保健師の転職・正社員求人
保健師とは?転職・求人募集|仕事内容や資格の詳細を徹底解説!
<総務省が保健師の増員計画を発表>
新型コロナ感染者の急増により、総務省は保健所で対応に当たる保健師を2021年~2022年度の2年間で約900人増員する計画を打ち出しました。自治体を支援する方針を打ち出しており、人件費等の必要経費に地方交付税を充てる計画になっており、保健師は今後需要の高まる職種と言っていいでしょう。
<保健師とは?>
地域に住む人たちの保健指導や健康管理を行うことが主な仕事内容です。
保健師には種類があり、下記のように分類されています。
・保健所や市役所で働く「行政保健師」
・学校保健室の養護教諭として働く「学校保健師」
・企業の健康相談室や医務室で働く「産業保健師」
保健師の求人募集は多いですか?転職するタイミングは?
看護師資格が必要なため、対象人数が少ない傾向がありましたが、今後は求人が増えていき、保健師へ就職・転職する人が増加しそうです。保健所等に勤める保健師は新型コロナ感染者急増の影響もあり、検査数が増加しているため、どこも不足している現状があります。
その状況を打破するために、総務省が「保健所で働く保健師を2年間で約900人増員する」と計画を打ち出しました。
今後は求人数も増えていくでしょうし、転職する職種としても人気が出てくるでしょう。
【転職前にチェック】保健師の仕事内容を詳しく解説
イメージしやすい保健師の仕事内容は「健康診断関連で相談にのってくれる方」でしょう。「日々の暮らしの中で生活習慣病を改善していくためのアドバイス」や「健康・身体のことで心配があるか」等、様々な相談内容に生活指導を行うことが主な仕事内容です。
他にも少子高齢化やメンタルヘルス対策、メタボ対策等の健康に関する日本全体の社会問題への取り組みもありますし、人々が健康的に過ごせるように指導していくのが保健師の仕事です。
※「保健師助産師看護師法」で「保健指導に従事することを業とする者」と定義されています。
【代表的な仕事内容】
<健康相談>
各自治体の保健所や保険センターで、市民からの健康相談を受けます。幅広い年代の相談に対応する必要があります。医師の治療が必要な病気やケガに対しては病院を紹介する場合もあります。
<生活習慣病の予防対策>
近年社会問題の1つにもなっているメタボに代表される生活習慣病について、改善できるように啓発活動を行うことも保健師の仕事です。生活習慣病を予防するための教室を開催する等して、住民の健康意識を高めていきます。
<乳幼児健診>
保健師の仕事内容の中でも重要になってくるのが、「生まれたばかりの乳児」と「母親の健康」への対応です。乳幼児への定期的な健診を母親に促す事も必要な仕事です。状況によっては、児童虐待への対応も行う場合があります。
保健師になるには?(転職に向けて資格の取得を目指そう)
まず保健師の資格を取得する前提として、「看護師」の国家試験に合格する必要があります。
保健師になるには大きく分けると2つのルートがあります。
<1つ目>
まず比較的多いのは「看護師の国家試験に合格してから挑戦する」パターンです。
「保健師の受験資格」は看護師国家試験に合格することが必要で、それから指定された保健師養成所を卒業するか、保健師専攻課程のある学校で必要とされている科目を修了する事になります。
<2つ目>
看護師と保健師のW受験を目指すパターンです。注意点としては「保健師に合格していても、看護師の国家試験が不合格」であれば、保健師になることはできません。
よくある質問
- 保健師の種類にはどのようなものがありますか
- 以下の4つに分類されています。
・行政保健師
・産業保健師
・学校保健師
・病院保健師 - 保健師の仕事内容とは
- 身近な例を挙げると、健康診断の後に「身体・健康の心配はないか」と相談できる方がいますが、それが保健師です。
「保健師助産師看護師法」では「保健指導に従事することを業とする者」と定義されています。
このように個人の健康相談にのることもありますし、生活改善・健康改善に向けたアドバイスをする事も求められます。他にも企業の従業員の健康相談にのったり、地域住民の健康を推進していく役目も担っています。 - 産業保健師とは?
- 主な仕事内容は、企業で社員の健康管理を行うことです。健康診断の際に、「健康面でのアドバイスを受けるかどうか」というような問いがありますが、そのアドバイスをしてくれる方が保健師です。保健師の求人募集をしている企業は大企業である事が多く、給与・給料も高めに設定されている場合が多くあります。
産業保健師とは|求人・転職状況や仕事内容、未経験での就職について - 行政保健師とは?
