雑踏警備とは?必要な資格や求人の年収、転職する時のポイント解説
雑踏警備とは?必要な資格や求人の年収、転職する時のポイント解説
雑踏警備は、人が混雑する場所などで人々の安全を守る仕事です。
具体的な仕事内容は、どのようなものなのでしょうか。
本記事では、雑踏警備に必要な資格、年収、大変だと感じる場面などについて解説します。
雑踏警備員に転職する際の、ポイントも併せて紹介するので転職するか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
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雑踏警備とは
コンサート会場での人員整理や誘導、案内などが挙げられます。
人々を事故から未然に防ぎ、危険から守ることが雑踏警備の目的です。
事故が起きてしまった場合は、速やかに対処し参加者が不安にならないよう、迅速に対処します。
雑踏警備員には、イベントが終わるまで事故を防ぐように気を配る集中力と、事故が発生した際に迅速な対処ができる対応力が必要です。
雑踏警備員になる方法
雑踏警備員を目指すなら、まずは警備会社へ入社するとよいでしょう。
入職後に、20時間以上の新任教育を受けて、警備員登録を行うことで雑踏警備員になれます。
雑踏警備員の雇用形態には、正社員・契約社員・アルバイトなどがあります。
アルバイトで1日だけ警備をする場合でも、新任教育が必要です。
ただし、以下に該当する場合は雑踏警備員になれないので事前に確認しておきましょう。
1、18歳未満
2、破産者で復権を得ないもの
3、禁固以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は、執行を受けることがなくなった日から起算して5年を経過しないもの
4、暴力団員、アルコールや覚醒剤などの中毒者など
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雑踏警備に必要な資格
しかし、取得することで、就活の際に有利になる「雑踏警備業務検定」という資格が存在します。
雑踏警備業務検定には、1級と2級があります。
雑踏警備検定を持っていると、資格手当てや昇給の対象になりやすいのでおすすめです。
資格勉強では、主に緊急時の対応や救護についての知識を学びます。
転職時にも有利になるため、雑踏警備員を目指している方は、まず2級の取得を目指すとよいでしょう。
雑踏警備の仕事体験談
雑踏警備の仕事の体験談|働いてよかったこと
[30代 男性]
コンサートでの雑踏警備で、有名人に会えました。
間近で有名人を見たのは初めてで、今まで芸能人は雲の上の存在だと思っていたので衝撃的でした。
この仕事を始めてからは、いろいろなイベントやコンサートに、関わることができます。
警備を雑にしてしまうと、怪我や事故が原因になってしまうため、責任が伴う仕事です。
しかし、イベント成功の手助けをできるので、イベント好きな人にはおすすめな仕事だと思います。
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雑踏警備の仕事の体験談|働いてよかったこと
[20代 男性]
雑踏警備員に求められるのは、イベントに参加する皆さんの安全です。
元気にイベントへ来て、元気に帰ってもらうことが重要です。
そのため、事故や怪我が何もなく、終わった時にはやりがいや達成感を感じます。
また、未然に事故を防いだ時に、現場の関係者に直接感謝されて、嬉しくなりました。
この達成感や喜びが、次の仕事へのモチベーションにつながっています。
昔から、人々の安全を守る職業に就きたいと考えていたので、自分に合っていると感じます。
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雑踏警備の仕事の体験談|働いて大変だったこと
[20代 男性]
事件や、事故が起きる可能性があるので、業務中は常に気を抜けませんでした。
警備員がいても、全てのトラブルや犯罪を予防できるわけではありません。
そのため、働いている間は気を張り詰めることが多く、仕事終わりは疲れを感じました。
ただ、責任感のある業務だからこそ、何事もなかった日は達成感を感じます。
責任感が強く、誰かの役に立ちたいと思っている人は向いてる仕事だと思います。
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よくある質問
- 雑踏警備員の給料や年収はどのくらいですか?
- 厚生労働省の、職業情報提供サイトによると、雑踏警備員の給料は月額20.6万円で、年収は307.7万円です。
2020年の、日本人の平均年収は433万円であるため、雑踏警備員の年収は約126万円低いといえます。
危険の伴う仕事ではありますが、資格を取る必要もなく参入障壁が低いです。
そのため、未経験でも就職や転職しやすいでしょう。
雑踏警備員として、収入を上げたい場合は、雑踏警備業務検定を取得するか、より給料の良い企業へ転職する方法が挙げられます。 - 雑踏警備と交通誘導警備の違いは何ですか?
- 雑踏警備と、交通誘導警備の違いは、警備する場所です。
雑踏警備は、イベント会場の周辺を警備します。
それに対して、交通誘導警備は道路の警備がメインです。
交通誘導警備は、道が狭くなっている場所で、人や車の出入りを管理します。
工事現場や駐車場、建築現場で交通整理や交通誘導を行うことが多いです。
-
雑踏警備の危険性や注意点
雑踏警備は、事故や事件に巻き込まれる可能性があります。
安全なイメージの強い日本ですが、祭りなどの現場では酔っぱらっている人や気分が高揚している人が多いです。
そのような人達に、暴言を吐かれ暴力を振るわれる可能性も否定できません。
実際に韓国では、雑踏警備への見通しが甘かったことが原因で大事故が発生しました。
韓国梨泰院の、ハロウィンで起きた156人が死亡する事故です。
人並みに押しつぶされたことが原因で多くの人が亡くなりました。
これは、雑踏警備の重要性がわかる事故です。
講習を受けて、安全対策を日々考えることが、このような悲惨な事故を防ぐ第一歩につながります。
最悪の場合は、自分が危害を加えられるという危険性を理解したうえで、業務に臨む必要があるでしょう。
有名なイベントに関わることのできる仕事ですので、やりがいを感じることが多いですが事故や事件が起きないよう注意しましょう。 -
雑踏警備の求人へ応募する際のポイント
イベントの安全を守る雑踏警備ですが、実際に求人へ応募するときはどのような点に注意すればいいのでしょうか。
志望動機を作成するときのポイントを紹介します。
【志望動機作成のポイント】
志望動機を作成するときは、以下のポイントを盛り込むと良いでしょう。
自分の強みをアピールし、企業へ自分のことをアピールしましょう。
1、雑踏警備のがしたい理由
2、会社を選んだ理由
3、自分のスキルのアピール
4、雑踏警備を通して身につけたいこと
【志望動機例文】
雑踏警備をしたい理由は、人の安全を守る仕事に就きたいと思ったからです。
人の安全を守る仕事の中には、警察官や消防士など様々な職種があります。
しかし、これらの職種は事故が起こってから対応することが多いと思いました。
雑踏警備は人々と近い距離で、未然に事故や怪我から守ることができます。
これが、私が雑踏警備の仕事をしたい理由です。
御社は雑踏警備の資格取得に力を入れており、私は警備のスペシャリストを目指しています。
御社の取り組みが私の目標にマッチしていると思い、応募させていただきました。
採用していただいた際には、資格を取得し、事故を防ぐために尽力します。 -
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