転職で後悔しやすいポイント・後悔する人の特徴、後悔しないための転職方法とは

希望を持って転職したにもかかわらず、転職したことで後悔してしまう方も少なくありません。
まずは、転職で後悔しやすい3つのポイントをみていきます。

【業務内容】
基本的な業務内容は、求人票や面接で確認可能です。
しかし、実際に転職してから任された業務内容が違う、思っていた業務内容でなかったといったギャップが生じる可能性もあります。
特にやりたい業務内容を軸に転職した場合、それが実現できないと転職した意味がなくなってしまいます。
また将来的には希望する業務内容ができると言われていたがいつまでも基礎しか任されない、スキル・キャリアアップが見込めないなど、働くうちに後悔してしまうケースも少なくありません。

【給与・待遇・労働条件】
業務内容と同じく、給与や待遇、労働条件が事前に聞いていた内容と違ったというケースも考えられます。
残業のような労働条件は実際に入社してみないとわからない点も多く、給与や待遇は求人票や面接で確認した内容と内定時でギャップが生じることもあります。
給与アップや労働環境改善のために転職をした場合、後悔してしまう方も多いでしょう。

【職場環境】
職場環境の中でも特に後悔しやすいのが人間関係です。
実際に業務で関わる上司や同僚がどういう人かは、入社しないとわかりません。
また社風が合わない、業務以外での付き合いが多くて疲れてしまうなど職場環境における後悔しやすいポイントはさまざまです。
事前に判断しにくいポイントであるからこそ、この点で転職したことを後悔してしまう方も珍しくありません。

裁量権のある環境で働きたい、自分の能力が発揮できる仕事がしたいなどの理由から、中小・ベンチャー企業に転職する方も少なくありません。
しかし、転職後にさまざまなギャップから後悔してしまう可能性も。
ここでは、中小・ベンチャー企業への転職で後悔しやすいポイントをみていきます。

【給与水準が低い】
大手企業と比較すると、中小やベンチャーは給与水準が低くなることがあります。
また転職では年収が下がるリスクがあるため、給与水準の低い傾向にある中小・ベンチャーへ転職することで大幅に年収が下がる可能性があります。
役職によっては年収アップも期待できますが、生涯年収で見ると大手よりも低くなることも。
早い段階で給与アップが頭打ちとなり、転職したことに後悔してしまう方もいらっしゃいます。

【福利厚生が充実していない】
中小・ベンチャー企業は大手企業ほど福利厚生が充実していないケースもあります。
具体的には、転職前の会社では社食が無料だったが、転職先では社食制度がなく、毎日のコンビニの出費が生活費の痛手になるといったケースが考えられます。
そのため、企業規模や利益の大きい大手企業の方が福利厚生が充実している傾向にある点は、押さえておきましょう。

【仕事量が多い】
会社規模の小さい中小・ベンチャー企業の中には、人手不足から1人あたりの仕事量が多く、残業や休日出勤が頻繁に発生する企業もあります。
さまざまな仕事ができる点ではメリットにと言えますが、本来であれば自分がやるべきでない初歩的な業務も対応しなければならず、メインの仕事に集中できない点で後悔する方もいるでしょう。

【教育体制が整っていない】
人員不足も相まって、教育体制が整っていない中小・ベンチャー企業も少なくありません。
特に未経験職種へ転職した場合、教育体制が整っていない環境の場合、なかなか仕事が覚えられません。
常に向上心を持って、自分から主体的に学べる人は苦に感じないかもしれませんが、そのギャップについていけないと転職したことに後悔してしまうでしょう。

転職で後悔してしまう人には、以下のような特徴が当てはまります。
現在転職を検討している方は、後悔してしまう人の特徴に自分が当てはまらないかをチェックしてみてください。

【漠然と転職した】
周りに転職している人が多い、なんとなく現状に飽きたから転職したいなど、漠然とした理由で転職すると後悔するリスクも高まります。
転職は目的が重要であり、自分に合った企業を見つけるにも目的を軸にすることが重要です。
漠然と転職するとモチベーションが続かずに、また漠然と転職を繰り返しかねません。

【転職で問題を解決しようとした】
人間関係から逃げたい、やりたい仕事ができないなど、転職で問題解決しようとする人も後悔するケースが多くみられます。
特に後悔が多いのが、人間関係を理由にした転職です。
人間関係は選考時点ではわからない点が多いため、いざ転職できても転職先で同じ問題に直面する可能性は否めません。
特に仕事内容や待遇に不満がなく、人間関係だけを理由に転職すると後悔するリスクも高まります。
どんな問題でもまずは自分で解決できないかを考え、本当に転職で解決できるかをしっかりと見極めることが重要です。

【情報収集が十分でなかった】
求人票やインターネットで得た情報のみを信じ、そのほかで十分に情報収集せずに転職すると「思っていたのと違う」「こんなはずじゃなかった」と後悔や不満が出てくることも。
インターネットで情報収集できる時代ですが、インターネットの情報は全て信憑性があるとは限りません。
気になる点は面接で徹底的に聞く、実際に働いている社員と会ってみるなどインターネット以外からも情報収集することが大切です。