転職面接の質問・逆質問対策|1次面接でよくある質問やメールでの質問など
転職面接の質問・逆質問対策|1次面接でよくある質問やメールでの質問など
転職面接では面接官から多くの質問がされるだけでなく、面接官から質問を求められることもあります。
面接は質問に沿って進められ、その回答から応募者の人柄や能力、適性がチェックされます。
さらに、応募者から志望先に質問する逆質問もあります。
今回は転職面接の質問・逆質問の対策として、よく聞かれる質問や回答例、1次面接でよくある質問やメールで質問したい時の対応方法などを詳しく解説します。
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転職面接の質問対策①面接序盤でよく聞かれる質問と回答例
【質問①自己紹介をお願いします】
▼回答例
◯◯◯◯と申します。
本日はよろしくお願いいたします。
私は前職で3年間、メーカーの営業に従事してまいりました。
営業では2年目に支店トップの成績を獲得し、社内でも新人賞を受賞いたしました。
営業の経験・スキルを活かし、今後は営業企画として戦略・立案など目的達成のためのサポートに挑戦していきたいと思い、営業企画に力を入れている御社に応募させていただきました。
自己紹介はまず名前を名乗り、30秒〜1分程度で職歴を簡潔にまとめます。
自己紹介は導入なので、要点をまとめて手短に話すことがポイントです。
自己紹介は最初に質問されることが多く、第一印象にも大きく影響しやすいため、明るくハキハキと相手の目を見て話すことが重要です。
自己紹介の内容で採用担当者に関心を持ってもらえれば、その後の面接でも手応えがあるでしょう。
【質問②これまでの職務経歴を教えてください】
▼回答例
メーカーで営業を3年間勤めてきました。
1年目ではなかなか成績が出せず、改善のために自分の強み・弱みを分析して営業方法を工夫したところ、2年目からは同期の中で1番の成績を残し、3年目には営業目標の150%を達成することができました。
私の強みは相手の話を引き出し、ニーズを深掘りする分析力だと思っております。
実際にこの点に力を入れて営業したことでお客様にもニーズのあるものが提供でき、成果にも結びつきました。
今後はこの分析力を営業戦略の立案・策定に活かし、より多角的な視点で営業に活かしていきたいと考えております。
ここでは前職の経験や身につけたスキルをアピールするだけでなく、転職先でどのように活かしていくかまでアピールすることがポイントです。
なぜなら、採用担当者は応募者がこれまでどんな業務に携わってどんなことができ、それを自社でどう活かせるかを見極めているからです。
そのため、前提として応募企業で活かせる経験・スキルをアピールすることが重要です。
【質問③志望動機を教えてください】
▼回答例
御社は営業企画の部署を営業とは別に設けていること、そして規模が大きくさまざまな業種の顧客を担当している点でまさに自分が求める環境であるため、志望させていただきました。
前職ではさまざまな業界・業種の顧客を担当したため、その点の勉強にも力を入れていました。
実際の営業の場で吸収したさまざまな業界・業種の知識や傾向を踏まえ、自分の強みである分析力を活かして御社の営業企画に貢献したいと考えております。
特に御社のメイン顧客でもある医療業界については、前職でもメインで担当していました。
医療業界への拡大は今後も重要であるかと思いますので、御社の成長にお力添えできればと思います。
志望動機は転職先に貢献できること、そして転職先の方針と自分のやりたいことがマッチしている点をアピールすることがポイントです。
そのため転職先を志望した理由を踏まえ、前職の経験からどんな点で貢献できるかを明確に伝えてください。
熱意や志望度の高さをアピールするだけでなく、転職先の方針とマッチする点も伝えることで「うちに合いそう」「長期的に活躍してくれそう」といったポジティブな印象を与えることができます。
【質問④前職を退職した理由を教えてください】
▼回答例
前職の営業は私個人と顧客の1対1で成り立つ個人プレーでした。
しかし、ある営業で企画と共同した際に、協力プレーで出した成果に個人でやる以上のやりがいと喜びを感じました。
しかし、前職はほとんどのケースで営業は個人となり、企画まで携わることが難しい組織形態であることから、転職を考え始めました。
御社は営業企画として独立した部署を構えており、「1人はみんなのために。
みんなは1人のために。
」をモットーに営業をしていると存じます。
私もみんなのための1人として、自分の経験・強みを活かして御社の成果と成長に貢献できると考えております。
前職を退職した理由は、ネガティブな印象にならないよう気をつけることがポイントです。
また前職の批判や失敗や環境を前職のせいにすることもNGです。
退職理由は必ずしもポジティブなものでないことは、採用担当者も理解しています。
その中でも「また辞めてしまうのでは」と思われないように、志望先に転職したい意欲と合わせて伝えることが重要です。
