鹿児島県の転職・正社員求人

鹿児島県は九州地方の最南端に位置し、屋久島や種子島、奄美大島といった離島を多く有する県です。
鹿児島県の離島面積は全国で1位、その数については全国で4位です。
面積は約9,187平方キロメートルあり、全国で10位、九州地方では最も大きい県です。
総人口は1,648,000人（全国24位）と九州では福岡県、熊本県に次ぐ3位。江戸時代は薩摩藩が支配し、大和文化と琉球文化の交わる要所でもありました。
温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、農業や畜産などの第一次産業が盛んなことでも有名です。

鹿児島市
鹿児島県の県庁所在地である鹿児島市には人口およそ594,111人と鹿児島県の人口の27.8%が住んでいます。
高次な都市機能を備えた「中核市」のひとつであり、南九州の中心都市と言えるでしょう。
市の中心街には大久保利通像や西郷隆盛像を始め、明治維新の志士たちの遺跡が点在しています。
火山である桜島はその美しい姿から観光名所となっていますが、活火山であるため、東よりの風が吹く日は市街地に火山灰が降ることがあります。

鹿屋市の特徴
総人口103,608人と県内では鹿児島市、霧島市に続き第三位の人口を有する市です。
市の北部には高隈山系が連なり、西部には鹿児島湾に面して美しい海岸線が見られます。
「ばらのまち　かのや」としてばらの栽培に力を入れており、「かのやばら園」では100種類、6,500株のばらが栽培されています。
鹿屋市西原には海上自衛隊の基地があり、その敷地内にある「鹿屋航空基地史料館」が鹿屋海軍航空隊の歴史を伝えています。
鹿屋市には太平洋戦争中３つの飛行場が存在し、特攻隊員が出撃しました。
鹿屋市はこれらの戦跡を整備し、平和を伝える活動に取り組んでいます。

志布志市
総人口31,479人、鹿児島県では中規模の市です。大隅半島の南東に位置し、隣県である宮崎県の串間市に隣接します。
志布志湾に面した志布志港は飼料穀物の輸入港として大変重要な港湾です。ここから輸入された資料が南九州の各畜産地帯に搬出されています。
市の東部には南北朝時代に築城されたとも言われる志布志城跡があり、国の史跡として指定を受けています。

指宿市
総人口約41,831人、鹿児島県では第9位の都市です。
薩摩半島の南端に位置し、観光地として人気があります。
市の全域を霧島火山脈が縦断しており、豊富に湧出する温泉は指宿市では特に有名で、世界的にもまれな「砂むし温泉」は大きな観光財源のひとつです。
温暖で亜熱帯的な気候はまち全体に南国らしいおおらかさを演出しており、
南国フルーツの王様と呼ばれるマンゴーの栽培にも力を入れています。

鹿児島県の盛んな産業は卸･小売業、医療･福祉業、製造業です。
全国的に盛んな産業と同様の傾向ですが、医療･福祉業の割合が比較的高く、製造業の割合が低いのが特徴です。
製造業の中では食品製造業の割合が高く、電子部品・デバイス・電子回路製造業、飲料・たばこ・飼料製造業が続きます。
食品製造業の割合は全国と比較してもより高く、飲料・たばこ・飼料製造業が上位に入っていることも特徴的です。
また第一次産業（農林漁業）も盛んで、県内の産業全体における割合で比較した場合、鹿児島県は北海道につぎ全国第二位です。

鹿児島市で盛んな産業
卸･小売業、医療･福祉業、建設業が盛んな産業です。
鹿児島県全体の上位産業は卸･小売業、医療･福祉業、製造業ですので、製造業よりも建設業が盛んであることは鹿児島市の特徴と言えます。
建設業のあとには保険・金融業が続きます。
建設資材の商社や2015年に地方銀行同士が合併して生まれた銀行がそれぞれ鹿児島市に本社を構えています。

