転職履歴書での特技・趣味欄！ない場合の対処法や面接での答え方など

まずは、転職の履歴書における特技・趣味欄の役割とメリットをお伝えします。

【履歴書の特技・趣味欄の役割】
履歴書の特技・趣味欄は、応募者の人柄や社風に合うかなどをチェックする役割も持ちます。
学歴・職歴や志望動機、自己PRなどは、応募者の仕事に関する能力や適性、意欲を知るための項目です。
それらの項目からだけではその人の人柄についてイメージするのは難しいため、プライベートに近い特技・趣味欄から人柄を汲み取っています。
また面接でのアイスブレイク的な役割もあり、面接時の緊張を和らげるために特技・趣味欄の話題を取り上げることもあります。
一見関連がなさそうに思える特技・趣味ですが、実は転職面接において重要な役割を持つのです。

【特技・趣味欄を書くメリット】
特技・趣味はその人の個性や人柄が表れるものであるため、採用担当者や面接官に印象を残すことができます。
また、内容によっては志望動機や自己PRの補強にもなり、仕事への意欲や適性のアピールの具体性がアップします。
また応募企業の求める人物像にあった特技や趣味があると、採用担当者からも自社に合う人材との印象を与えることが可能です。
さらに面接時に特技・趣味を話題にしてもらえることで話が盛り上がり、緊張も緩和します。
採用担当者ともリラックスして話せるようになるだけでなく、相手と距離が縮められることで良い印象が残せる点もメリットです。

特技・趣味といっても何を書けばよいかわからない、単に特技・趣味を書いて良いのかなど気になる点も多いでしょう。
ここでは、転職履歴書でアピールになる特技・趣味や具体例をご紹介します。

【自己PRと関連するもの】
自己PRに関連することから、特技・趣味を選ぶのも1つの方法です。
特技・趣味欄は自己PRの補強としても活用できるため、保有資格やスキルに関連するもの、応募先の企業が求める人物像に当てはまるようなものを記載してみましょう。
たとえば、接客業で多くの人と接する職種であれば「一度会った人の顔と名前は忘れない」といった特技であればアピールになります。
またスポーツ1つとっても、◯年間続けている継続力やチームプレイが得意など、伝え方次第でアピールに繋げることができます。

【印象に残るもの】
応募者の見た目や経歴からはギャップがある、あまり聞くことのない珍しい特技・趣味は相手の印象に残りやすくなります。
あまり体を動かさない事務仕事をしているものの、陸上競技で成績を残している、日本ではまだ認知度の低いスポーツをしているなどといった内容が具体例として挙げられます。
自分では普通と思っている特技・趣味であっても、他の人からすると意外性があったり、珍しさから興味を持ってくれます。
面接時に話も弾みやすく、印象効果が抜群です。

なかには、転職の履歴書に書けるような特技・趣味がない・見つからないと悩んでしまう方もいるでしょう。
特技・趣味は、必ずしも人より長けているものを書かなければいけないわけではありません。
そのため自分が好きなことや昔から続けていること、人に褒められたことから見つけてみましょう。
重要なのは特技・趣味自体でなく、なぜそれが得意なのか、どのように取り組んでいるのかといった部分です。

それでも見つからない場合は、興味のあることを実際に経験してみるのも1つの方法です。
新しいスポーツに挑戦してみる、ワークショップに通ってみるなど、行動次第ですぐに経験できます。
その際は事実に合わせて、「特別趣味と言えるほどではありませんが、○○に興味があり実際に〜してきました」といったように記載してみましょう。