トラックドライバーの転職・求人状況|未経験での転職や志望動機作成のポイント
トラックドライバーの転職・求人状況|未経験での転職や志望動機作成のポイント
貨物を輸送するトラックドライバーは、EC市場の拡大やドライバーの高齢化もあり需要が増加傾向にある仕事です。
そのため転職状況も良好であり、年齢が上がってからでも転職しやすいといえます。
とはいえ、未経験からの転職は可能なのか、給料や待遇はどれくらいなのかなど気になるポイントも多いでしょう。
そこで今回はトラックドライバーの転職・求人状況をふまえて、未経験からの転職や給料・待遇についてご紹介します。
さらにトラックドライバーの適性や志望動機作成のポイントもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
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トラックドライバーの転職・求人状況
【トラックドライバーの転職状況は良好】
EC市場の拡大やネットショッピングの定着により、トラックドライバーの需要も右肩上がりであるため、転職状況は良好です。
運送業といってもさまざまな職種がありますが、なかでもトラックドライバーの人手不足は著しい傾向にあります。
というのも、トラックドライバーは体力と健康な体が必要な仕事であるため、高齢化の中でドライバーを引退する人の割合も多いからです。
国土交通省資料によると、トラックドライバーの約45.2%は40〜54歳である一方、29歳以下の若年層の割合は全体の10%以下です。
全職業の平均年齢は42.2歳である中、トラックドライバーの平均年齢は全体の平均年齢よりも約3〜17歳高いのです。
このような状況からも若者の雇用促進を課題としており、若い方でも転職もしやすいといえます。
【トラックドライバーの有効求人倍率】
厚生労働省「一般職業紹介状況(令和3年2月分)について」によると、運送・機械運転業の有効求人倍率は1.87倍です。
全職業計の有効求人倍率は1.04倍となるため、より売り手市場であることがわかります。
国土交通省資料にあるトラックドライバーの有効求人倍率の推移を見ても、年々有効求人倍率は増加傾向にあります。
トラックドライバーの高齢化やEC市場の拡大もあり、今後もトラックドライバーは売り手市場にあると予測されます。
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トラックドライバーは未経験でも転職可能か
実際に「未経験者歓迎」のトラックドライバー求人も多く見られます。
基本的に最初は先輩トラックドライバーの助手としてペアで仕事し、慣れてきたら独り立ちします。
フォロー体制や研修体制が整っている運送会社も多いため、未経験からでも安心して仕事に取り組めます。
また普通自動車運転免許で運転できるのは小型トラックまでとなり、中型トラック以上になると専用の免許の取得が必要です。
中型自動車運転免許や大型自動車運転免許は、入職後に改めて取得することもできるため、必ずしも転職前に取得する必要はありません。
トラックドライバーの給料・待遇
主に大型・中型・小型トラックドライバーのいずれかに分類されますが、長距離輸送を担当する大型トラックドライバーは稼ぎやすいといえます。
またトラックドライバーは正社員ですと固定月給+出来高報酬、委託ですと取引数に応じた完全歩合制での給料形態が一般的です。
変動給となる割合が多いため、個人によって給料の差が大きい点が特徴です。
また待遇については、トラックドライバーの人材確保も兼ねて、福利厚生などを整えている運送会社も増えています。
もちろん待遇は企業によって異なるため、給料と合わせて待遇もチェックしてみてください。
トラックドライバー転職の仕事体験談
トラックドライバーの転職体験談|転職して良かったこと
[50代 男性]
前職がハードだったこともあり、働きはじめて「こんなに仕事量が少なくて良いのか?」と正直驚きました。
現在は中距離輸送を担当していますが、観光名所を運転することもあり、楽しみながら仕事ができています。
また会社ではドライバーに負担のないようにスケジュールを組んでくれるため、安心して運転することができています。
トラックドライバーの転職体験談|転職して良かったこと
[40代 男性]
毎日いろんな景色を見たいという思いから、トラックドライバーへ転職しました。
4tウイング車に乗務し、メーカー様の製品を中距離配送しています。
トラックドライバーの仕事をしていて1番嬉しいことは、お客さまから「ありがとう」と声をかけてもらえた時です。
また倉庫業務の時は、スタッフ同士でコミュニケーションを取りながら楽しく仕事ができています。
トラックドライバーの転職体験談|転職して大変だったこと
[40代 男性]
トラックドライバーは基本1人で仕事するため、その分責任も大きくなりますし、自分だけで判断しなければならないことも増えます。
また時間管理は絶対であり、常に安全運転の意識を持っていないと大きな失敗につながります。
そうした点は、トラックドライバーの大変な部分かなと思います。
よくある質問
- トラックドライバーの転職に年齢制限はありますか?
