サービス提供責任者の転職・正社員求人
目次
サービス提供責任者とは?転職・求人募集|サ責の資格や仕事内容を徹底解説! サービス提供責任者の求人を詳しくチェック|未経験での転職・就職は可能? よくある質問:サービス提供責任者の試験は難しい?サービス提供責任者とは?転職・求人募集|サ責の資格や仕事内容を徹底解説!
サービス提供責任者(サ責)とは、訪問介護サービスにおいてヘルパーとケアマネジャー、利用者をつなぎ、質の高いサービスを提供できるようにコーディネートする仕事です。
具体的にはケアマネジャーが作成したケアプランを元に以下の仕事を行います。
<主な仕事内容>
「サービスの申込手続きや調整」
「ヘルパーの手配」
「技術指導」
「各関係機関との連絡調整」
訪問介護事業所にはサービス提供責任者の配置が義務付けられているため、訪問介護サービスにおいて欠かせない存在と言えるでしょう。
サービス提供責任者は職種名なので、介護福祉士や介護職員初任者研修のように資格や研修があるわけではありません。
以下の資格を持っていれば、サービス提供責任者として働くことができます。
・介護福祉士
・実務者研修
・実務経験3年以上の介護職員初任者研修修了者
・実務経験3年以上のヘルパー2級(旧資格)所持者
・ヘルパー1級(旧資格)
・介護職員基礎研修(旧資格)
なお、ヘルパー1級と介護職員基礎研修、ヘルパー2級の制度はすでに廃止・統合されているため、これからサービス提供責任者を目指す場合は、介護福祉士または実務者研修の取得・修了が必要です。
サービス提供責任者の求人を詳しくチェック|未経験での転職・就職は可能?
訪問介護事業所では、
・直近3カ月の利用者数が40人以下…常勤1人以上
・直近3カ月の利用者数が41~80人…常勤2人以上
・直近3カ月の利用者数が81~120人…常勤3人以上
といったように、サービス提供責任者の配置が義務付けられています。
また少子高齢化や平均寿命の上昇により、訪問介護をはじめとする介護サービスの需要はどんどん拡大しています。
そのため、サービス提供責任者の需要は安定していると言えるでしょう。
ただし、サービス提供責任者も経験者が有利なことがあります。
未経験OKと記載された求人もありますが、しばらく介護スタッフとして経験を積んでからサービス提供責任者になることが多い傾向があります。
未経験から目指す場合は、サービス提供責任者になるまでにある程度の期間が必要であることを理解しておきましょう。
サービス提供者(サ責)に向いている人と向いていない人
サービス提供責任者(サ責)は、常に人とのコミュニケーションが伴う仕事であり、介護スタッフや利用者から信頼される存在でなければなりません。
またサービスを管理する立場として事務作業能力も求められるため、以下のような人に向いています。
・コミュニケーション能力が高い人
・急なトラブルにも冷静に対処できる人
・細かい事務作業も苦にならない人
・人の役に立ちたいという気持ちが強い人
・複数の業務を同時に進められる人
反対に以下の人はあまり向いてないかもしれません。
・私情で仕事の態度が変わってしまう人
・自分のペースで仕事を進めたい人
・仕事の成果をすぐに求める人
・クレームが強いストレスになってしまう人
これらの条件を全て満たさないとサービス提供責任者に向いていないわけではありません。
あくまでも傾向、目安のひとつとして参考にしてください。
サービス提供責任者の給料
公益財団法人 介護労働安定センターの「令和元年度介護労働実態調査」によると、サービス提供責任者の平均月給・時給が掲載されています。
正社員の場合は月給248,564円が平均です。一方で非正規社員の時給は1,297円という結果でした。
サービス提供責任者の給料は、生活相談員やケアマネジャーと同じように、一般の介護職よりも高い水準です。
介護職員として働いている人は、サービス提供責任者になることで給料アップが見込めるでしょう。
介護に関する知識や考え方を深めるだけでなく、収入面のメリットもあるため、
サービス提供責任者は介護業界でステップアップを考えている人におすすめです。
サービス提供責任者の仕事体験談
サ責の転職体験談:働いてよかったこと
(30代・女性)
サービス提供責任者は、業務範囲が広く忙しい仕事ですが、「こんな介護サービスを提供したい」「利用者さんを安心させてあげたい」という思いを実現できる仕事でもあります。
また、ケアマネジャーやヘルパーなどさまざまな職種の人と関わるので、介護の知識や考えも日々深められます。
サ責の転職体験談:働いてよかったこと
(40代・男性)
もともと訪問介護スタッフとして働いていましたが、サービス提供責任者にステップアップしました。
業務の範囲が広がったので介護業界への理解がさらに深まりましたし、収入も増えました。
今の仕事に非常にやりがいを感じながら働けています。
サ責の転職体験談:たいへんだったこと
(30代・女性)
「サービス提供責任者=デスクワーク中心」
だと思っていましたが、実際は介護現場での業務も多くヘルパーと兼務のような状態もしばしばあります。
そのため時期によっては大変忙しくなりますし、「疲れる」と感じる方もいるようです。
よくある質問
- サービス提供責任者の試験は難しい?
- サービス提供責任者は職種名であり、資格試験や研修はありません。
サービス提供責任者になるためには、介護福祉士、実務者研修、介護職員基礎研修、ヘルパー1級のいずれかの資格が必要です。
介護職員基礎研修とヘルパー1級はすでに廃止されているため、これから目指す場合は介護福祉士または実務者研修の資格を取得しましょう。
介護福祉士は一定の学歴や実務経験条件をクリアすると受けられ、実務者研修はだれでも受講可能です。 - サービス提供責任者になるための勉強法は?独学でも大丈夫?
- サービス提供責任者になるためには、介護福祉士または実務者研修の資格を取得しなければなりません。
実務者研修は受講条件がなく、全国のスクールや通信講座を受講することで取得できます。
カリキュラムは合計で450時間あり、修了試験はありません。
一方介護福祉士は国家資格であり、指定の養成校を卒業または実務経験+実務者研修などの条件を満たした場合に受験できます。
実務者研修ルートの場合は養成校に通う必要はないため、テキストでしっかりと対策をすれば独学でも合格を目指せるでしょう。
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サービス提供責任者のヘルパー兼務について
訪問介護サービスにおいては、利用者の人数に応じてサービス提供責任者の配置が義務付けられています。
そして、配置義務をきちんと満たしているのであれば、ヘルパーと兼務することも認められています。
人手不足のため、時にはサービス提供責任者がヘルパー業務を行う事業所もあるようです。
また普段はサービス責任者としての業務が中心で、ヘルパーの欠勤や急なトラブルが起こったときに代理として訪問介護を行うケースもあります。
サービス提供責任者としての仕事は連絡調整や書類業務が多いですが、
勤務先によってはヘルパー業務も行うため、転職時には仕事内容をよく確認しましょう。 -
サービス提供責任者に夜勤はある?
サービス提供責任者は、主に訪問介護サービスのコーディネーター役として働くため、基本的には夜勤はありません。
また法令により配置人数が決められている役職であり多くが正社員として採用されるため、安定した就業環境で働けるでしょう。
しかし、ヘルパーと兼務する場合や人手不足の場合など、事業所によっては夜勤が必要になることもあります。 -
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この記事の監修・著者プロフィール(株式会社クリエイト Webマーケティング担当)
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