内定承諾メールの送り方は?内定通知の返信で確認するべきポイントを解説
内定承諾メールの送り方は?内定通知の返信で確認するべきポイントを解説
内定承諾メールは、就職先のルールに従い、24時間以内に返信するのが基本です。
また、返信する前には労働条件や仕事内容、入社日など確認すべき点もいくつかあります。
本記事では内定承諾メールの送り方を紹介するので、返信に迷ったときの参考にしてみてください。
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内定承諾をする前に確認する事
内定を承諾する場合は、事前に確認しておきたい点がいくつかあります。
入社前のトラブルを避け、入社後に後悔しないためにも、基本的な確認事項を見ていきましょう。
【労働条件と仕事内容の確認】
入社後に「想像していた働き方と違う」といったイメージとの乖離が起きないよう、労働条件や仕事内容を確認しておく必要があります。
労働条件では、給与や就業時間、就業場所、業務範囲など、入社後に働く環境について詳しくチェックしてください。
仕事内容についても、現時点で決まっている内容を担当者から聞いておくと安心です。
総合職の場合は研修を経てから具体的な配属が決まりますが、総合職以外であれば事前に仕事内容を聞き、準備を整えておくと良いでしょう。
あらかじめきちんと確認を行っておけば、入社後はスムーズに業務へ専念できるでしょう。
【内定をもらった企業に対する疑問点の確認】
労働条件や仕事内容以外にも企業に対して疑問がある場合は、確認しておきます。
全ての疑問点を解消した後であれば、不安を感じずに自信を持って内定を承諾できるでしょう。
内定が出た後なら、きちんと理由を説明すると、多少踏み入った質問でも答えてくれる場合がほとんどです。
例えば、平均的な残業時間や転勤の可能性など、内定前には聞きづらかった疑問があるときは聞いてみてください。
【入社日の確認】
入社日については、最終面接のときに「いつ頃から入社できるか?」と企業側から確認される場合があります。
面接時に答えた入社可能日と実際の入社予定日が一致しているか確かめてください。
もし、面接の時と状況が変わり、予定された入社日に出社するのが困難な場合は、早めに担当者へ相談しましょう。
入社日が曖昧なままだと勤務に就くタイミングが分からず、企業側に迷惑をかける可能性があるため気を付けてください。
【他企業の就職活動スケジュールの確認】
複数の企業で就職活動をしている場合は、内定を承諾する前に他企業の選考状況を確認するのがおすすめです。
もし、他企業からも内定が出る見通しがあり、就業条件を比較検討したいと考えているのであれば、内定が出ている企業に対していつまで承諾の返事を待ってもらえるか聞いてください。
返事を待ってもらえるときは、他企業の採用スケジュールを確認し、今後の計画を立てる必要があります。
もし返事の期限前に他企業から内定の判断が出るなら、しっかりと比較し、より希望に近い企業を選びましょう。
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内定承諾メールの基本的マナー
内定承諾のメールはマナーを守り、担当者や企業の心象を損なわないことが大切です。
ここからは、メールを送る際に意識したい3つのマナーを紹介します。
【就職先の返信ルールに従う】
就職先から内定通知への返信ルールが定められているのであれば、それに従いましょう。
例えば、返信期限がある場合は、必ず期限内に返信してください。
期限前にメールを返信しないと、内定を辞退したとみなされる可能性があります。
もし辞退にならなくても「事前に決められた期限を守れない人」というイメージが入社前についてしまうので注意しましょう。
【24時間以内に返信する】
内定を承諾すると決めているのであれば、メールは24時間以内に返信するのが基本です。
返信が遅れると「内定を辞退するのかもしれない」「メールが届いていない可能性がある」など、担当者に不要な心配をかける恐れがあります。
もし、メールを受信してすぐに返信できない場合は、メールに目印をつけて忘れないようにしてください。
ただし、慌ててメールを作成して誤字脱字だらけにならないよう、送信前には内容をしっかり確認しておきましょう。
【そのままの件名で返信する】
返信メールの件名を変更する必要はありません。
例えば「選考結果のご連絡」という件名で内定メールを受信した場合、そのまま返信メールを作成し、件名は「Re: 選考結果のご連絡」のままにしておきます。
また、件名だけでなく、企業側から送られてきたメールの本文もそのまま引用した状態で返信してください。
