40代女性の転職|40代女性の転職を成功に導くポイント
40代女性の転職|40代女性の転職を成功に導くポイントを解説
厚生労働省が令和元年に発表した「雇用動向調査結果の概況」によると40代の転職入職率は以下のような結果が出ています。
・40~44歳女性…13.1%
・45~49歳女性…10.8%
20代や30代に比べると40代女性の転職入職率は下がっており、40代での転職をする人自体が少ない傾向にあります。しかし転職できないわけではありません。40代で転職を目指す方は、スキルの棚卸をして自身の強みを確認するなど事前準備を入念に行いましょう。
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40代女性の転職理由
転職理由では40代前半、40代後半ともに労働条件や給与、職場の人間関係といった転職理由が目立ち、ライフイベントに関する理由での転職は少なくなります。こうした傾向から結婚や育児といったライフイベントを終え、より自分らしく働ける環境を選ぶ動きが見て取れます。
またもう一つの特徴として、40代からは他の年代と比べると「介護・看護」の割合がふえていきます。親世代が高齢になる40代では両親の介護をするために、時間に融通が利く仕事へ転職するケースも増えます。こうしたことから、自分の希望も含め、最適な就業条件を確認しておくのが大切です。
40代女性の転職で期待されることは
ポテンシャルではなく、即戦力を求められることが多くなる年代です。マネジメントスキルや、専門知識を活かして、社内で中核を担う働きが期待されると考えておきましょう。またポジティブアクションに力を入れ始めた企業などでは、女性管理職のロールモデルとしての活躍を期待されることもあるでしょう。
40代女性 前半
職務に関連する高いスキルと部下を率いる能力が求められることも多くなります。40代前半の採用では企業側は若年層の採用よりも高いコストをかけることが少なくありません。企業としては、即戦力であることに加えて、チームとして結果を残せる人材を求めています。できるだけその期待に沿えるようなスキルの棚卸しが重要です。
40代女性 後半
40代後半では、アピールできる実績に加えて、管理能力があることも大切です。個人でだせる売上には限りがあり、それを目的に採用を行うのであれば、伸びしろや長期的に勤務できる若年層を採用する傾向も企業によってはあるためです。40代後半を採用する企業側の目的としては、管理経験が豊富な人材を採用する目的の一つとして、自社の後進を育成して組織成長を促すことが挙げられます。40代後半では個人実績はもちろんのこと、イチから組織を創りあげたり、チームを育成したりすることで結果を出した経は採用担当者の目にとまりやすいでしょう。
40代女性が転職を成功に導くポイント
転職の目的を決める
キャリアアップ、給与、仕事内容など転職する目的によって転職活動の軸が変わるため、転職の目的は明確にしておきましょう。ただ現状に満足をしていないという理由で転職をすると、前職と同じ不満を抱いて、すぐ転職をしてしまう可能性も高まります。例えば40代女性の転職理由として増えてくる「介護・看護」をするために転職を行う場合には、ワークライフバランスの重視が条件に入ってくるでしょう。このように転職活動を行う前には必ず転職の目的を明確にしておきましょう。
積極的に応募をしてみる
求人はいつまでもあるわけではありません。希望の求人をみつけたら応募する癖をつけましょう。企業が求めるスキル・経験と自身の経歴がマッチすれば選考を通過することができます、年齢を理由に応募を取りやめるのではなく、チャレンジしてみることも大切です。
転職条件に優先順位をつける
条件が多いと、転職が長期化する可能性があります。自身が転職する目的と、転職先に求める条件を順位付けしましょう。加えて、譲れない条件の線引きを行うと、転職活動がよりスムーズに進むはずです。
キャリアを見つめ直す
40代では経歴が長い分、話す内容が多くなるので面接官に強みが伝わりづらくなる可能性があります。同年代との差別化を図るためにも、今までの経験の見直しを行い、自身のアピールポイントを明確にしておきましょう。
40代女性の仕事体験談
40代女性の転職体験談1
(43歳 女性)
結婚・出産を機に退職しました。その後は子育てのかたわらパートや派遣で仕事をしていたのですが、子どもが大きくなり手がかからなくなったタイミングで転職を決意。自分は仕事が好きだったので、フルタイムで裁量のある業務をしたくなったんです。
