病棟看護師の求人・転職事情を徹底解説!

病棟看護師の求人|転職状況や未経験での就職について

病棟看護師の求人|転職状況や未経験での就職について

厚生労働省の一般職業紹介状況によると、看護師の有効求人倍率(常用(含パート))は、2.31倍となっており、全職業の平均求人倍率1.39倍と比較しても、高い水準です。
これらの有効求人倍率から一般職よりは就職しやすい状況と言えます。

とはいえ、求人によっては即戦力を求められるケースもあります。
病棟勤務が未経験の場合、病棟で働きたいという熱意を伝えて積極的にチャレンジしていく姿勢が大切です。
「未経験OK」としている求人もあるので、積極的に応募できる求人を探すと良いでしょう。

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看護師の求人・転職事情|資格や仕事内容の詳細を徹底解説!

病棟看護師とは

病棟看護師とは

病棟看護師とは、病棟で働く看護師のことを指します。
病棟は、看護師の職場として最も一般的な場所で、24時間・交代制で、夜勤勤務もあります。
配属される病棟の特色によっても仕事や忙しさなどは変わります。

病棟看護師の役割
病棟看護師は、医師の診察・治療の補助を行い、ケアを効率的に提供するだけでなく、患者さんに寄り添いストレスをできるだけ減らすことも重要な役割となります。病棟は患者さんの治療を行う場所ですが、それと同時に患者さんにとっては生活の場所となります。
そのため、患者さんの心のケアを行うことも大切なのです。また、病棟看護師は患者さんのそばにいる時間が長いため、患者さんの状況をリアルタイムで把握して、医師や他の医療従事者へ情報提供をすることも重要な役割の1つとなっています。

病棟看護師と外来看護師の違い
病棟勤務と外来勤務の看護師では、業務は全く異なります。
まず、勤務形態では、病棟看護師の場合、4週8休制が主で、夜勤があります。一方、外来勤看護師は、完全週休2日制が多く、日勤のみの勤務なので、病棟と比較してやや給料が低い傾向にあります。
また、病棟看護師は外来看護師と比べて、患者さんの介助をする機会が多いのも特長です。

病棟看護師の仕事内容

病棟看護師の仕事内容

病棟看護師の仕事内容は多岐に渡りますが、入院患者さんの検査の介助や身の回りのサポート、検温などが通常の業務です。患者さんの様態によっては、緊急時の対応も必要になります。

一日の流れ
病棟看護師の一日の流れは、病棟の勤務形態、配属先、働き方などで異なります。
また、24時間体制で多くの場合2交代もしくは3交代制を取っています。
それぞれ、「日勤」と「夜勤」の一日の流れを以下に示すので参考にしてください。

【日勤の場合】
8:30 出勤、夜勤担当者からの申し送り、情報収集
9:30 ラウンド、バイタルサインの測定
11:30 配膳や配薬
12:30 食事介助・下膳・内服の確認
13:30病棟カンファレンス
14:00 ラウンド、バイタルサインの測定
15:00カルテ記録
16:30 夜勤担当者への申し送り
17:00~17:15 業務終了

【夜勤の場合】
16:00 出勤・情報収集
16:30 日勤担当者からの申し送り
17:00 ラウンド、バイタルサインの測定
17:30 配膳や配薬
18:30 食事介助・下膳・内服の確認
19:00 バイタルサインの測定
※休憩は看護師同士で話し合い、交代で取る
20:30 配薬、患者さんの就寝前の準備
21:00 ラウンド
0:00 看護記録・翌日の検査・手術等の準備・全体ラウンド
※交代で1時間半ほどの仮眠
7:00 ラウンド、バイタルサインの測定、患者さんの朝のケア
7:30 配膳や配薬、カルテ記入
8:15 食事介助・下膳・内服の確認
8:30 日勤担当者への申し送り
9:00 業務終了

病棟看護師になるには

病棟看護師になるには

病棟看護師になるためには、まず、国家資格である「看護師資格」を取得する必要があります。
また病棟看護師と一口に言っても、働く病棟によっても求められるスキルや勤務体制、業務内容などは異なります。
病棟看護師として働くためには、ホームページで勤務形態や働く条件などを良く確認し、自分に合った職場を選びましょう。

また病棟の特色を知って、今後のキャリアも含めてどのような働き方がしたいのかしっかりと自分の中で明確にしておくことも大切です。
その際には、実際の求人を見比べてみましょう。

病棟看護師の仕事体験談

病棟看護師で働いてよかったこと

病棟看護師で働いてよかったこと
(20代 女性)

入院患者さんを近くで見守り、回復期間のケアに携わる中で、どんどん患者さんが良くなっていく様子を見れるのはやりがいに感じます。
また、患者さんが元気になって退院していく姿を見れたときは、とても嬉しいです。
退院した患者さんが、また病院に来て、元気な姿を見せてくれると、病棟看護師として働いてい良かったと実感できます。

病棟看護師で働いてよかったこと

病棟看護師で働いてよかったこと
(30代 女性)

最初の夜勤は、不安もありましたが先輩の方がついてくれて、手厚くフォローをしてくれました。
病棟看護師は重労働というイメージもありましたが、忙しい中でも周りの先輩が声をかけてくれたり、お互いにフォローをしたりしながら仕事を回していくので、とても働きやすい環境だと思いました。

病棟看護師で働いて大変だったこと

病棟看護師で働いて大変だったこと
(女性 40代)

病棟で2交代制の職場で働いています。特に夜勤業務では、生活のリズムが崩れることも。
また、患者さんの移動や介助など体の負担になることもあり、体力面で大変だと感じることが多かったです。
身体的に負荷のかかる業務もあるという点もしっかりと考慮する必要があると思います。

よくある質問

退院支援ってどんなことをするんですか?
退院支援では、患者さんが退院後も療養生活をスムーズに過ごせるよう、患者さんやご家族の意向を聞きながら、医師や社会福祉士など、地域の多職種と連携を図り支援を行います。
具体的には、支援が必要な患者さんを把握し、退院支援の方向性を固めます。
そこから、患者さんの退院後に使用する制度・サービスの調整を行っていきます。
病棟看護師の給料はどのくらいですか?
病棟看護師の給料は398万円~480万円ほどと言われています。
夜勤勤務を含む病棟看護師の場合はより給料が高くなる可能性もあります。
また資格手当によっても給料は異なります。
給料アップを目指したい方は、認定看護師や専門看護師などの資格を取得してスキルアップを図るのもおすすめです。