ビル清掃の求人・転職
ビル清掃の求人|転職状況や未経験での就職について
ビル・建物清掃員の有効求人倍率は平成30年度には3.03倍を記録しており、「人材確保が難しい職種」と言われています。
一方で建築衛生法の適用対象になる学校や事務所、百貨店などの特定建築物が増加している中、ビル清掃員の需要は高まっています。
ビル清掃が行われなければ、建築物の衛生状態は保つことはできません。
そのためビル清掃員は欠かすことができない大切な業務を担う職種と言えます。
また近年では女性の採用強化、外国人の受入れを検討するなどしていますが、人材不足は拡大傾向にあります。
このように今後の状況によってはさらに需要が高まる可能性もあります。
ビル清掃には、高所作業における作業者の操作など特別な業務を除き、資格は必要ありません。
業務は一般的な清掃業務に近い仕事が中心であり、実務ベースで先輩社員から教えてもらうことも多いようです。
そのためビル清掃は未経験の方でも挑戦しやすい職種といえるでしょう。
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掃除・清掃員の転職・求人|転職体験談や仕事内容の詳細
ビル清掃員の仕事内容
ビル清掃はオフィスをはじめとして、学校や店舗など様々な建築物の清掃を行います。
その業務内容は大きく2つに分けられます。
【建築物内部清掃】
室外清掃では、建築物の外側の清掃を行います。
具体的には外壁や窓ガラス、屋上、玄関などの清掃です。
時には周りの道路を清掃することもあり、職場によっても清掃範囲には違いがあるようです。
■主な清掃箇所
床・天井・内壁/トイレ・洗面所/ブラインド・照明器具/エレベーター・エスカレーター
など
【建築物外部清掃】
室内清掃では、床や壁、トイレなどの清掃が主な業務です。
日々行う定期清掃では、床や壁、通路、階段、トイレなどの設備を使われている素材に合わせて清掃します。
一定の期間毎に行う定期清掃では、床などの汚れを取り除いた後、汚れや痛みから守るためにワックスがけを行います。
また、カーペットなどのシミ抜きも定期清掃の一つです。
■主な清掃箇所
外壁・窓ガラス・サッシ/屋上/建物外回り など
ビル清掃員における正社員とアルバイトの違いとは
【アルバイト】
アルバイトやパートでの雇用の場合、派遣会社を通して雇用されるケースが多いようです。
その場合は派遣会社に登録した後に現場へ配属され業務にあたります。
勤務はシフト制となっている場合が多く、ある程度自分自身で裁量を持って休日などを決められる傾向にあります。
短時間勤務OKであったり、深夜や早朝の業務が多かったりと副業としても就業することができるでしょう。
また職場によっては子供が同伴可能な所も存在します。
このように主婦(主夫)の方でも働きやすい職場もあるので、気になる方は一度求人を探してみましょう。
【正社員】
正社員の場合には、学歴や経験・資格の有無が問われないものが多く、未経験者や第二新卒者などの応募も多い傾向にあります。
また技能レベルを段階的に評価するビルクリーニング技能士の複数等級制度など、入社後にキャリアアップを図ることもできます。
また正社員の場合はアルバイトの方のマネジメント業務を担うこともあります。
ビル清掃員の年収について
厚生労働省の発表によると、ビル清掃員の平均月収は約21万円で、年間賞与などの特別給与は平均20万円程度です。
約272万円です。
一般的な水準と比較すると低い場合も多いですが、アルバイトやパートの時給は比較的高く設定されていることも多いです。
ビル清掃の仕事体験談
ビル清掃員の転職体験談:なってよかったこと①
(20代 男性)
体を動かす職業のため、運動不足が解消されたのは良かったことかもしれないですね。
以前はデスクワーク中心の業務だったため、最初はすごく疲れましたが、体から汗が出る感覚が心地よかったです。
接客や営業、電話対応などに苦手意識を感じていたのですが、ビル清掃は黙々と作業することも多くて、自分には向いているなと思います。
ビル清掃員の転職体験談:なってよかったこと②
(30代 女性)
自分の生活スタイルに合わせて働けたのが良かったです。
私が働いていたところでは短時間での勤務が可能だったので、1時間半程度の勤務でした。
3日働いて1日休むといったような生活のペースで、他のアルバイトの掛け持ちもできました。
自分の条件に合った求人が見つけやすいのはビル清掃のいいところなんじゃないかと思います。
ビル清掃員の転職体験談:なって大変だったこと
(30代 男性)
最初はその職場のルールを守らないといけないので戸惑いました。
たとえばできるだけ物を動かさないようにするなど、邪魔をしてしまわないように意識する必要がありますが、具体的にどうするかは職場によって全く違います。
経験があっても、前職のやり方はそぐわないことがあるので注意が必要です。
ただ慣れてくると、どんどん仕事がやりやすくなって楽しくなっていきましたね。
よくある質問
- ビル清掃員になりたいのですが、どのように志望動機を伝える際のコツは何ですか?
