20代女性の転職状況について｜20代女性の転職を成功に導くポイント

厚生労働省が令和元年に発表した「雇用動向調査結果の概況」では、20代女性の転職理由として、職場での不満とライフベントが目立ちます。20代前半ではそこまでではないですが、20代後半では結婚を理由に職場を退職する人の割合が増えます。

20代女性は結婚や出産・育児などのライフイベントが影響する大事な時期と考える方が多く、生活環境の変化にあわせて職場環境も変える傾向が伺えます。予定外の転職を防ぐためにも、事前にライフプランを立てることが20代女性の転職では大切と言えるでしょう。

20代女性　前半
20代前半は「第二新卒」とも呼ばれ、未経験でも転職がしやすい時期です。この時期では、未経験募集も多くあることから、教育することを念頭に採用を行っている企業も少なくありません。仕事を覚えていく熱意と、ポテンシャルをアピールできるとよいでしょう。
20代女性　半ば
20代半ばは、自ら考えて能動的に動くことが求められます。未経験の求人もまだありますが、経験やスキルを求める求人も増えてきます。20代半ばでの転職は、上司に言われたことをただこなすのではなく、スケジュール調整や進捗管理など仕事をこなすうえで必要な基礎的能力があるかを見られます。面接では仕事をしていくなかで工夫したことなどをアピールしましょう。
20代女性　後半
20代後半では、専門的な知識やスキルを求められることが増えてきます。26歳までは未経験の求人も見られますが、27歳を境に即戦力であるかも重視されようになります。20代後半では主導権をとって仕事をしていたり、専門的な領域で活躍したりする人材は珍しくありません。自分がどういった層と比較されているのかを考えて転職活動をする必要があります。

ライフプランを立てる
結婚、出産、育児など女性は多くのライフイベントを抱えています。計画を立てずに転職をすると、ライフイベントに合わせて転職を繰り返してしまうことも考えられます。自分のおかれた状況によっては、働きやすい職場も、働きにくくなってしまいます。自分のライフプランとの兼ね合いを考え、求人を選ぶようにしましょう。

1つの条件に固執しない
1つの職種に絞って転職をすると、仕事環境が合わなかった際すぐに転職をすることになります。実際に、人気職の事務だからという理由で入社すると、毎日残業があって後悔したという失敗もみられます。自身が求める労働環境によって、理想の求人は変わります。なるべく1つの条件に絞ることは避けましょう。

妥協できない条件を決める
転職理由を明確にして、譲れない条件を設定しましょう。満足のいく職場じゃないという理由で転職を決めると、次の職場でも同じ不満を持つ可能性があります。かならず今の職場の何に不満を感じているのかを明らかにしてから転職先を決めましょう。