警備員の正社員求人・採用状況
警備員の正社員採用の求人状況|転職状況や未経験での就職について
警備員自体の有効求人倍率に関しては、厚生労働省の「一般職業紹介状況」から伺うことができます。
警備員を含む職業分類である「保安の職業」の令和3年1月の有効求人倍率は6.68倍でした。
他の職業分類と比較しても「保安の職業」の有効求人倍率はかなり高く、そこに属する警備員に関しても有効求人倍率は比較的高いといえそうです。
このように人手不足の傾向が強いことから、多くの警備会社は人手を確保すべく積極的に求人を出しています。
また警備員は特別資格がなくても就業できるため、未経験者には魅力的な職種でもあります。
加えて雇用形態も正社員からアルバイト、日雇いや派遣など多岐にわたるため、ライフプランに合わせた働き方がしやすい点のもメリットの一つです。
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警備員の転職・求人事情|シニアや女性も活躍できる?仕事内容を徹底解説!
正社員警備員の仕事内容
警備員の主な仕事内容は、その名の通り警備することです。
ひとくちに警備といってもその種類はさまざまであり、担当する現場や保有している資格に応じて警備内容が異なります。
ここでは正社員警備員の代表的である、施設警備員と交通誘導員の仕事内容を詳しくご紹介します。
【施設警備員】
警備員の中で、もっとも一般的なのが施設の警備にあたる、施設警備員です。
警備業法では「1号警備業務」に分類されます。
商業施設やビルに常駐し、事故や事件、盗難などのトラブル防止に努めることが主な仕事内容です。
以下は、施設警備員は配置される主な現場です。
■主な現場
商業施設/公共施設/大学などの教育施設/スーパー
/オフィスビル/病院/駐車場/病院/ホテル/工場/銀行/空港 など
上記のような施設に常駐し、施設内の巡回や従業員入口の受付業務、防犯カメラのモニター監視や閉店・閉館後の見回りなどを行います。
日常的な仕事内容は主に見回りや安全確認ですが、事故や事件などの緊急時には現場に駆けつけて対応にあたります。
正社員として施設警備員になる場合、施設によっては24時間の警備を設けていることから、夜勤が発生することもあります。
休憩や仮眠時間を挟んだ24時間勤務や3交代制など、勤務形態はさまざまです。
【交通誘導員】
交通誘導員も広く知られている警備員の1つであり、警備業法では「2号警備業務」に分類される警備員です。
仕事内容は、以下3つの現場に応じて異なります。
■主な現場
道路/工事現場/商業施設 など
道路に配置される交通誘導員の仕事内容は、主に通行止めや片側通行時の誘導です。
交通が制限されている中でも、渋滞が発生しないように誘導する役割を果たします。
工事現場における交通誘導員は、現場に出入りする車両の誘導や安全確認、工事現場付近の歩行者や車の誘導、安全確認が主な仕事内容です。
また、商業施設では、駐車場の誘導や歩行者の安全確保のための誘導にあたります。
確認不足やちょっとしたミスにより人命に関わる事故が発生しやすい現場であることからも、交通誘導は責任の大きい仕事です。
警備員の正社員の年収
厚生労働省が公開している「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、警備員の平均年収は勤続年数10年ほどで、おおよそ351万円です。
しかし警備員の中でも、保有資格や役職、担当警備業務に応じて年収に差があります。
たとえば、危険度の高い輸送警備や身辺警備にあたる場合は、一般的な施設警備や交通警備よりも年収が高い傾向にあります。
さらに施設警備でも機械警備業務管理者の資格保有者であれば、平均より高い給与になる場合もあります。
正社員警備員への転職を成功させるポイント
求人数も多く、未経験からでも転職しやすい警備員ですが、だからといって油断は禁物です。
正社員警備員への転職を成功させるには、志望動機・自己PR・面接の3つがポイントとなります。
【志望動機】
警備員にかかわらず、就職・転職において志望動機はもっとも重視されるポイントです。
企業は、長く働いてくれる熱意のある人材を求めています。
その点を評価するにあたり、志望動機が注目されます。
志望動機のポイントは「警備員を志望する理由」や「志望先を選んだ理由」を入れ込むことです。
さらに、資格取得のような将来的なビジョンもプラスすることで、長く警備員として働く熱意のある人材ということがアピールできます。
