ガス設備工事とは？転職や求人応募役立つ資格や仕事内容を解説！

ガス設備は多種に渡ります。
そもそもガス設備工事とは、ガス設備の設置やガス栓の増設、あるいはガス管の配管といったガス設備に付随する工事のことを指します。
家庭用はキッチンのコンロや給湯設備、エアコン、ファンヒーターなどに使用され、大型施設、建物では空調設備や発電などにも使用されます。
ですので、私たちの生活に決して欠かすことができません。

【ガスには2種類】
ガスには、下記の2種類があります。

・都市ガス
都市ガスは天然ガスや液化天然ガスが主な原料であり、主成分はメタンです。
地中に埋め込まれた配管を通り供給されているのが都市ガスの特徴となります。

・プロパンガス
プロパンガスは液化石油ガスが原料であり、主成分はプロパンやブタンです。
ガスボンベを設置し供給しているのが特徴です。
ガス管を通じて供給可能なため、スムーズに供給できます。
ただし、自然災害時には供給が止まってしまうリスクもあります。

【ガス工事の種類】
ガス工事の種類は、次の通りです。

・ガス栓の増設・交換
・ガス管やガス栓の移設工事
・ガス管のルート変更や延長・分岐
・新築や増改築した際のガス管の引き込み
・ガスメーターの増設
・プロパンガスから都市ガスへの切り替え
・ガス設備の新設や修理・交換

ガス設備工事は、以下の流れで進めます。

【ステップ1：申し込み】
新築や増改築等に伴うガス工事に関して、工務店など相談します。
工事内容に関する要望がある場合には、具体的に伝えましょう。

【ステップ2：打ち合わせ】
希望通りの工事となるように、使用するガス機器と給排気設備、ガスメーターの設置場所、配管ルートなどに関して打ち合わせします。
建築図面があれば、具体的な打ち合わせが可能。

【ステップ3：見積り】
打ち合わせを受け設計を行って、工事費用の見積書と振込書を送付。

【ステップ4：契約】
見積り内容に問題がなければ、契約となります。

【ステップ5：工事・施工】
ガス工事業者がお客様宅を訪問して、工事を行います。

【ステップ6：工事代金の支払い】
工事完成日の前日までに、工事代金の支払いが必要です。

【ステップ7：引き渡し】
工事完了後に点火試験を行って、ガス設備の引き渡しをします。

ガス設備工事に必要な資格は、次の通りです。

【ガス機器設置スペシャリスト】
ガス機器設置スペシャリストは、ガス設備機器の施工や設置するための技術、知識を証明する資格です。
家庭用のガス給湯器等を設置する際に必要となります。

【ガス主任技術者】
ガス主任技術者は、ガス設備を扱う際に必須となる資格です。
ただし、ガス設備工事を行う作業者は必須ではなく、ガス設備工事の監督をするために必要となります。

【ガス可とう管接続工事監督者】
ガス可とう管接続工事監督者は、家庭用のガス給湯器等を交換する際、ガス栓とガス機器をつないでいるガス可とう管を取り替える際に必要となる資格です。

【簡易内管施工士】
簡易内管施工士は、都市ガスの内管設備の撤去工事や新設工事等を行う場合に必要となる資格です。

【液化石油ガス整備士】
液化石油ガス整備士は、プロパンガスの設備工事を行う場合に必要となる資格です。

【ガス消費機器設置工事監督者】
ガス消費機器設置工事監督者は、排気筒が大型のガス機器等の設置工事を行う場合に必要となる資格です。

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