企業側は内定以外に不採用のメールも送信しているため、本文を残しておけば、内定と不採用どちらのメールを送った相手なのかすぐに分かります。
内定承諾メールで抑えるべき内容
内定承諾メールに含めるべき項目は、主に3つです。
どのようなメール内容が良いのか、具体的に確認しましょう。
【選考結果へのお礼】
メールの冒頭では、選考のために時間を割いてもらったことや、内定を出してくれたことへのお礼を記します。
ただし、長文や大袈裟な表現でお礼を伝えると担当者が読む時に負担をかけるかもしれません。
例えば「先日は、最終面接にお時間を割いていただき、ありがとうございました。
また、内定通知をいただき、誠にありがとうございます」など、短文で簡潔にまとめるのがポイントです。
【内定を承諾する内容】
内定を承諾する旨は、明確に伝える必要があります。
担当者が最も確認しておきたいのは、内定を承諾するのか、辞退するのかといった点だからです。
メールでは「内定をお受けします」など、自分の意思をはっきり伝えてください。
「前向きに検討しています」といった曖昧な表現だと、内定を承諾しているのか判断がつきづらいため、分かりやすい表現を心がけましょう。
【仕事への意欲】
最後に、今後の仕事に対する意欲を伝えます。
しっかりとした意欲があると担当者に伝えることで好印象を与えられるので、入社後の円滑なコミュニケーションに繋げられるでしょう。
ただし、お礼の時と同様に大袈裟な表現は必要ありません。
「入社後は、御社に貢献できるよう精一杯努めてまいります」など、短文で意欲を伝えてください。
内定が出た直後は、気持ちが盛り上がって過度な表現になってしまう場合もあるため注意が必要です。
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よくある質問
- 内定をキープできるのはいつまでですか?
- 内定を保留できる期間の目安は、2日~1週間と言われています。
企業側にも「納得してから会社に入ってほしい」という気持ちがあるので、期限を定めて承諾の返事を待ってくれるケースがほとんどです。
最初に内定に対するお礼を伝えてから、返事を保留したい旨を伝えてください。
ただし、企業側が保留を認めたからといって長期間の内定キープはできません。
保留は長くとも1週間と考え、他企業の選考スケジュールを確認しながら判断を下してください。 - 何月までに内定ないと問題ですか?
- 一般的な企業が内定を出す時期は、5〜6月頃です。
中小企業やベンチャー企業は、5月末までに内定を出す場合が多いでしょう。
6月を過ぎた後も採用活動が継続されますが、大半の企業は8月までに募集を終了します。
そのため、8月が1つの区切りだと言えるでしょう。
なお、経団連加盟企業は、大学4年の3月1日が就活解禁日です。
遅くても大学3年の12月までには企業研究や自己分析などの就活を開始し、入社を希望する企業の採用スケジュールを確認しておくことが大切です。
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内定承諾メールはルールを守って24時間以内に返信
承諾はもちろん、保留や辞退の場合も24時間以内に返信をします。
メールを書くときはビジネスマナーを意識し、担当者や企業に対して好印象を与えるようにしましょう。
メールの文章は、丁寧な言葉遣いだけでなく、誤字脱字にも注意が必要です。
メールを書き終えた後に全体を読み返し、二重敬語が入っていないか、謙譲語と尊敬語が逆になっていないかなどを確認してください。
また、メールの文章に色や装飾、強調をつける必要はありません。
メールツールによっては文字化けしたり、読みづらくなったりする可能性があります。
簡潔で分かりやすいメール作成を心がけることが大切です。 -
内定通知をもらっても「内々定」の状況であることを忘れずに
内定通知をもらうと安心してしまいがちですが、実はまだ内々定の状態であるため、気を抜き過ぎないようにしましょう。
内々定とは「10月になったら正式な内定を出す」という企業側からの口約束のようなものです。
書面で正式な契約を結ぶのではなく、口頭やメールで伝えられるだけなので、まだ労働契約は成立していません。
「内定メールをもらったから、対応は後回しにしても大丈夫」とは思わず、24時間以内に返信して内定を承諾する意思を伝える必要があります。
正式な内定をもらい、労働契約を結ぶまでは気を緩めず、ルールを守りながらメールの返信を送りましょう。 -
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