【自己PR】
自己PRでは、警備員としての適性をアピールすることがポイントです。
警備員の役割は、安全・安心の環境を守ること。そのため、人の役に立ちたいという社会貢献の気持ちや、責任感がアピールできると良いでしょう。
また、警備員は不規則な夜勤シフトであったり、1日中巡回で歩き回ることも多い仕事です。
体力があることや、自分の体調管理がしっかりできる点もアピールしてみてください。
【面接】
履歴書で素晴らしい志望動機や自己PRを書いていても、面接で落とされてしまうケースは珍しくありません。
対人サービスであり、人命にも関わる仕事を担う警備員は、面接による印象や人柄が重視されます。
基本的には他の職種と変わらず、身だしなみや言葉遣い、社会人としてのマナーが身についていれば問題ありません。
また、コミュニケーション能力が求められる仕事であることからも、面接時の受け答えがチェックされます。
身だしなみや言葉遣いなど基本的なマナーを守り、ハキハキと受け答えすることで面接担当に好印象を与えられます。
警備員の正社員の仕事体験談
正社員警備員の体験談:施設警備員
(20代 空港勤務・男性)
施設内で場所を聞かれることが多く、案内をするとみなさんに「ありがとう」と言ってもらえることに嬉しさとやりがいを感じます。
業務で辛いと感じることはなく、毎日楽しい気持ちで業務に励んでいます。
救急対応をした時は、無事に業務を遂行できた充実感を感じられます。
正社員警備員の体験談:交通誘導員
(30代 建設現場勤務・男性)
警備の現場でないと普段行かないような場所などに行くこともあり、知らない道や場所を知ることができるところに魅力を感じます。
安全かつ円滑な交通誘導ができたときは、やりがいも大きいです。
また仕事終わりの職人さんや一般の方から「ありがとう」と感謝の言葉を直接聞けるからこそ、仕事が続けられます。
正社員警備員の体験談:正社員警備員になってよかったこと
(40代 施設警備業務・男性)
私が勤務しているところは基本的に立った状態での勤務だったため、足腰がきつかったです。
ただ、やっているうちに業務をスムーズにこなせるようになり、できることが増える度に仕事の楽しさが見え、自信が芽生えてきました。
よくある質問
- 正社員警備員になるのにとっておくと有利な資格はありますか
- 警備員資格はさまざまな種類がありますが、中でも国家資格にあたる以下3つがおすすめです。
・警備業務検定
・警備員指導教育責任者
・機械警備業務管理者
警備員指導教育責任者は、3年以上の実務経験がある方におすすめの資格です。
未経験から正社員警備員を目指す場合は、受験資格のない機械警備業務管理者か警備の専門知識・能力が身につけられる警備業務検定が良いでしょう。
警備業務検定は1級と2級があるため、まずは2級から取得してみてください。
資格があることで正社員採用に有利になるだけでなく、資格手当や好待遇に期待できます。 - 正社員警備員になるには、何か要件などはありますか
- 正社員警備員になるにあたり、特別な要件はありません。しかし体力仕事でもあることから、年齢が上がると正社員として雇用されにくいケースもあります。そのため将来的に正社員警備員として長く働きたい場合には、少しでも早く行動すると良いでしょう。
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警備員に向いている人
責任感と使命感がある人は、警備員に向いています。そもそも警備員が配置されている理由は、事故や事件、盗難などのトラブルを未然に防ぐためです。人々の安全を守る責任感と使命感は、警備員に欠かせない資質です。また、体力がある人や臨機応変な対応ができる人も、警備員として広く活躍できるでしょう。
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警備員のキャリアアップ
警備員がキャリアアップするには、実務経験を積むこと、そして資格を取得することがポイントです。
警備業務は現場に応じて業務内容や求められる能力も異なります。実務経験を積み、その中で自分に必要なものを見極めて知識・能力を身につけていくと自然にキャリアップへつながるでしょう。
また、「警備業務検定」や「警備員指導教育責任者」、「機械警備業務管理者」のような国家資格を取得することでも、選択肢が広がるのでおすすめです。 -
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