代女性
これまで大手の病院で手術看護を経験した後、美容外科や耳鼻科といったクリニックで働いてきました。
クリニックは残業もなく土日に休暇をとれるなどがメリットなんですが、小さい組織で構成されているので、上司との関係で苦労しました。
クリニックによっては事務作業をから電話対応まで一任されたりしましたが、そのぶん自分に看護以外のスキルが備わったと感じています。
よくある質問
- クリニックで働くのに向いている看護師とは?
- クリニック勤務が向いているのは、プライベートや家族との時間も大切にしたい、あるいはタイムスケジュールが固定されている勤務を好む看護師です。
病院とは異なり、クリニックでは夜勤や残業はほぼありません。
子育て中や介護、あるいは趣味との両立など、家庭の事情やプライベートを優先したい人にはメリットを感じられるでしょう。
精神的な重圧や過剰な責任感を課せられず、マイペースで仕事に集中できるといえるかもしれません。 - クリニックで看護師として働くメリットとは?
- クリニックで看護師として勤務するメリットは、病院などと比べて休暇の管理がしやすいことです。
基本的に日曜が定休のところが多く、ゴールデンウィークやお盆などカレンダー通りの長期休暇を取れるところも多いでしょう。
また基本的に救急患者を受け入れることがないため、医療関係者としてのプレッシャーも軽減されるでしょう。
クリニックは街中にあり、自宅から近い距離内で件数も多いことからさまざまな条件を選びやすいといえます。
看護勤務にブランクがある、経験のない診療科にチャレンジしたいなど自分に合った条件を見つけることができます。
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働くクリニックを選ぶときに見るべきポイント
クリニック勤務では、昇給の基準はさまざまです。細かくチェックしておきましょう。
また、残業が発生する場合の給与への反映や福利厚生の充実、年金など確認し、経済的な将来性も見据えてクリニックを選ぶようにしましょう。
クリニックの評判
クリニック選びでは、地域の評価にも注目してみましょう。患者からの評判は集患力を左右する要因になり、ひいてはクリニックの経営に影響を及ぼします。
診察科によっては経営補填のために看護師にノルマを課す体制のところもあるようです。
あらかじめ下調べをして、クリニック事情なども把握しておきましょう。
スタッフの勤務状況
小規模なクリニックでは、看護師であってもほかのエリアの仕事を任されることも少なくありません。
また医師が1人で診療所を経営しているというクリニックも存在します。
スタッフの勤務状況や職場の雰囲気は見学などを通して確認しておく必要があるといえます。
院長の方針
クリニックは多くの場合、院長イコール経営者や上司という位置づけになるところが多いようです。
シフト外勤務や残業など、院内のルールは院長次第という風潮のクリニックは、注意が必要です。 -
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この記事の監修・著者プロフィール(株式会社クリエイト Webマーケティング担当)
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