時短勤務とは?正社員が取得するメリットや注意点、時短勤務希望で転職する時のコツなど解説

時短勤務とは?正社員が取得するメリットや注意点、時短勤務希望で転職する時のコツなど解説

時短勤務とは?正社員が取得するメリットや注意点、時短勤務希望で転職する時のコツなど解説

育児や介護と、仕事の両立に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
そんな時は、時短勤務制度の活用がおすすめです。
この記事では、時短勤務を取得するメリットや注意点を紹介します。
実際に、転職するときのコツも合わせて解説するので、ぜひ参考にしてください。

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時短勤務とは

時短勤務とは、1日の勤務時間を短縮できる制度です。
育児や介護のため、フルタイムで勤務できない方のために誕生しました。
育児・介護休業法の改正により、各事業主は時短勤務制度が義務づけられます。
1日の勤務時間は、8時間の会社が多いですが、時短勤務の場合6時間の勤務時間になります。

時短勤務のメリット

時短勤務が可能になると、従業員にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
具体的には、2つのメリットがあります。

【育児や介護と仕事を両立できる】
時短勤務だと、育児や介護をしながら仕事ができます。
育児は、養育費や自分自身の生活費がかかり、介護は医療費がかかります。
どちらも、お金が必要となるため、育児や介護によって仕事を辞めてしまうと、生活が困窮してしまう方もいるでしょう。
時短勤務は、フルタイムと同様の給与を受け取ることはできませんが、仮に時給1200円で週5日の時短勤務をした場合、14万円の月収が得られます。
時短勤務によって心身に無理なく、必要最低限の収入は得られるのがメリットの1つです。

【キャリアを継続できる】
仕事を辞めずに、時短勤務で働くことで現在のキャリアを継続できます。
そのため、育児や介護が原因で、職種を変えなければならないと悩む必要はありません。
しかし、「会社が時短勤務を許可してくれるのか?」と不安な方もいるでしょう。
時短勤務制度は、事業主に対して義務づけられているため、申し出を拒否するのは違法です。
そのため、安心して時短勤務を申請できます。
また、今の会社で時短勤務をしている実績がない場合、言い出しにくいでしょう。
そんな時は、時短勤務を名言している会社への転職がオススメです。
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時短勤務の対象となる人

育児や介護を理由に、キャリアを諦める必要のない時短勤務制度ですが、どのような方が対象なのでしょうか。
具体的にどのような方が時短勤務制度の対象になるのか解説していきます。

【育児による短時間勤務の対象者】
育児による時短勤務対象者は「3歳未満の子を養育する労働者」です。
以下の要件を全て満たす人が時短勤務制度の対象者です。

・1日の所定労働時間が6時間以下でないこと
・日々雇用される者でないこと
・短時間勤務制度が適用される期間に現に育児休業をしていないこと
・労使協定により適用除外とされていないこと

【介護による短時間勤務の対象者】
介護による短時間勤務の対象者は、「要介護状態にある対象家族を介護する労働者」です。

ただし、以下の方は対象者から除外されます。

・勤続1年未満の労働者
・週の所定労働日数が2日以下の労働者

時短の仕事体験談

時短勤務の転職体験談|働いてよかったこと

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[50代 男性]

親が一人で歩けなくなってしまい、急に介護をしなければならなくなりました。
今の会社を、休むか辞めるか悩んでいた時に知ったのが時短勤務制度です。
辞職する覚悟を決めて上司へ申し出をしました。
相談の結果、「時短勤務で働き続けてほしい」と回答をもらい、時短勤務を始めることができました。
私も正直いい歳で転職が難しく、娘の教育費を稼がないといけなかったため、非常に助かりました。

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時短勤務の転職体験談|働いてよかったこと

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[20代 女性]

育休後に自分の体力が元に戻らず、仕事を変えようか悩んでいました。
私が働いていた会社は念願の大手企業で、仕事もやりがいがあり続けていきたいと考えていました。
そのため、諦めきれずに会社へ相談をしました。
会社の方から時短勤務の制度があると紹介していただき、キャリアと育児を両立しています。
育休から時短勤務と段階的に働けたのが良かったです。

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時短勤務の転職体験談|働いて大変だったこと

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[30代 女性]

時短勤務なので、覚悟はしていましたがやはり以前より給料が下がってしまいました。
親や夫のサポートがないと厳しかったなと思います。
ただ、子育ての時間を確保できて、以前よりQOLは上がったように感じています。
自分の時間も、少しですが作れるのでフルタイムで働いていたときよりも、充実している気がします。

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よくある質問

時短勤務とフレックスタイム制の違いは何ですか?
時短勤務とフレックスタイム制の違いは、「1日の労働時間が固定されているか、されていないか」です。
フレックスタイム制とは、「一定の期間についてあらかじめ定めた総労働時間の範囲内で労働者が日々の始業・終業時刻、労働時間を自ら決めることのできる制度」です。
例えば、月の労働時間が160時間と定められている場合、月に160時間働けば仕事を始めるタイミングや1日の労働時間は自由に調整できます。
時短勤務中の給与はどうなりますか?
時短勤務期間中の給与は、フルタイム時よりも少なくなります。
フルタイム時の勤務時間が8時間で、時短勤務の勤務時間が6時間なので4分の3程度になると、想定しておくとよいでしょう。
例えば、月給が20万の場合、時短勤務時の月給は15万になります。
また、賞与の減額や有給休暇の減少にもつながる可能性が有ります。
賞与の受給条件は会社によって違うため、気になる方は会社へ直接確認しましょう。