転職面接の質問対策②面接中盤でよく聞かれる質問と回答例
【質問①長所・短所を教えてください】
▼回答例
長所は慎重かつ冷静に物事を分析すること、粘り強く諦めないことです。
前職では最初なかなか成果が出せない時期がありましたが、諦めず冷静に自分を分析することで飛躍的に成果が改善されました。
短所は粘り強く慎重であるが故に、判断のスピード力に欠ける点です。
今後はより大きな判断を短期間で下さなければならないシーンもあるかと思いますので、1つ1つのアクションにスピード力も意識していきたいと思います。
長所は自分の強みである点を、短所は改善の意思までアピールすることがポイントです。
短所は一歩間違えると、大きなマイナス評価につながります。
しかし、短所は誰しもにあるものなので、「特にありません」と答えると自己分析ができていないと思われてしまいます。
短所は業務に支障がない程度の内容で、どのようにして改善していこうと思っているかまで伝えましょう。
【質問②当社で活かせるあなたの経験・スキルを教えてください】
▼回答例
これまで多くの業界・業種の顧客と取引した経験、そして相手のニーズを引き出した分析力で御社の営業戦略の立案・策定に貢献できると考えております。
多種多様な業界とお取引がある御社ですが、近年の傾向をみると医療業界との取引が飛躍的に増えているかと存じます。
私も医療業界との営業経験が最も多く、知識・傾向などの理解は誰にも負けない自信があります。
規模の大きい医療業界との取引数を増やすことは御社の成長にも直結すると考えておりますので、そこで私の経験とスキルが活かせればと思います。
これまでの自己紹介や志望動機、職務経歴を踏まえて、より具体的に応募者がどのように活躍できるかをイメージするための質問です。
転職先が求める人材や応募職種の業務理解はもちろん、転職先の方針や動きまで把握できているとどう活躍できるかが具体的にアピールできます。
【質問③キャリアプランはありますか?】
▼回答例
営業戦略として経験・スキルを積んだ後は、事業企画を目指したいと考えております。
御社はここ数年でグループ会社や新規事業の拡大にも力を入れているため、事業企画も欠かせない重要なポジションであるかと存じます。
営業戦略で培った経験やスキルを活かし、より規模の大きい事業企画で御社の新たな価値の創出に貢献したいと考えております。
3年後、5年後、10年後と長い目で見たキャリアプランが明確であるほど、長期的に活躍してくれる人材であることをアピールできます。
加えて、応募者のキャリアプランが自社で実現できるかもチェックします。
そのためにも企業の方向性や事業内容、組織形態を十分に把握して、実現可能なキャリアプランを考えることがポイントです。
転職面接の質問対策③面接終盤でよく聞かれる質問と解答例
【質問①当社以外に受けている企業はありますか?】
▼回答例
営業企画の部署を設けている企業を中心に、3社ほど受けております。
その中でも御社は医療業界に力を入れている点、そして自分のキャリアプランでもある事業企画がある点で第一志望とさせていただいております。
他社も受けている点に問題はないため、隠す必要はありません。
採用担当者が知りたいのは、その中で志望度の位置付けがどれほどかという点です。
第一志望であれば、その理由も改めて伝えましょう。
【質問②希望の年収はありますか?】
▼回答例
現在の年収は○○万円であるため、同等かそれ以上の額を希望します。
基本的には御社の規定に従いますが、成果に応じて相応の昇給をご検討いただけますと幸いです。
希望年収は低すぎてもスキルや能力に疑問を持たれてしまい、高すぎても採用が難しいと考えられてしまいます。
そのため職種やポジションの相場を踏まえ、自分の市場価値を客観的に評価できている現実的な金額を提示しましょう。
【質問③志望企業を選ぶ基準を教えてください】
▼回答例
自分のこれまでの強みと経験が活かせ、徐々に規模の大きい仕事に携われる環境を軸に志望企業を選ばせていただいております。
前職でも自分の強みや経験は活かせましたが、組織形態的に規模の大きい仕事に携わることが難しく、自分の成長機会の損失を感じておりました。
そのため営業企画職を中心に、事業規模が大きく、キャリアパスが明確な企業を複数社受けております。
志望企業を選ぶ基準が年収や待遇であっても、正直に伝えてしまうと意欲が低い印象を与えてしまいます。
また転職の目的にブレがないよう、一貫性を持って志望企業を選んでいることをアピールしましょう。
よくある質問
- 転職の1次面接でよく聞かれる質問を教えてください。
- 転職の1次面接では、以下のような質問がよく聞かれます。
・転職理由
・これまでの経験や実績
・今後のキャリアプラン
・志望動機
・自己PR
・希望条件 など
1次面接ではそもそも転職する理由を中心に、応募者が自社に合うか、活躍してくれそうかなどをチェックするための質問を中心とします。
1次面接で評価が得られないと次に進めないため、しっかりと対策しましょう。 - 看護師の転職面接では、どんなことが質問されるのでしょうか?
