タンクローリーとは?転職や求人応募に役立つ免許やドライバーの仕事内容を解説
タンクローリーとは?転職や求人応募に役立つ免許やドライバーの仕事内容を解説
タンクローリーはどんな車?
タンクローリーとは、液体や気体、固体を運ぶための自動車で、大型車両に分類されます。荷台部分に搭載されたタンクは何室かに分かれており、種類の違うものを同時に運ぶことができます。
そして、タンクローリーは運ぶものによって大きく3種類に分けられます。
①危険物ローリー:石油や劇薬などの危険物を運ぶ。化学変化の起こりにくい素材が使われている。
②非危険物ローリー:食品やセメントなどの非危険物を運ぶ。腐食に強く傷が付きにくい素材が使われる。
③高圧ガスローリー:高圧ガスを運ぶ。高圧ガス保安法に基づく構造になっている。
タンクローリーが運搬するもの
タンクローリーは、食品やセメント、石油、高圧ガスなどの固体、液体、気体を運搬します。通常のトラックは運搬が難しいものでも、タンクローリーなら安全に運べます。
荷物を運ぶときは、タンクに何を積んでいるのかを示すステッカーや板を貼らなければなりません。荷台容量は車種やタンク会社によって異なりますが、タンクの容量は最小で12,000L、最大で20,000L、平均14,000L前後です。
<タンクローリードライバーの仕事内容>
タンクローリードライバーの仕事内容は一般的なトラックドライバーと似ており、指定の場所まで荷物を運んで下ろすという作業がメインです。
荷物によってはタンクに積み置きができないため、基本的には早朝に出社して積み込みを行い、当日中に運搬します。ときには午前3時や4時に出社するケースもあるようです。なお、タンクローリードライバーは各地の油槽所から企業やガソリンスタンドなどに運ぶのがメインなので、長距離の移動はほとんどありません。
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タンクローリードライバーの1日の流れ
5:00 出社、配送内容の確認とアルコールチェック
↓
5:30 近隣の油槽所に向かい、積み込みを行う
↓
6:00 目的地まで運転
↓
8:00 目的地に到着、積み下ろし
↓
輸送を数回繰り返す
↓
15:30 車両点検やミーティングなど
↓
16:30 退社
一般的にタンクローリードライバーは、早朝に出社することが多いです。そして、油槽所で荷物を積み込み目的地まで運ぶ作業を1日に数回繰り返します。
仕事の合間には、1時間程度のお昼休憩や小休憩もとります。退社時間は道路の混み具合や配送件数によって異なりますが、17~18時には仕事が終わることが多い傾向です。
タンクローリードライバーに必要な資格やスキル
タンクローリーは大型車両に分類されるので、基本的には大型自動車免許が必要です。ただし、小型・中型タイプのタンクローリーのみを運転する場合は、大型自動車免許がなくても運転できます。
会社によっては大型自動車免許を応募条件としていない場合もありますが、タンクローリードライバーになりたいなら取得しておいた方が選択肢は広がるでしょう。
さらに、運ぶ荷物によっては別の資格が必要になることもあります。たとえば、高圧ガスの運搬には高圧ガス移動監視者講習、危険物の運搬には危険物取扱者の資格が求められます。
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このほか、けん引免許や毒物劇物取扱責任者の資格があるとさらにできる業務が広がります。資格を持っていれば手当が付くこともあるので給料アップが期待できるでしょう。
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タンクローリーの仕事体験談
タンクローリー運転手の仕事・転職体験談:働いてよかったこと
(30代・男性)
もともと運転が好きで、大きな車両や特殊な車両に乗りたいと思っていたので、楽しく働けています。それが人々の生活に役立っていると思うと、やりがいも感じます。
また、基本的に1人で過ごす時間が多いので社内の人間関係で悩むこともほとんどありません。
タンクローリー運転手の仕事・転職体験談:働いてよかったこと
(20代・女性)
私たちの生活に必要なものを運んでいるので、社会への貢献度も大きな仕事だと思います。また、うちの会社では資格が給料にきちんと反映されるのも嬉しいです。
現在は収入アップ・スキルアップに向けて危険物取扱者の勉強中です。
タンクローリー運転手の仕事・転職体験談:大変だったこと
(50代・男性)
荷物を取引先まで安全に、確実に届けなければいけないというプレッシャーは常に感じています。たとえ渋滞があったとしても遅れてしまうと取引先に多大な迷惑をかけてしまうので、常に気が抜けません。
ときには深夜や早朝に届けるため、夜間に運転することもあります。
よくある質問
- タンクローリードライバーの給料はどのくらい?
- A. タンクローリードライバーは、普通のトラックドライバーよりも給料が高いと言われています。
というのも、タンクローリーの運転には大型自動車免許のほか、危険物取扱者やけん引免許など特別な資格が必要になるケースがあるからです。
運ぶものや季節によって年収は変わりますが、400~600万円程度が相場でしょう。 - タンクローリードライバーのきついところは?
- タンクローリードライバーは危険物を扱うため積み込みや運搬のルールが細かく、かなり神経を使う仕事です。
特に違う燃料を混ぜてしまったり安全確認を怠ったりすると、取り返しのつかない事故につながる可能性があるため細心の注意が必要です。
普通のトラックドライバーと比べて体力面の負担は小さいですが、そのぶん精神的なストレスを感じる可能性もあるでしょう。 - タンクローリードライバーに向いている人とは?
- A. タンクローリードライバーは車両を運転して荷物を運ぶのが主な仕事であるため、運転が好きな人や得意な人が向いています。
また、石油や劇薬などの危険物、高圧ガスを扱う機会があるため、安全に注意し、細かいルールに従って丁寧に仕事をしなければなりません。さらに、危険物取扱者や毒物劇物取扱責任者などの資格を持っていると、給与面で有利になります。
そのため、資格を活かしながら責任感を持って働きたい人にもおすすめです。
-
タンクローリードライバーの魅力ややりがい
タンクローリードライバーは車両を運転し荷物を運ぶ仕事なので、運転が好きな人にとっては、好きなことを仕事に活かせるという点で魅力があります。
各地の油槽所から取引先までの地場輸送がメインなので、長距離移動がほとんどないのも特徴です。
また、扱う荷物の特性上、危険物取扱者や毒物劇物取扱責任者などの資格が必要なケースもあります。多くの会社では資格手当が支給されるため、普通のトラックドライバーと比べると高い年収が期待できるでしょう。
タンクローリーが運ぶのは、食品や石油、LPガスなど人々の生活に欠かせないものなので、やりがいも大きな仕事と言えます。 -
タンクローリードライバーの働き方や休暇について
タンクローリードライバーの労働時間は、その日の配送予定や道路状況によって異なります。配送件数が多い日や道路が混雑している日は労働時間も長くなる傾向があります。
また、基本的にはシフト制を採っているため、休日は変則的です。土日祝日に休めるとは限らず、場合によってはお盆や年末年始に仕事を行わなければなりません。
しかし、だからといって他の仕事より休暇が少ないわけではなく、他の日にきちんと休めます。
福利厚生については、他業種と同様に社会保障完備や通勤手当、賞与などさまざまなものがあります。会社によっては無事故手当や資格取得支援などが設けられている場合もあるようです。 -
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