- 公務員として就職します。勤務場所としては「保健所」や「地域の保健センター」のように、行政関連施設に勤める事になります。主な仕事内容は市民・区民の健康維持や医療相談受付、他にも難病を抱える方のサポート等を行います。
行政保健師とは|求人・転職状況、仕事内容、未経験での就職について - 学校保健師とは?
- 学校保健師は小学校・中学校・高校・大学などに駐在して働きます。
主な仕事内容は怪我の応急処置等を行い、他にも教職員や生徒の健康管理が中心です。
他にも「いじめ」、教職員によるセクハラやパワハラへの対策・対応も行い、メンタルヘルスケアも大切な仕事の1つです。
※よく間違えられるのは「保健室の先生」。こちらは「養護教諭」という職種で、学校保健師とは違う仕事です。(養護教諭は別に資格がある) - 病院保健師とは?
- 代表的な仕事内容としては、「病院内での健康診断や健康相談」。他にも通常の看護師の仕事と兼務する場合もあります。
入院患者の退院に向けた支援で健康診断・保健指導を行います。退院に向けた支援として、入院中から患者や家族の相談に応じる事も大切な業務の1つ。退院後の生活には不安がつきものなので、患者が安心して退院生活が送れるように計画を作成したり、各自治体の社会保障サービス等の紹介を行います。 - 保健師になるには
- 保健師になるには「看護師」の国家試験に合格して資格を取得する必要があります。
まず比較的多いのは「看護師の国家試験に合格してから挑戦する」パターンです。
もう1つは看護師と保健師のW受験を目指し、一気に資格を取得するパターンです。
保健師になるには|資格の取り方や転職の現状、キャリアアップについて
保健師 × 条件で絞り込む
-
保健師の主な就職先は?
保健師の就職先でもっとも多いのは「保健所では?」と思う方が多いかもしれませんが、約半数の方が勤めるのが地域の保健センターやお役所です。保健所は約15%。企業や病院等は10%以下ぐらいの割合です。
現在は役所関連で働く保健師の方が多い状況ですが、将来的には少子高齢化の影響から介護分野へ力を入れていることもあり、介護施設や介護の現場で保健師が求められるようになっていくでしょう。
後は上記でも紹介したように、新型コロナの感染拡大の影響で、保健所に勤める保健師を増員する計画が発表されています。そのため、保健所勤務の求人が増えていくでしょう。 -
保健師の転職・求人募集
実際にクリエイト転職で掲載されていたことがる求人を参考に、主な仕事内容を紹介していきます。
<具体例>
1)地域包括支援センターで主任ケアマネージャー・社会福祉士と連携しながら、予防マネジメント業務を行います。
様々な機関と連携し、予防・支援・相談業務を行い、高齢者の方々が住み慣れた環境で健康的な暮らしができるようにサポートします。
2)地域の高齢者総合相談窓口として、高齢者の方が安心して過ごすことが出来るように、健康の保持及び生活の安定の為に必要な援助を行います。
3)介護老人保健施設内に併設されている施設のため、居宅介護支援事業所や施設事務職員と協働しながら健康的な暮らしができるようにサポートします。
保健師の転職・求人を探す -
転職活動前にチェック!仕事探しに役立つビジネス用語の記事
【保健所とは?】新型コロナのPCR検査数増加で保健師の転職需要・求人が増加
保健師の資格を取得するメリット|就職や転職に有利?
保健師の履歴書・職務経歴書の書き方|書く際の注意点を要チェック
保健師の面接で聞かれる志望動機|答え方のポイント
産業保健師とは|求人・転職状況や未経験での就職について
公務員の保健師「行政保健師とは」|求人・転職状況、仕事内容を解説
保健師になるには|資格の取り方や転職の現状、キャリアアップについて
保健師と看護師の違い|給料や役割、資格などの違いについて
看護師の夜勤専従業務を詳しく解説
【看護師になるには?】国家試験の内容や難易度
【看護師の退職理由】面接での伝え方と例文
エッセンシャルワーカーとは?意味・職種の種類を徹底解説! -
この記事の監修・著者プロフィール(株式会社クリエイト Webマーケティング担当)
※記事関する問い合わせは受付しておりませんので、ご了承下さい。
配信中の記事では、職種ごとの詳細な仕事内容、エリア情報、就職に役立つ資格の解説、ビジネス用語・経済ニュースの解説など、社会人として押さておきたい基本的な知識や最新情報をお届けしています。
クリエイト転職は地域密着をコンセプトに、仕事探しに役立つ最新の求人情報をお届けしています。
【コンテンツポリシー】
記事制作におけるコンテンツポリシー
【詳細プロフィール】
記事の監修・執筆者の詳細プロフィール
【クリエイト転職で仕事探し】
クリエイト転職で正社員の求人を探す