幼稚園教諭の転職・正社員求人
幼稚園教諭の仕事内容|求人募集や転職体験談
幼稚園教諭とは、学校教員の一種で、小中学校の先生と同じ教員免許を取得した人がなる職業です。幼稚園教諭免許状には、幼稚園教諭専修免許状、幼稚園教諭一種免許状、幼稚園教諭二種免許状の3種類があります。幼稚園教諭専修免許状は大学院で、幼稚園教諭一種免許状は大学で、幼稚園教諭二種免許状は短大、専門学校で取得できます。
免許の種類によっての仕事内容の違いはほとんどありませんが、将来的に給与や待遇が変わってきます。 幼稚園教諭は子どもたちが生活するうえで必要な知識を教え、指導します。教育というと堅苦しく聞こえますが、子どもが楽しみながら成長できるように、さまざまな工夫をするのが幼稚園教諭の仕事です。遊びやスポーツ、ゲームを通して、子どもが集団生活でのコミュニケーション能力などを身につけられるようにするのです。
子どもを預かる時間は平均で4?5時間ですが、延長保育を行なっている幼稚園もあります。満3歳から小学校に入学するまでの子どもを預かります。 幼稚園教諭の職場はおもに幼稚園で、公立と私立とあります。それ以外にも、小学校受験などを目指す幼児教育を行なう教室で求人がある場合もあります。
また、近年では認定こども園も増えています。認定こども園とは、幼稚園と保育所の機能とを併せ持ち、教育と保育を一体的に行なう施設です。0?5歳までを預かります。もともと幼稚園だった施設が認定こども園に変わる、また、その逆もあります。
幼稚園教諭として働くことのやりがいとは
幼稚園教諭の仕事のやりがいはなんといっても、子どもの成長を見られることでしょう。幼稚園は学校の一種ですから、保育所に比べてプールや体操、園内行事に力を入れていることがあります。行事ごとに子どもがどんなことができるようになったかを見守っていきますが、子どもたちは新しいことをどんどん吸収していく年齢です。大人が追いつかないようなスピードで、できることが増えていきます。
自分の指導したことが子どもの成長や、可能性を広げることの助けになっているのです。これは大きなやりがいとなるでしょう。 また、公立の幼稚園に幼稚園教諭として勤務すると、立場としては公務員になりますので、給与や待遇面がよくなる場合があります。求人を選ぶ際のポイントのひとつにしてもよいでしょう。
幼稚園教諭の仕事を通して学べること
幼稚園教諭が仕事中に一番長く時間を過ごすのは子どもです。子どもは思い通りになりません。友だちと仲良くしましょう、順番を守って遊びましょう、と説明しても、うまく理解でいなかったり、「そんなことはしたくない!」と聞いてくれなかったりすることもあります。それでも根気よく、子どもに教えなければなりません。忍耐力が身に付くようになるでしょう。
幼稚園では、毎月のようにやってくる季節の行事を計画します。園内で子どもたちと幼稚園教諭だけでやるものもあれば、発表会というかたちで保護者を招いて行なう行事もあります。アイディアを出し、それを実行していく能力が身に付くでしょう。 幼稚園教諭は、子ども接しているイメージが強いかもしれませんが、それだけではありません。
預かっている子どもがどんな様子で遊んでいたか、どんなことができるようになったか、お昼をどのくらい食べたかなどを、保護者に報告をします。連絡用のノートに記しますが、近年ではデジタル化されている幼稚園もあります。この作業は、子どもの面倒をみる合間に行ないます。短い時間をやりくりして書くことになりますので、簡潔に文章を書けるようになったり、短時間で効率よく作業を進められたりするようになるでしょう。高い事務処理能力が身に付くということです。
また、子どもはまだ、自分の感情や状態をうまく言葉にはできません。たとえば具合が悪かったとしても、痛いのか、かゆいのか、それがどこで起こっているのかも、うまく言えないでしょう。そんなとき幼稚園教諭は、子どもを観察して変化に気づくようにしながら、子ども自身の言葉でうまく説明できるように誘導しなければなりません。このように、小さな変化を見逃さずに気づき、必要な処置をできる能力は、幼稚園以外の職場でも重宝されるでしょう。
幼稚園教諭の仕事から描けるキャリアアップ
幼稚園教諭と仕事内容の近い職業として、保育士があります。保育士の働く場所は保育所以外にも、コンサートホール、劇場、大規模イベント、美容室、映画館などに設置されている託児所でも働けます。子どもに接する仕事の幅を広げたいと考えるなら、保育士の資格を取得するとよいでしょう。
保育士の資格取得については、厚生労働省が平成27年度から5年間実施する、「幼稚園教諭免許状を有する者における保育士資格取得特例」が利用できます。保育士の資格を最短で、負担が少なく取得できる制度で、現在幼稚園教諭として働いている人以外でも、幼稚園教諭の資格を持っている人、一定以上の実務経験がある人が対象となっています。
また、子どもに毎日接しているわけですから、どんなものが子どもに必要かもわかってきます。子どもに直接関わるのではなく、子どもが必要なものに関わりたいと考えるなら、子ども服の販売、子ども向けアミューズメントパークなどでも働けるでしょう。
幼稚園教諭の仕事体験談
幼稚園教諭の仕事体験談:働いてよかったこと
(30代・男性)
「事務職から幼稚園に転職しました。子どもたちは毎日同じ時間に登園してきて、同じ時間に帰っていきます。一日の流れは同じなんですけれど、毎日がとても新鮮に感じます。子どもたちのおかげだと思います」