- 志望理由を伝えるときのポイントは3つあります。
・何故その会社なのかを伝える
・将来の展望を伝える
・実際に働いた経験や活用できる資格があれば伝える
何故その会社を志望しているのか、その企業の強みや特徴などを踏まえて明確に伝えましょう。
実際に勤務することになった場合、どのように働きたいのかも併せて伝えましょう。
また、実務経験や活用可能な資格を持っているのであればアピールポイントになります。 - ビル清掃員はきついと聞きます。どういった点がきついのでしょうか?
- 清掃員は主に体力面において「きつい」と言われています。
基本的に清掃が業務内容なので、全身を使います。
そのため慣れるまでは大変かもしれません。
しかし一方で、それをメリットと感じる方もいるようです。
適度な運動になり気分が上向くなど、慣れてくると心地よさを感じることもあります。
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ビル清掃員のキャリアアップに役立つ資格について
【ビルクリーニング技能士】
「ビルクリーニング技能士」はビルの環境衛生管理業務のうち、ビルの所有者から委託されたクリーニング作業において必要なスキルを習得していることを示す資格です。
また清掃作業監督者になるために必要な資格でもあります。
ビルクリーニング技能士の資格を取得するには受験をする必要があり、試験は実務試験と学科試験の2つに分かれています。
実務試験では、実際の業務で行われることのある床表面洗浄、ガラス面洗浄、カーペット汚れ取りが試験内容として課されます。
一方、学科試験では清掃業務の見積りなどが出題されます。
【建築物清掃管理評価資格者(インスペクター)】
建築物清掃管理評価資格者は自身が提供する業務内容の品質向上を目的として、業務の点検を行います。
またその結果を活用して業務改善を図るだけでなく、必要な場合には、建築物所有者など発注先に対して業務改善案を提案します。
取得には、eラーニングを通じて、座学で必要な知識を習得するのが一般的です。
その後、集合教育により実技演習を行い、修了課題の完了をもって資格が発行されます。
資格は4年間有効で、フォローアップ講習の受講により更新していきます。
【建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)】
建築物環境衛生管理技術者は、映画館やデパート、商業施設や中・大規模オフィスなどの特定建築物における環境衛生の維持管理を目的とした国家資格です。
取得には2つの方法があります。
1つ目は試験を受ける方法です。
特定建築物において、環境衛生の維持管理業務に2年以上従事している場合には、受験可能になります。
ちなみに就業していた建築物の用途によっても資格が得られるかどうかが変わるため注意が必要です。
倉庫や駐車場、工場については該当しない場合があります。
2つ目は講習を受ける方法です。
101時間の講義を受けることでも、建築物環境衛生管理技術者の資格を得ることができます。
ただし受講資格が定められており、学歴と卒業後の実務経験年数が基準を満たしているか、免許と免許取得後の実務経験年数が基準を満たす必要があります。
試験を受験するよりも厳しい受講資格をクリアする必要があり、101時間もの講義を受講する必要があります。 -
ビル清掃に向いている人とは
ビル清掃員に向いている人の特徴は以下です。
・黙々と日常業務をこなせる
・会話をせず自分のペースで仕事ができる
・身体を動かすのが苦じゃない
・健康な人
毎日決まったところを掃除するため、決まった作業が一定数存在します。こうしたルーティンワークを黙々とこなせる人は清掃員に向いているといえるでしょう。
また会話をせず自分のペースで仕事ができるのも大事な要素です。
時には一人で淡々と業務を遂行することもあるからです。
また健康で、かつ身体を動かすのが苦じゃないという方も、ビル清掃の適性をもっていると言えるでしょう。 -
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