保育園の看護師求人|仕事内容・よくある質問
保育園の看護師|求人・転職状況や未経験での就職について
保育園看護師の求人状況は景気などによって左右されるものではありません。
保育園への看護師の配置は義務ではありませんが、園児の健康管理や感染症の拡大などを受けて、配置したいと考える保育園は年々増加しています。
また、待機児童解消のために日本全国で保育園の増設や体制強化などが図られています。
景気・不景気に関わらず保育園看護師のニーズは高まっており、今後看護師の就職先として有力な選択肢の1つとなっていくでしょう。
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保育園看護師とは
保育園看護師は、主に保育園で園児などの健康状態を管理する業務を行います。
厚生労働省はできる限り看護師を配置するように求めており、乳児が4人以上いる保育所は看護師1名に限って保育士とみなすことができると定めています。
このように保育士としての資格を持っていなくても、看護師1名までであれば保育所で専門職として働くことができるので、保育園で働く看護師は急速に増えています。
また、2015年から准看護師も1名に限って保育士をみなすことができるようになっており、これによって保育園看護師を設置する保育所は増加傾向にあります。
保育園看護師の仕事内容
保育園看護師の仕事内容は以下の3つです。
1. 園児の健康
2. 職員の健康
3. 保護者の健康
保育園看護師は保育所に関わるあらゆる人の健康状態を管理します。
園児の健康に関しては、保育所内の衛生状態を管理する他、健康診断などのサポート・保健指導・乳幼児の保育補助・アレルギーへの対応などによって、平時から園児の健康状態を確認しサポートしなければなりません。
また、職員に対しても、健康診断・保健指導を行うことによって健康状態を管理します。
保護者に対しては、保健便りの発行や、予防接種の案内などの情報提供が主な仕事です。
【例文付】保育園看護師の志望動機の作り方
保育園看護師への転職を希望する場合の志望動機の作り方をみていきましょう。
例文とともに志望動機作成のポイントを詳しく解説していきます。
「私は保育所で子ども達の健康管理を日常的に行いたいという思いから貴園を志望いたしました。
現職では5年間、小児科にて看護師と勤務してまいりました。
小児科において治療を必要とする子ども達と接する中で
『日常の子どもの健康管理は病院での治療と同じくらいに重要なのではないか?』
と考えるようになり保育園看護師になりたいという思いが強くなりました。
先日園を見学させていただいた際、貴園は、子どもたちの健康管理や衛生管理に気を配っており、子ども達が健康に育つ環境が整っていると感じました。
これまでの小児科での看護師の経験を活かし、貴園で子ども達が健康ですくすく育つサポートに力を尽くしたいと考えております。」
志望動機を記入する際のポイントは以下の4つです。
1. なぜ志望したのか
2. これまで何をしてきたのか
3. なぜその保育所でなければならないのか
4. 転職先で何を実現したいのか
この4点を志望動機に記載することによって、より説得力のある志望動機を作成することができます。
保育園の看護師の仕事体験談
仕事・転職体験談:保育園看護師で働いてよかったこと
(女性 30代)
「保育園看護師として働いてよかったことはライフワークバランスとやりがいです。
病院勤務の頃は夜勤などによって規則的な働き方ができませんでした。
しかし保育園看護師になって平日のみの勤務になり、17時30分には帰宅することができるので、プライベートの時間が充実しました。
仕事内容としても、元気な子どもと日々接することができるので、子どもが好きな自分には向いている職業だと感じています。」
仕事・転職体験談:保育園看護師で働いて大変だったこと
(女性 20代)
「保育園看護師として働いて大変なのは、園内に看護師が自分1人だということです。不安な点や分からない点があっても近くに専門知識がある人がいないので不安やプレッシャーを感じることもあります。
また園児だけでなく、保護者ともコミュニケーションを取らなければならないので、正直気は遣う仕事だと思います。」
よくある質問
- 小児科を経験していない看護師でも保育園看護師になれますか?
- 小児科を経験していなくても保育園看護師になることはできます。
保育園看護師になるために、特にこれまでの勤務経験などの決まりはありません。
看護師か准看護師の資格を持っていれば保育園看護師になる資格はあるので、採用される可能性は大いにあるでしょう。
ただし、子どもの健康状態について知識のある小児科経験の看護師の方が採用で優遇される可能性もあります。 - 保育園看護師として保育士や保護者とどのようにコミュニケーションをとったらいいですか?
- 看護師であっても保育園に勤務すれば保育士と同じ立場とみなされることもあります。
そのため、保護者に対しても保育士として接するようにしましょう。
同じ職場の保育士の場合、健康管理のことについては専門的な知見を述べ、保育に関しては知見を学ぶように尊重して接するとよいでしょう。
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保育園看護師のキャリアアップ
保育園看護師には単純に看護師としての専門的なスキルや知識があればいいわけではありません。
保育園看護師は保育施設で保健衛生について指導・教育する場面が多い仕事です。
この時、他の保育士などの参加意識を高めて組織的な業務へ導く組織マネジメントスキルも重要です。
保育園看護師(保育業専門看護職)キャリアアップ講座などを受講し、保育園看護師としてのテクニカルなスキル(乳幼児の健康管理やアレルギーなどの保育園で必要な専門的な知識)と、組織マネジメントなどの非技術的なスキルを磨くと保育園看護師としてのキャリアアップにつながりやすいでしょう。 -
保育園看護師のよくある悩み
保育園看護師のよくある悩みとして以下の4つが挙げられます。
1. 看護師が1人しかいない
2. 雑用など専門性のない仕事も多い
3. 大人数の子どもを把握しなければならない
4. 保護者への対応
いずれも病院勤務ではなかった悩みです。
ライフワークバランスが取りやすい分、給与面や仕事の内容で病院勤務とは大きく異なるという点を理解し転職活動を行うようにしましょう。 -
保育園看護師の面接のよくある質問
保育園看護師の面接でよく聞かれる質問は以下の2つです。
1. 前の勤務先をなぜ辞めたのか
2. なぜ当保育園を選択したのか
この2点に関してはあらかじめ答えを用意しておきましょう。
この際「前の勤務先がつらかったから」などとネガティブな理由を言わないほうがベターです。
ネガティブな理由を伝えることによって「少しつらいことがあるとすぐに辞めてしまう人かもしれない」と判断されてしまいかねないからです。
履歴書に記載した志望動機の内容に沿うような形で、ポジティブな理由によって転職したことを伝えるようにしてください。 -
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