- トラックドライバーの転職に、年齢制限はありません。
しかし、トラックドライバーの種類によっては、長距離運転や重い荷物を持つこともあるため、体力的な面で年齢が不安視されることがあるかもしれません。
年齢的に体力が不安な場合でも軽貨物や郵便を扱う、指定エリアのみの配送となる仕事を選べば年齢を重ねても働き続けやすいでしょう。 - トラックドライバーの転職に必要な資格はありますか?
- トラックドライバーの転職に必須の資格は、普通自動車運転免許です。
普通運転自動車免許があれば、小型トラックの運転が可能となります。
一方、中型トラックドライバー、大型トラックドライバーに転職したい場合は、中型自動車運転免許や大型自動車運転免許の取得が必要です。
転職時点で中型または大型の免許を持っていなくとも、運送会社によっては支援制度により取得をサポートしてくれるケースもあります。
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トラックドライバーに求められる適性
ここでは、トラックドライバーに求められる適性をお伝えします。
トラックドライバーへの転職を検討している方は、ご自身がトラックドライバーの適性があるかをチェックしてみてください。
【体力がある】
大型トラックドライバーであれば長距離運転となり、中型・小型でも運転への集中力や重い荷物の運搬もあるため体力が必要です。
運転で座っているだけでも、意外と体は疲れるものです。
事故を起こさないよう常に気を張っている必要もあるため、精神的な体力も求められます。
トラックドライバーは健康な体と体力があってこそ、安全に仕事ができる仕事なのです。
【集中力がある】
ほとんどの時間を運転に費やすトラックドライバーは、それだけ集中力が求められます。
集中力を欠いた状態での運転は、大事故につながる恐れもあります。
また荷物の誤配送を防ぐためにも、集中力は欠かせません。
【自己管理能力・責任感がある】
トラックドライバーは基本的に1人で仕事するため、仕事のペースも自分で調整できます。
しかし荷物の配送にもスケジュールがあるため、計画的に仕事をこなさなければならず、自己管理能力が求められる仕事です。
また、確実に荷物をお客さまの元や指定の場所へ送り届けるための責任感も求められます。 -
トラックドライバーの志望動機作成のポイント
最後に、トラックドライバーの志望動機作成のポイントをお伝えします。
トラックドライバーは熱意も求められるため、志望動機は選考でも重視されるポイントです。
下記でご紹介するポイントを押さえて、熱意の伝わる志望動機を作成しましょう。
【トラックドライバーを選んだ理由】
特に未経験からトラックドライバーを志望する場合、なぜ数ある仕事の中でトラックドライバーを選んだのかが重視されます。
「運転が好き」「色々な場所に行きたい」など、趣味に関連するきっかけでも問題ありません。
トラックドライバーとして働きたい熱意を伝えるためにもトラックドライバーでなければならない理由や、トラックドライバーとして達成したいことを伝えましょう。
【志望先を選んだ理由】
全国には、数多くの配送会社があります。
志望度の高さをアピールするためにも、数ある会社の中で志望先を選んだ理由を伝えることも大切なポイントです。
ただし、「給料が良い」「福利厚生が整っている」などの条件面だけでは意欲の感じられない内容となってしまうため要注意。
「理念に共感した」「研修体制が整っているので、仕事に早く慣れられそう」など、熱意の感じられるポイントを入れ込んでみてください。
【トラックドライバーの適性や活かせる経験をアピール】
経験者であれば、これまでの業務経験からどのような点で貢献できるかを伝えましょう。
一方、未経験者はトラックドライバーとしての適性や関連する経験、ご自身の強みをアピールしてみてください。
トラックドライバーの適性としてアピールすべきは、前述した適性のほか、コミュニケーション能力や運転が好きなことも挙げられます。
また営業や接客の経験があれば、その点も積極的に伝えてみてください。
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この記事の監修・著者プロフィール(株式会社クリエイト Webマーケティング担当)
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