鹿屋市で盛んな産業
卸･小売業、医療･福祉業、製造業が盛んな産業です。
卸･小売業と医療・福祉業には差がほとんどありません。
製造業の中では食品製造業が最も盛んですが、続くのは飲料・たばこ・飼料製造業です。
これは鹿児島県全体と同様の傾向です。
農林漁業は県内で4位ですが、農林漁業の盛んな鹿児島県にあって4位ですので、こちらも比較的盛んな産業と言えるでしょう。

志布志市で盛んな産業
製造業、卸・小売業、医療・福祉業が盛んな産業です。
しかし医療・福祉業と農林漁業がほぼ同じくらい盛んです。
人口を考えると、志布志市で農林漁業は大変盛んな産業と言えます。
また、鹿児島県全体と比較して、製造業の割合が高いのも特徴的です。
畜産の飼料輸入で有名な志布志港と付随する飼料製造業の企業を有する都市であることが理由のひとつと言えるでしょう。

指宿市で盛んな産業
上位から医療・福祉業、卸・小売業、製造業が盛んな産業です。
ここまでは全国的にも同じ傾向が見られますが、この後には宿泊・飲食サービス業が後に続きます。
これは全国有数の観光地である指宿市らしい特徴と言えるでしょう。
また指宿市は県内において人口あたりの病院・福祉施設の割合が高いため、医療・福祉業が最も盛んな産業という特徴があります。

鹿児島県では卸売業、小売業に従事する人の割合が最も多く、次に医療・福祉系が続きます。
3番目に多いのは製造業の約83,000人ですが、卸売業、小売業や医療・福祉系がそれぞれ約13万、10万というところをみると、2つの業種に従事している人が突出して多いことが伺えます。

鹿児島市に多い業種や職業
鹿児島市は生活関連サービスや娯楽、宿泊業などが盛んです。特に宿泊業、飲食サービス業は全国平均で見ても高い水準にあります。

鹿児島市の製造業を見てみると食料品製造業が最も多く、全体の約30％を占めています。次に多いのが窯業・土石製品製造業で従業員構成比率は全体の7.5%です。

鹿屋市に多い業種や職業
鹿屋市では第一次産業である、特に農林漁業が盛んです。産業の指標である特化係数と労働生産指標どちらも全国的にみて高水準です。

また製造業では、電子部品・デバイス・電子回路製造業が盛んであり食料品やたばこ、飼料製造業がそれに続きます。賃金でみてみると、飲料・たばこ飼料などの製造業が最も高いという結果でした。

志布志市に多い業種や職業
志布志は工業製造品出荷額が全国の市区町村と比較すると高い水準にあり、医療・福祉分野に次いで製造業の求人割合が高い傾向にあります。

農林水産業を見てみると、菱田川の水田やシラス台地の畑地などの農地を活かした農業や畜産が盛んです。例えばいちご、ピーマン、茶、さつまいもなどは志布志市の特産品と言えるでしょう。

指宿市に多い業種や職業
指宿市で多い業種や職業は「製造業や商工業」「農林水産業」「旅館業」などが挙げられます。特に旅館業は九州新幹線鹿児島ルートが全線開業しアクセスが良好になったことから市全体で特に力を入れています。

鹿児島県の平均年収は約257万円です(和元年賃金構造基本統計調査)。これは全国平均の307万円をやや下回ります。ただ九州だけでみてみると、4位に位置しているため、そこまで低いわけではありません。
鹿児島市
鹿児島市の平均年収(所得)は約302万円でした。鹿児島県の平均年収が257万円であるため、比較的高い水準と言えるでしょう。

鹿屋市
鹿屋市の平均年収(所得)は268万円ほどです。
鹿児島県の中では高い水準と言えます。ただ全国平均でみてみると、少し低い水準であると言えます。

志布志市
志布志市の平均年収(所得)は246万円ほどでした。鹿児島県の中では少し低い水準に入りますが、地域で見るとそこまでの差はありません。割合の多い製造業や医療・福祉系産業が志布志市の平均給与に影響を与えていると考えられます。

指宿市
指宿市の平均年収(所得)は242万円ほどでした。鹿児島県の中では少し低い水準になります。ただ周辺地域と比較すると、そこまでの差はありません。