介護職員初任者研修の転職・正社員求人

介護職員初任者研修は介護の基礎を学べるだけでなく、上位資格の介護職員実務者研修や介護福祉士にもつながる資格です。

介護職員実務者研修は、かつてのホームヘルパー1級の後継資格として位置づけられている資格で、450時間の講習を修了することで取得できます。介護職員初任者研修よりも対象範囲が広く、より専門的な介護の知識を学ぶことがでます。

そして、介護職員実務者研修は国家資格である介護福祉士の受験条件にもなっています。介護福祉士は指定の養成校を卒業することでも受けられますが、介護職員実務者研修の資格があれば学校に通う必要はありません。

このように、介護職員初任者研修は上位資格取得のためのファーストステップであるため、
取得することでキャリアアップが図れるというメリットがあります。

厚生労働省の「平成３０年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、常勤介護職員の平均月収（手当、賞与含む）は以下のようになっています。

・保有資格なし…261,600円
・介護職員初任者研修…285,610円
・介護職員実務者研修…288,060円
・介護福祉士…313,920円

無資格の平均月収に比べて、介護職員初任者研修保有者は約24,000円高くなっています。また、上位資格である介護職員実務者研修や介護福祉士になると、さらに平均月収が高くなります。

介護職に資格は必須ではありませんが、資格手当を支給する事業所が多いため、取得しておくことで給料アップが期待できるでしょう。

慢性的な人手不足の介護業界は、無資格・未経験者を歓迎している求人もありますが、中には介護職員初任者研修が条件になっている求人も少なくありません。つまり、介護職の経験がなくても、資格を持っているだけで選択肢が広がるということです。そのため、多くの選択肢の中から、より希望条件に合った職場を見つけられる可能性が高くなるでしょう。

そして、介護職員初任者研修は基本的な知識を身に付けている証明なので、選考時には無資格者よりも有利になるでしょう。入社後に身に付けなければならない知識や技術も多いですが、基礎知識があるだけでも教育にかかる時間を削減できるからです。また、資格があることで志望動機や自己PRにも説得力を持たせることができるというメリットもあります。

このように、介護職員初任者研修を持っておくことで、より希望条件に合った職場で働ける可能性が高くなるのです。