歯科衛生士の転職・正社員求人
歯科衛生士の求人|転職状況や未経験での就職・仕事内容について
歯科衛生士は母数が多く、他の職種に比べると転職は比較的難しいとも言われています。
しかし歯科医院の数は全国で約70,000件と「コンビニよりも多い」と言われており、働き先は数多くあり需要がないわけではありません。
また正社員求人・転職情報だけではなくパート募集も多く、働き方にこだわらなければ比較的就職先を見つけやすい仕事だと言えるでしょう。
公益社団法人 日本歯科衛生士会が、常勤・非常勤を含めた歯科衛生士全体を対象にした調査では「転職回数が1回ある」と答えた人が21.4%、「2回以上ある」は52.0%でした。
結婚や出産などのライフスタイルにあわせて転職し、様々な職場で働けるのも歯科衛生士の大きな特徴と言えるでしょう。
歯科衛生士とは|なるには?
歯科衛生士は口腔衛生向上のために歯や口腔の健康をサポートするスペシャリストです。
歯科予防措置、歯科診療の補助、歯科の保健指導などの業務を通じて、患者様一人ひとりの口腔ケアを推進します。
歯科衛生士になるには、国家試験に通過しなければいけません。令和2年は受験者数7,216名に対して、合格者数は6,808名となっており、合格率94.3%。
毎年多くの方が歯科衛生士に挑戦しているのがわかります。
歯科衛生士の仕事内容
歯科衛生士の主な仕事内容は以下の3つに大別されます。
・歯科診療補助
・歯科予防補助
・歯科保健指導
歯科診療補助とは歯科医師が患者の治療に当たっているときの補助です。医師の指示に従って様々なサポートを行います。
歯科予防補助とは、口内の健康を維持するための業務です。具体的には口腔内のクリーニングや歯石除去、フッ素塗布などを行います。
最後に歯科保健指導は、歯の磨き方などを患者に対してアドバイスする仕事です。より長期的に歯の健康を守っていくための大切な業務です。
歯科衛生士に転職する時のポイント
「これまで歯科衛生士として5年間働いてまいりました。
その中で歯周病ケアなどの口腔内の健康をはじめとする予防歯科の重要性を深く認識するようになりました。
私は歯科衛生士として予防歯科の分野での経験をさらに積みたいと考えております。
様々な歯科を見学する中で、予防歯科に強く力を入れている貴院でならば、
自分が希望する知識やスキルを会得できると思ったので志望いたします。」
「雇ってもすぐに辞めてしまう」と思われないようにも、熱意だけでなく「なぜこの職場なのか」を明確に伝えるようにしましょう。
例えば「これまでの職場を辞める理由はさらなるステップアップのため」「ステップアップのためには転職先の医院がベストだと考えた」といった内容です。
面接の際にも同じことを聞かれる可能性は高いため、対面でもしっかりと熱意伝えられるように準備しておきましょう。
歯科衛生士・歯科技工士の仕事体験談
歯科衛生士の仕事・転職体験談:働いてよかったこと①
(30代 女性)
「私は歯科衛生士の仕事を通じて、『人の役に立つことにやりがいを感じるんだな』と実感しました。
患者様は、歯が生えたばかりの乳児からお年寄りまで様々です。
患者様によって口腔内の状態は異なるので、患者様1人1人にあったブラッシング方法や補助具を選んだり、使い方を説明したりしています。
また、体のことや日常生活のことまで、様々なことを聞いて口腔内以外の部分や生活習慣においても個別に指導方法を考えています。
大変ではありますが、一人ひとりに寄り添って提案をし、喜んでもらえた時の嬉しさはひとしおです。
歯科衛生士は患者様のためになる、とてもやりがいのある仕事だと思います。」
歯科衛生士の仕事・転職体験談:働いてよかったこと②
(30代 女性)
「私は資格を保有していますが、資格がないスタッフも生き生きと仕事ができる環境です。
最初は自分に業務が務まるか不安だったのですが、みんな丁寧に仕事を教えてくれるので、すぐにそんな心配は吹き飛びました。
女性が多い職場なので、女子会やランチミーティングなど楽しく話しかける環境なのも、不安がなくなった理由の一つかもしれません。」
歯科衛生士の仕事・転職体験談:働いて大変だったこと
(20代 女性)
「何時間も立ち仕事なので帰宅後に足がむくむのは悩みと言えば悩みかもしれません。ずっと立ちっぱなしなので慣れないうちはきついと感じるかもしれませんね。
職場環境についてですが、友人の中には先生や他のスタッフとの人間関係で辞めてしまう方もいました。職場によっても雰囲気は大きく違うので、合わない職場に行くと大変かもしれません。
こればっかりは縁だと思うので自分の適性を見極めるしかないですね。
ただ歯科衛生士として働ける場所はとても多いので、自分に合った職場をじっくり探せるのはメリットかもしれません。」
よくある質問
- 正社員ではなく、パートで歯科衛生士として働くことはできますか?
- 歯科衛生士のパートを募集している歯科医院は多数あります。
国家資格を持っている方の募集のため、時給は比較的高く設定されているのが一般的です。
パート求人も多く、全国に働ける場所があるため、結婚・出産などライフイベントに応じて就業形態を変える方も多いようです。 - 歯科衛生士の職場には歯科医院の他にどんなものがありますか?
- 歯科医院以外の歯科衛生士の職場としては以下のようなものがあります。
歯科衛生士としての就職先の実に9割が歯科医院ですが、実際には歯科医院以外にも多数の活躍場所があります。
・大学・総合病院
・市町村保健センター
・介護・福祉施設
・歯科関連企業
大学・総合病院の口腔外科や歯科でも歯科衛生士は働くことができます。
他には市区町村の保健センターでは歯科保健指導や歯科検診の補助などのために歯科衛生士が勤務しています。
また最近では、高齢者の健康管理のため口腔ケアの需要が高まっており、介護・福祉施設でも歯科衛生士を雇用する所が増えてきています。
さらに医療機器・治療機器を開発・製造するメーカーでも歯科衛生士が活躍する例は増加傾向にあります。
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正社員として歯科衛生士に向いている人
歯科衛生士に向いている人の特徴は以下の3点です。
・人と接するのが好き
・生涯働ける仕事がいい
・体力に自信がある
患者さんとかなり近い距離で接する歯科衛生士は、患者さんとのコミュニケーションも重要な仕事です。
そのため、人と接するのが好き・人と話すのが好きという人は特に歯科衛生士に向いているでしょう。
また、歯科衛生士は正社員として勤務した後、結婚・出産後もパートなどで長く働くことができる職業です。
生涯現役で仕事がしたいという人にも歯科衛生士は向いています。
また歯科衛生士はずっと立ちっぱなしの仕事でもあります。ある程度は体力に自信がないと、最初はつらく感じてしまうかもしれません。 -
歯科衛生士と歯科助手の違いについて
仕事の内容について、歯科衛生士は患者様の治療や指導に当たることができるので、より医療行為に近い分野で働くことができます。
一方、歯科助手とは歯科医院の一般スタッフのような立ち位置で、受付や会計やカルテ管理などの事務作業の他、器具の清掃や準備などなんでもこなさなければなりません。
そのため、歯科助手の仕事の内容は勤務する歯科医院によって大きく異なるものになると考えておいた方がよいでしょう。
また、国家資格を持った仕事である歯科衛生士の方が報酬も高い傾向にあります。 -
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この記事の監修・著者プロフィール(株式会社クリエイト Webマーケティング担当)
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