- 看護師の転職面接でも、自己紹介や志望動機、前職の退職理由や職務経歴など、一般的な面接と同じ内容がほとんどです。
その中でも、以下は看護師特有の質問です。
・あなたの看護観を教えてください
・看護師を目指したきっかけはなんですか
・患者様との印象的なエピソードを教えてください
・インシデントの経験はありますか
・夜勤や残業はできますか
-
転職面接の終盤の要!逆質問対策
【NGな逆質問】
以下は、NGな逆質問の内容です。
・ホームページや求人票からわかること
・待遇面
・面接中に回答があったこと
上記のような内容は、意欲が感じられないとしてネガティブな評価を与えてしまいます。
逆質問は面接官が答えやすい内容が好ましいですが、調べればわかるようなことや既出の内容は避けてください。
【アピールになる!逆質問例】
逆質問は、志望先に関心・意欲がある点をアピールする項目です。
以下を参考に、アピールになる逆質問を考えておきましょう。
・入社までに勉強しておいた方がよいこと、経験しておいた方がよいことはありますか?
・御社の◯○の事業に興味があります。
どういったキャリアを積めば、その事業に関わることができますか?
・御社で仕事をする上で、心がけるべきことはなんですか?
・私と同年代で活躍している方は、どのような点で評価していますか?
・御社の理念の○○といった点に共感しています。
この点を実現するため、現場ではどのような取り組みを行なっていますか? など
逆質問は、志望先で働くことを前提に考えて内容を考えることがポイントです。
実際に志望先に転職した場合、待遇面以外で働く上で気になる点や疑問に感じる点をうまく逆質問に落とし込んでみてください。 -
転職先にメールで質問したい場合
【転職先にメールで質問する際の構成とポイント】
メールで質問する際は、要点を簡潔にわかりやすく書くことがポイントです。
下記は、ビジネスメールの基本構成です。
・件名:短めになんのためのメールかがわかる件名と名前を入れる
・本文
①宛名:株式会社○○ 人事部 ○○様
②名前を名乗る
③質問内容をわかりやすく簡潔に
④終わりの挨拶:お忙しいところ恐縮ではございますが、何卒よろしくお願いいたします。
・署名:氏名、住所、電話番号、メールアドレス
メールは誤字脱字がないかをしっかりとチェックしてから送信しましょう。
【質問メールの例文】
ここでは、面接での持ち物を質問することを想定したメールの例文をご紹介します。
▼例文
件名:【ご質問】面接当日の持ち物について/○○(名前)
株式会社○○ 人事部 ○○様
お世話になっております。
○月○日に1次面接のお約束をいただいております、○○(名前)と申します。
先日は書類選考通過のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
表題の通り、面接当日の持ちをうかがいたくご連絡いたしました。
・履歴書
・職務経歴書
・印鑑
上記以外に持参するものがあれば、ご教示いただけますと幸いです。
お忙しいところ恐縮ではございますが、何卒よろしくお願いいたします。
-----------------------------
○○ ○○(名前)
住所:○○
電話番号:090-***-***
メールアドレス:○○○○
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