シェアドリーダーシップとは|VUCAの時代に求められるシェアドリーダーシップ
シェアドリーダーシップとは|意味やメリット・デメリットを徹底解説!
近年のIT革新/デジタル化/DX戦略などの影響もあり、ビジネスの場では大きな変化が起きています。
従来型のトップダウン/ボトムアップなど、様々なビジネス用語が使われていますが、その中で注目されているのが「シェアド・リーダーシップ」という考え方。
今回の記事では、この「シェアド・リーダーシップ」について、詳しく解説していきます。
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なぜシェアドリーダーシップは注目されるのか
今までのビジネス市場では「明確なゴール」が定められている場合が多く、1つの目標に向かって社員が協力し合っていくことで成果を出していくことができました。
従来からある「優れた1人のカリスマ経営者が会社を引っ張っていく」「優れた人材が職場全体を引っ張っていく」スタイルのトップダウン型でも有効に機能したでしょう。
しかし、時代の変化と共にビジネスのゴールは多様化しており、「1人に頼る会社構造」では対応できない場面が増えてきました。
そういった状況で成果を出していくには、社員一人一人の得意分野を最大限活かしていくことが求められます。
そこで様々な企業から注目されるようになったのが、会社組織全体のパフォーマンス向上に繋がる効果が期待できるシェアドリーダーシップ。
各々の得意分野でリーダーシップを発揮していく「シェアドリーダーシップ」は時代に即していると言えるでしょう。
よくある質問
- シェアドリーダーシップの意味とは?
- 英語:shared leadership(シェア:「分担する」「共有する」、リーダーシップ「指導者としての能力・力量・統率力」)
従来型の「カリスマ性のあるリーダー1人に頼る組織」ではなく、職場/個々のチーム/会社に所属する全員がリーダーシップを発揮できるようにするのがシェアドリーダーシップ。
近年ビジネス業界で注目されている考え方で、「メンバー全員がリーダーシップを発揮する/シェアする」というもの。
リーダー以外のメンバーは、リーダーのフォローして支えていきます。一方通行だったリーダーシップの形を双方向にしたものがシェアドリーダーシップと言えるでしょう。 - シェアドリーダーシップのメリット・効果とは?
- まず挙げられるのは「社歴の浅い若い社員でもリーダーシップを発揮できる」という点。そして、「社員教育・人材育成に良い効果が期待できる」という点も重要です。
会社組織である以上、各世代・幅広い年代の社員が在籍しています。年功序列・役職を重視する職場であれば、才能のある若い人材の能力が発揮しにくい状況に陥りやすくなりますし、次世代のリーダー育成にも悪影響があります。
そういった課題解決に繋がるのがシェアドリーダーシップ。
他にも1人1人の得意分野を活かしやすい状況が生まれることで、会社組織全体のパフォーマンス向上に繋がる効果が期待できます。
また、会社全体・部署・各チーム全体で意見を出し合うことができるため、意見交換がしやすくなり、独創的なアイデアが生まれやすくなります。 - シェアドリーダーシップの問題点・デメリットとは?
- メリットだけではなく、デメリットも考えられます。
1人1人が責任感を持って行動する必要があるため、経験の浅い社員でも企業の目的を理解しておくことが求められます。
リーダー経験のない社員が担当する場合もあるため、上手くまとまらずに逆効果になることもあるでしょう。その為、経験のある社員が支えていく事が求められます。 - VUCAの時代に求められるシェアドリーダーシップ
- 【VUCAとは?】意味は「社会やビジネスにとって、未来の予測が難しくなる状況」のこと。
※Volatility・Uncertainty・Complexity・Ambiguityの頭文字を取った造語です。
今までのリーダーシップは「メンバーを引っ張っていく」という意味で使われていました。
管理職として働く方の多くは、「後輩・部下を引っ張るように」と言われてきたのではないでしょうか。
しかし、デジタル化・DX推進の時代背景やコロナ禍で大きく世界は変わりました。「物を作れば黙っていても売れる」という状況はありません。
1人のリーダーが引っ張るスタイルには限界があり、全てを把握していくことは不可能。
現在はVUCAと呼ばれる「ビジネスにおいて未来の予測が難しい状況」で、そういう時代だからこそシェアドリーダーシップと呼ばれる「1人1人の特性・得意分野をフルに活かせるリーダーシップ」が必要になっています。
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通常のリーダーシップとシェアドリーダーシップの違いは?
一般的に言われるリーダーシップは、カリスマ性を持った1人のリーダーに頼る形式です。
それに対してシェアドリーダーシップは、職場全体・チームメンバー全員がリーダーシップを発揮する状態です。
社員一人一人が各々の得意分野を活かしやすくなり、生産性の向上が期待できます。また、意見交換が活発になり、イノベーションにも繋がるでしょう。 -
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