当時43歳だったため「年齢的に転職は難しい」と回りから止められましたが、実際にやってみるとそこまで厳しさは感じませんでした。前職の経験を活かせる職種にしたことが有利に働いたのかもしれません。「自分にできること」と「仕事への熱意」をしっかり伝えられれば、興味を持ってくれるところはあると思います。
40代女性の転職体験談2
(46歳 女性)
「転職を決意した理由は、もっと家族との時間を大切にしたかったからです。前職は塾長として大勢の講師を統括し、やりがいを持って仕事をしていました。ただ拘束時間が長く、家族との時間を取れないのが悩みでした。
46歳から転職活動を始めるのはかなり不安でしたが、今にして想えば行動に移して良かったですね。自分のマネジメント経験を評価してもらい、結果として納得のいく転職ができました。」
40代女性の転職失敗談
(42歳 女性)
「子育てに理解のある企業へ転職をしましたが、どうしても業務に興味が持てず悩んでいました。そこで一度転職活動を始めたのですが、子育て真っ最中で労働時間などに制約が多かったため上手くいきませんでした。
その後やはりやりがいのある業務への憧れを捨てきれず、43歳で転職を決意。子育てもひと段落していたため前より条件を緩めることができ、結果として納得のいく転職ができました。自分のライフスタイルの変化も、転職に影響することがあるんだなと実感しましたね。」
よくある質問
- 40代女性の転職は厳しいですか?
- 難しい場合もありますが、転職ができないわけではありません。パートや契約社員であれば、未経験可の求人もあるので比較的転職しやすいといえます。正社員の場合、求人数が少なく即戦力となる経験やスキルを有することが応募条件となっていることが多いため、自分の経験と実績にマッチした求人を探してみましょう。
- スキル・資格なしでも転職は成功しますか?
- 雇用形態によってはスキル・資格なしでも転職できる可能性があります。ただ基本的には即戦力であることが重要です。自分に何ができるかを考え、自分の持っているスキルや経験をアピールできるようにしておきましょう。
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面接で好印象を与えるためのポイント
ビジネスマナーや言葉遣い
40代は言葉遣いやビジネスマナーが身についていることは前提とみなされます。面接前に今一度確認しておきましょう。もし緊張するようであれば、周りの人にお願いし、模擬面接をしてみましょう。
書類の内容と面接でのアピールに一貫性を持たせる
書類の内容と、面接でのアピールに一貫性を持たせるようにしましょう。特に経験豊富な40代の女性であれば、アピールする内容を明確にしておかないと面接でしゃべる内容が散漫になってしまいがちです。
「会ってみたい」と思わせる内容を意識して書類を作るのはもちろん、特定のスキルや経験をアピールするための準備をしっかりと行えるとよいでしょう。
面接に着ていく服装
基本的には、スーツで面接に臨みましょう。企業によっては私服指定の場合もありますが、その際はオフィスカジュアルを意識します。メイクは控えめにして、アクサリー類は小ぶりのものにするのが一般的です。
また靴やかばんは服装に合わせたものを意識し、黒やグレーといった落ち着いた色合いのものをおすすめします。 -
40歳からでも長く働ける仕事について
事務職
事務職は、残業が少なく勤務時間に融通が利くなど、比較的長く働きやすい職種と言えます。前職で事務職の経験がある方は、業界関係なく選考で優遇されやすいでしょう。ただし事務職は人気の職種です。選考に臨む際にはしっかりと準備しておきましょう。
接客業
女性ならではの気配りや、コミュニケーション能力といった今まで培ってきた豊富な経験を接客業では活かすことができます。接客の経験を活かせる業界は多く、飲食店やブライダル、セレモニースタッフなど活躍の場は多岐に渡ります。 -
就職に役立つ転職ノウハウ
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この記事の監修・著者プロフィール(株式会社クリエイト Webマーケティング担当)
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