保健所の転職・求人|新型コロナ/PCR検査数の増加で人手不足に
【保健所とは】転職・求人の仕事内容を解説|新型コロナで保健師の需要増加
<保健所とは>
新型コロナの感染拡大・PCR検査数増加の影響により、保健所で働く保健師の重要性が高まり、今後増員していく計画が総務省より発表されています。就職先の候補に挙がる機会も増えるのではないでしょうか。
※地域保健法により各都道府県や政令指定都市・中核都市等に設置されています。2020年時点で、全国で約500の保健所があります。
=保健所の役割=
・地域住民の健康増進
・地域住民の疾病予防
・食品に関する相談
・各種検査(PCR検査はここに該当します)
上記のように様々な役割がありますが、主に「保健・衛生・生活環境等に関する幅広い分野でサービスを実施する行政機関」と覚えておけばいいでしょう。
【保健師の仕事を詳しく調べる】
保健師とは?保健師の転職・求人募集|仕事内容や資格を解説
保健所の仕事内容とは
保健所での仕事内容は、専門的かつ技術が求められます。規模によって変わってきますが、一般的な保健所では医師や保健師の他にも栄養士や精神保健福祉相談員が配置されていることが多いようです。保健所で働くには「保健師の資格が必要なのか?」と気にされている方も多いと思いますので、まずは求人内容の応募資格をチェックしておくといいでしょう。
=代表的な仕事内容=
・健康教室を開催したり、健康相談にのり地域住民の健康を推進。
・成人検診、各種がん検診等の検査・検診。
・訪問指導
・健康教育
・新型コロナ/PCR検査
(感染者数が急増していることでPCR検査数も増加し、対応に追われる保健所で働く保健師が不足しています。日本政府の方針としても保健師増員に取り組んでおり、今後は保健所の求人・転職需要が高まっていくでしょう)
他にも「健康づくり」の分野として「食生活改善」や「運動普及促進」も行います。
市町村保健センターと保健所の違い
保健所と似たような役割を担う保健センター。
違いは「利用頻度の高い保健・福祉サービスは、市町村の保健センターが担っていることが多い」と言えるでしょう。例えば生活により身近なサービスである「健康相談」「がん検診」「乳幼児健診」「小児予防接種」「訪問指導」「成人病検診」といった地域住民が直接受けるサービスを中心に業務を行います。
保健所で受けられるサービスとは(仕事内容)
近年、芸能人の方が自殺するニュース報道が相次ぎ、「相談窓口」として紹介されることが増えました。「こころの相談」として、相談することが可能です。
医療機関を受診することを躊躇いがある場合もあるでしょうし、どうしていいのか悩んでいる場合もあると思います。そういった場面で相談をすることが可能です。
他にも以下のようなサービスがあり、同時に「それが保健所の仕事内容」とも言えます。
・医療相談
近くの病院を知りたい、専門的な相談窓口を知りたい。自分の症状は何科を受診すればいいのか?といった相談に応じています。
・薬
薬の飲み方について、わからないことがあれば相談することができます。注意点としては、医師が処方した薬の場合、効用、飲み合わせなどの細かい部分は、診療に関わるため回答できない場合があります。
・医療費助成
国が定めている指定難病の方であれば、継続的医療が必要な場合に医療費助成制度の対象となります。保健所の窓口で相談し、申請できるか確認してみるといいでしょう。(申請できる場合、特定医療費受給証を発行してもらうことができます)
よくある質問
- 保健センターとは?(保健所との違い)
- 保健センターには保健師、看護師、栄養士等の専門分野の方が配置されていて、地域住民に対する健康相談や指導・予防接種・検診等に関して必要な事業を行っています。
大体の区分けとしては、「保健所」が広域的・専門的なサービスを実施する機関。
保健センターは住民により身近な保健サービスを実施する機関です。 - 保健所の利用料金は?無料ですか?
- 健康や精神疾患による悩みなどの相談は無料でできる場合が多いです。一部の検査では有料の場合があるので、詳細は保健所の相談窓口で確認しましょう。
- どのような流れで相談するのでしょうか
- 電話相談や面談で様々な専門職の方へ相談ができます。保健所にとって在籍している方が違いますが、多くは「保健師」「精神保健福祉士」「医師」「看護師」が問題を解決するために応対してくれます。
相談者の要望や保健所の都合が合う状況であれば、家庭を訪問しての相談を行っている場合もあるので、希望する場合は確認してみるといいでしょう。
相談内容によっては、医療機関等の関連機関と連携し、支援が受けられるようにアドバイスをしてくれます。
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保健所の役割とは?地域保健法に定められた14の事業
保健所の役割は「地域の住民に対する業務」ですが、その仕事は幅広い分野で多岐に渡ります。仕事内容がイメージしやすいように、いくつか具体例を挙げます。
<生活衛生>
①墓地や納骨堂、火葬場の許可
②食品関係施設の営業許可や調理師免許等
③食品衛生、食中毒等の検査、環境衛生、水質調査に関する業務
④飼い犬の登録や狂犬病予防
<健康>
①医療・医薬品相談
②新型インフルエンザ/新型コロナウイルス等の感染症の予防対策
③人口動態統計や地域保健に関わる統計の作成
④難病対策
<精神保健福祉>
①統合失調症、うつ病などの精神疾患、ひきこもりやアルコール依存症など相談対応や医療機関の紹介。
②障害福祉サービス等の利用を希望する場合に、地域の福祉サービスを利用できるように支援する。 -
発熱症状が出て不安に感じたら保健所の窓口に相談しましょう(PCR検査について)
体調が悪く「感染したのだろうか」と不安に感じた場合、各自治体で相談窓口などを設けている場合が多くあります。PCR検査数はだいぶ増えてきましたが、誰でも自由に検査を受けられるわけではありません。医師が必要と判断した場合に、帰国者・接触者外来等都道府県等が指定する医療機関で実施されます。
以下のような症状・状況の場合に、検査を受けるか受けないか判定してもらうことになります。
・発熱がある
・接触確認アプリ「COCOA」により、濃厚接触の可能性があった旨通知があった
特に発熱症状がある場合は要注意で、東京都では24時間体制で相談を受け付けています。
※東京都福祉保健局で相談窓口を紹介しています。
東京都福祉保健局|新型コロナウイルス感染症にかかる相談窓口について -
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この記事の監修・著者プロフィール(株式会社クリエイト Webマーケティング担当)
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