幼稚園教諭の仕事体験談:働いてよかったこと
(40代・女性)
「人見知りの子がクラスにいて、気をつけて見ていました。一緒に遊んでという一言もなかなか言えなかったのに、年度末でクラス替えをむかえるころには、仲のよいお友だちができていました。一年間、見守っていてよかったなと思います」
幼稚園教諭の仕事体験談:たいへんだったこと
(20代・女性)
「こどもの日でも、七夕でも、クリスマスでも、子どもたちと一緒に飾りを作るのですが、不器用で工作が苦手なんです。子どもたちに教えられるのかなと思っていましたが、今は、不器用な私でもできる方法を教えればいいんだと気づきました。気づいてからは、私がひっかかったのと同じ箇所でつまずいている子にも、教えられるようになりました」
よくある質問
- 「子どもたちが帰った後はなにをしているんですか」
- 子どもが帰った後で、集中して事務仕事や雑務をすることになります。翌日の保育計画を立てる、教材として使うものを準備する、行事の計画を立てる、子どもたち個人の記録をとるなどです。
幼稚園教諭の正社員求人を探す - 「幼稚園教諭の資格がないと幼稚園では働けませんか」
- 子どもを見守るのに人手はあればあるほど助かります。ですから幼稚園では補助の仕事があり、資格がなくても働ける場合があります。クラス担任をしている幼稚園教諭の補助をします。求人では、副担任、という書き方をされているかもしれません。
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幼稚園教諭の仕事に未経験から挑戦するときの注意点
幼稚園教諭は、立場としては公務員であるため、特に公立幼稚園では長く勤める人が多い傾向にあります。公立幼稚園で働きたいと考えていて、もし求人が出ているのを見つけたら、機会を逃さずに応募してみるとよいでしょう。 幼稚園では季節の行事がとても多いです。入園式に始まり、こどもの日、七夕、プール開き、運動会、芋掘り、クリスマス、豆まき、ひなまつり、年度が変われば子どもたちの年次も変わります。
さらに、発表会のような形で保護者を招き、子どもの成長を見てもらう行事もあります。学生時代の時間の流れかたを思い出してみるとよいでしょう。 また、立ったまま子どもを指導したり、話しかけるときは中腰になったり、子どもを抱きあげたりすることもあります。特に、今までオフィスワークだった人などは、体力をつけておくとよいでしょう。 -
幼稚園教諭の仕事に正社員で就く・転職する際に注意したいこと
家庭でも人それぞれ、子どもの育て方が違うように、幼稚園でも施設ごとに教育理念が違います。幼いころは外遊びをメインにして体力がつくようにする、知識を吸収できる年齢だから日本だけでなく英語も教えるようにするなど、幼稚園ごとに特色があるのです。自分の保育に対する考え方に近い職場を選ぶようにしましょう。
また、近年は幼稚園の数や、そこに預けられる子どもの人数が減少傾向にあります。核家族が増え、14時や15時までの預かりではフルタイムで働けないという親が増えているからです。預かり時間の延長という形で対応している幼稚園もありますが、今後、変わってくる可能性があります。2006年、幼稚園の機能と保育所の機能を併せ持った認定こども園が創設されました。
幼稚園のなかには、認定こども園に形態を変えていっている園が少なくありません。認定こども園は、0歳から小学校に入学するまでの子どもを対象とし、預かる時間も幼稚園よりも長くなっており、保護者の需要に合わせた施設なのです。つまり、幼稚園に就職したとしても、将来的に認定こども園に形態が変わる可能性があるのです。認定こども園で働くには、幼稚園教諭の資格のほかに、保育士の資格も必要になってきます。園の形態が変わったからといって、すぐに、幼稚園教諭の資格だけでは働けなくなるということはありません。
しかし、一定の期間を設けて、保育士の資格を取ることを求められます。保育士の資格を持っていない人は注意するとよいでしょう。保育士の資格取得については、厚生労働省が平成27年度から5年間実施する、「幼稚園教諭免許状を有する者における保育士資格取得特例」が利用できます。保育士の資格を最短で、負担が少なく取得できる制度で、現在幼稚園教諭として働いている人以外でも、幼稚園教諭の資格を持っている人、一定以上の実務経験がある人が対象となっています。幼稚園に勤務しながらでも資格を取得することができますので、資格取得を目指すとよいでしょう。 -
幼稚園教諭の求人・転職はこんな人に向いている
幼稚園教諭は毎日子どもと接しますから、子どもが好きな人はもちろん向いています。人生のなかで自分や親族、友人の子ども以外の子どもに接する機会は少ないものです。大勢の子どもに囲まれながら働ける仕事です。
また、幼稚園教諭には保護者とコミュニケーションが取れる人も向いています。子ども同士の集団のなかにいるときの様子を保護者は知りません。保護者がそばにいると甘えることのある子どもでも、友だちの前ではしっかりふるまう、年下の子の面倒をみたりすることもあるでしょう。そんな成長の様子を保護者に伝えることも大切な役割です。 -
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この記事の監修・著者プロフィール(株式会社クリエイト Webマーケティング担当)
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