外来看護師とは?仕事内容を解説
外来看護師の求人|転職状況や未経験での就職について
一般的に診療科別に設けられていますので数に関しては、就職先の病院によって異なります。
一日の来院数が非常に多い部署ですので、スピードを重視した医療を重視せざるをえないという現況もあるため、事務的能力も求められる職場です。
一方で高いスキルや特殊な技術が求められることも少ないため、出産などによって一時的に退職した看護師の再就職先として人気が高い職種でもあります。
現状では看護師全体が人手不足になっていますので、外来看護師も看護師資格を持っている人であれば、就職することはそこまで難しくないでしょう。
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そもそも外来看護師とは
入院患者以外の患者を診療する場所である外来は、医師の診察補助の他、患者対応、またクレーム対応などをすることもあります。
入院病棟などとは別の部署として設けられており、とても多くの患者さんが訪れる外来では他の部署と比較すると、一般的に「忙しい」と言われています。
ただし、夜勤や、休日出勤がまずないので、結婚・出産している看護師の働き場所としては人気の部署です。
外来看護師の役割について
外来には非常にたくさんの来院者が訪れるので、混乱がないよう迅速に患者様へ対応する能力が求められます。
ただ単純に迅速な対応をするだけでなく、患者様へのケアマインドにも意識する必要があります。
また医師と患者の橋渡し役として患者と良好な関係を作るためのコミニュケーションスキルも期待されています。
外来看護師の仕事内容
・医師の診察サポート
・療養相談・指導
・事務業務
・病棟との連絡・連携
医療のサポートだけではなく、どちらかと言えば、事務的な作業も多くなるのが外来看護師の特徴です。
外来看護師になるには
病院へ就職し外来に配属されれば「外来看護師」になることができます。
外来の性格上、夜勤がなく土日祝日も休みとなるため、子育て中の方の復帰先としても人気が高い勤務先です。
また病院側も同様に、潜在看護師の復帰先として考えているケースが多いようです。
外来看護師の仕事体験談
外来看護師の体験談:働いてよかったこと
(20代 女性)
これまでは実家近くの総合病院で病棟勤務の看護師として働いていました。
病棟勤務ですから、当然のように夜勤や休日出勤もありました。
しかし、結婚を機に他県へ転居することとなり、退職。
引っ越し先で働ける病院を探していました。
面接で「結婚しているから夜勤も休日出勤もない外来で働きたい」と希望したところ、外来看護師として就職することができました。
外来に勤務するのは初めてでしたが先輩が丁寧に教えてくれるので、半年ほどで仕事にも慣れることができました。
今の職場であれば、将来的に子育てをしながらでも働けますので、長期的なキャリアを考えられる良い職場だと思います。
外来看護師の体験談:働いてよかったこと
(50代 女性)
一番下の子供が中学を卒業したことから「フルタイムで働きたい」と考えて地元の病院の外来へ再就職を希望しました。
正直、医療の現場からは15年程度離れていたため、自分に仕事ができるかどうか不安でしたが、職場には同世代の復職者が何人もいて、パソコンの操作などわからないことを丁寧に教えてくれました。
残業や夜勤もなく、土日も完全に休むことができるので、休日は家族との時間を過ごすことができます。
また、私が看護師として働いている分を丸々貯金に回すことができるので、子供の大学の授業料や入学金への備えも計画的に貯めることができています。
外来看護師の体験談:働いて大変だったこと
(30代 女性)
これまでは病棟勤務で、患者さんと密に接する時間がありました。
外来に転勤になり、多くの患者さんが訪れる外来の病棟では患者さん1人1人に密に接するのは不可能です。
どうしても多くの患者さんをスムーズにさばくことがメインになります。
私はできる限り患者さんと接して、助けをすることが看護師の仕事だと思っていたので最初は少し戸惑いました。
ただ外来看護師の業務の幅広さから毎日吸収できるところがあり、新たな発見や気付きがあるのはやりがいに感じています。
よくある質問
- 外来看護師にあると良い資格はありますか?
- 外来看護師がキャリアアップのために取得しておいた方がよい資格として以下のようなものがあります。
・認定看護師
・専門看護師
いずれの資格も高い看護の技術と知識があると認定されるものであり、看護師として5年以上の実務経験があると認定試験を受ける資格を得ることができます。
看護師としてキャリアアップを目指したい方は、ぜひチャレンジしてみてください。 - 外来で働く看護師と、病棟で働く看護師の違いはなんですか?
- 外来看護師看護師と病棟看護師では肉体労働の有無が大きく異なります。
外来看護師では重度に介護が必要な方は少ないので肉体労働は多くなく、基本は立ち仕事です。また、外来看護師は多くの患者をテキパキとさばく能力が求められます。
対照的に、病棟看護師は自分の力では起き上がったりすることができない方のケアをすることもありますので力仕事になることも多い仕事です。
勤務時間の面で比較すると外来看護師は週休2日制で基本的に夜勤もありませんが、病棟看護師は4週8休制でシフトによって勤務します。
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外来看護師の種類について一例を紹介
救急外来看護師
突発的な怪我や疾患などの緊急時に患者が訪れるのが救急外来です。
救急外来看護師は、患者に対して救急看護を施します。
具体的には救命蘇生、止血、骨折の処置などをおこないます。
診療の補助、家族への対応、モニター管理、点滴管理なども救命外来看護師の主な役目です。
小児科外来看護師
小児科外来看護師の主な仕事は、医師の介助、子供のケア、家族へのケアです。
特に小児科外来では子供が診察や治療を嫌がってしまうケースも多いので、子供と上手く接することが非常に重要です。
また、患者の親や家族へのケアや説明なども欠かせない仕事です。
一般外来とはまた違ったコミュニケーション能力が必要になるでしょう。
精神科外来看護師
精神科外来看護師の主な仕事は以下の4点です。
・アセスメント
・医薬品の管理
・自己抑制できない人への対応
・身体拘束
精神外来はなぜその症状に至ったのかを知るために患者様からの話を聞いたり、暴れる患者様を拘束したりするなど、他の外来にはない業務をおこなうこともあります。
ウイルスや疾病や怪我などによる治療を行う場合と比べると、観察力も必要と言えるでしょう。 -
外来看護師に向いている人
毎日多くの患者さんが訪れる外来では、臨機応変な対応力が必要とされます。
特に多くの仕事を一挙にこなす事務的な能力が高い人は向いている職場であるといえるでしょう。
また、医師や病棟看護師への情報共有や入院が必要になった場合の手続きなど、病院内で円滑にコミュニケーションが取れる能力も重要です。
外来では夜勤や土日出勤がないため、子育てのためにライフワークバランスを大切にしたい人にもおすすめです。
結婚や出産などでブランクのある方でも安心して働ける職場です。 -
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